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2014年11月号  page1  page2


「祈って助けてください」
カンボジア 今村裕三、ひとみ

右から2番目がエスター姉  カンボジアでは信教の自由は保証されていますが、仏教が国の宗教と定められています。重要な仏教行事の一つが、プチュンバンと呼ばれるお盆です。陰暦のお祭りで今年は九月でした。十五日の間に先祖の魂と再会するために、七か所以上のお寺に寄進をしなければならないとされています。

 この時期は日本のお盆と同様、帰省する人が多く、家族が集まるのを楽しみにしているようです。私たちは久しぶりに帰って来られた大家さんの御主人とそのご家族をお招きして、食事をともにしました。

 この行事の間は早朝三時からお経が寺院のスピーカーから大音量で流れてきます。安眠妨害になるだけではなく、霊的にも暗い時期です。また、クリスチャンはお寺に行かないのでいろいろと嫌みを言われたりします。

 ストゥントラエンの町の教会は、祈り会を二日続けて行いました。私が参加した時は、床にビニールテープで大きなカンボジアの地図を描き、それをみんなで囲んで祈り、次に国の中に入り、みんなでカンボジアの土地に手をおいて、カンボジアの救いのために共に涙を流しながら熱く祈りました。感謝なことに、四十名ほどの参加者の半数が若者でした。田舎なので高校を卒業すると、進学・就職のために都会に行く人が多く、ほとんどの若者が帰っては来ません。田舎で教会が生き抜くのには偏見・迫害・困難が都会よりも多くあります。

 書きながら、日本も田舎は似た様な状況だなと思い、日本のことも祈らないといけないと思わされました。困難な中に見出される神様の「希望」を見つめ続けることが出来る様にお祈り下さい。(ひとみ)

右端がティエラーさん。シンガポールの勤め先の家族とともに  九月は同僚のノルゲート師家族の、長年の祈りの課題が答えられたときでした。英国出身の家族には八歳、五歳、三歳の三人の子どもがいます。田舎のストゥントラエンでは、主に母であるゾエ師が自宅で教育しています。彼女は自分の子どもの先生として、また母としてとても忙しい日々を過ごしていましたが、ようやく英国の支援教会から十八歳のエスター姉がヘルパーとして来てくれました。エスター姉の生活が守られ、よい働きができますようにお祈りください。

 タラー地区のサーリーさんのその後です。サーリーさんは神様に従うことを止めてから悪いことばかり起こると嘆きました。サーリーさんにはティエラーさんという娘さんがいます。彼女は昨年半ばからシンガポールにお手伝いさんとして出稼ぎに行っていましたが、その最中に精神的に調子が悪くなりました。結局、今月カンボジアに戻ってきましたが、症状は安定しません。シンガポールのクリスチャン医師からは、純粋に病気とは言いがたく、霊的な問題もあるのではないかということでした。 サーリーさん夫妻はティエラーさんをどのように扱ったらよいか分からず、最近、母親の勧めで、カンボジアの伝統医療師(祈祷師)のところに滞在しているということでした。

 サーリーさんに、御言葉から神様が唯一の神であり、すべての権威を持つお方であること、イエス様がすでにサタンに勝利されていること等々を分かち合いましたが、御言葉が心に入っていかない様子です。言葉では、仕事上の問題で一時的に神様に従うことを止めているだけで、神様のことを憎んだりしている訳ではないと言っています。サーリーさんが御言葉の真理に霊の眼が開かれ、罪の明確な悔い改めができますように、そして神様のご栄光がサーリーさん家族の上に現されますようにお祈りください。(裕三)

【祈りの課題】
1.サーリーさん一家がイエス様を明確に信じ、主の道を歩むことができますように。ティエラーさんの癒しのためにお祈りください。
2.裕三師は11月10日から14日まで、日本で奉仕しているOMF宣教師のための訓練会を市川のOMF本部で導きます。参加する者一人一人に神様からの語りかけがありますように。


「神から発し、神によって成り、神に至る」
日 本 主事 西村信恵

長津田キリスト教会にて  「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」今月の半ば、宣教の啓発・動員チームの菅家師ご夫妻と、一泊二日で長野のOMF施設に行き、今年一年を振り返り、来年度の計画を練る時を持ちました。七、八月と目の前にある予定を一つ一つこなしていくのに精一杯で、バタバタと過ぎていったので、こうしていつもの場所を離れた自然の中で、ゆっくりと歩みを振り返り、これからのことを話し合う時間が与えられたことは、本当に恵みでした。

 浅間山のすぐ近く、自然に囲まれてこの一年のことを振り返りました。冒頭の聖句のように、主の良くしてくださったことを思いめぐらしました。宣教の許されていない地での宣教師チームの修養会に参加でき、働きを知ったこと、宣教集会、短期宣教プログラムが守られたこと、新しい方々との出会い、様々な方との再会、宣教祈祷会、等々を振り返る中、どの出来事の背後にも神様の備えの御手、守りの御手、導きの御手があったことを改めて思わされました。あの時に神様の御手が用意されていた、と感謝を捧げると同時に、将来もきっと神様が備えをしていてくださる、という思いも与えられました。

リトリートにて  来年度の大まかな計画も立てましたが、祈りの中で神様に与えられたこの計画が、神様によって成り、神様に至るということを、これからの一年の歩みの中で経験していきたいと思いました。将来宣教の働きに関わる思いを持った人々が与えられていることを感謝し、ひとりひとり名前を挙げて祈る時も持ちました。天候も「晴れ」ではありませんでしたが、雨も降らず、少しリフレッシュできる時間が与えられて感謝でした。

 今月最後の日曜日は、長津田キリスト教会での奉仕がありました。午前の礼拝、昼食、午後の交わりと祝福されました。このような他の教会での奉仕では、いつも出会いがあり、宣教の思いを持っている方、祈りを捧げて下さっている方にお会いすると本当に励まされます。またキリストのからだとして、キリストをかしらとし、それぞれの教会に与えられた役割をもって歩んでいる様子を少し伺うこともでき、神様のその教会に対する御手を感じることができる幸いな時ともなります。招いてくださる教会にも感謝いたします。

【祈りの課題】
1.11月16日、山の田福音教会にて超教派の宣教の集いを行います。そこで東アジアの宣教に個人で、また教会で参加していくことについて話をします。多くの教会から参加者が与えられ、祝された時、また、宣教に目が開かれる時となりますようにお祈り下さい。
2.11月30日、日本キリスト宣教団の高根沢キリスト教会で「ミッション・ナイト」が行われ、ゲストスピーカーとして話をします。準備がよくできますように。また参加者が与えられ、祝された時、宣教に目が開かれる時となりますようにお祈りください。


「だれが私のために行くだろう」
日 本 菅家庄一郎、容子

(左から)菅家師、佐味師、徳永大師  九月は二週連続で働き人の派遣式が関西方面でありました。一人は宣教の自由のない国で働くN師、もう一人はシンガポールへ向かう佐味湖幸師でした。それぞれの派遣式が素晴らしい時となりました。

 派遣式では通常按手の祈りをします。そこに集う教職者の先生方に集まっていただき、働き人に手を置いて祈ります。この瞬間、いつも私は神の深い愛を感じます。神様はこの人を愛して、主のしもべとして送りだしてくださるのだと感じ、胸がいっぱいになります。

 イエス様を地上に送る時に、天国においては派遣式があったのかどうか分かりませんが、罪人を救うために神は身を切られるような思いで御子を地上に派遣されたことでしょう。

 働き人たちは住み慣れた母国や親しい家族・友人から離れ、日本語が通じない国へ、ただ福音のために派遣されていきます。会社の駐在員としてでもなく、難民としてでもなく、主のために敢えて犠牲を払い、喜んで出ていくのです。地上では旅人なのだと告白して出ていくのです。

 福音の絶大なる価値を知った者だけがこの働きに召されていきます。

 あなたはどうでしょうか。福音には生涯をかけるだけの価値があることを認めているでしょうか。それとも地上での小さな楽しみに心を奪われ、神のために犠牲を払うことを惜しんでいませんか。主のために立ち上がる人がさらに起こされることを願いつつ、多くの人々と共にお二人を送りだしました。(庄一郎)

 夏には記録的な豪雨による土砂災害、先月は御嶽山の噴火で多くの方が被害に遭われました。主の慰めと助けがありますよう祈らされています。それにしても、地球が悲鳴を上げているかのような災害が続いています。本当に終わりの時が近づいていることを覚えさせられます。イエス様がマルコ十三章で弟子たちを教え諭されたように、「人に惑わされないで(五)、あわてることなく(七)、気をつけて(九)、福音を宣べ伝え(十)、最後まで耐え忍び(一三)、目をさまし、注意して(三三)」歩む者とされたいです。

 今日のマルコ十四章の聖研では、自分に目が行きがちで、イエス様の受難について良く理解できず、自分の弱さに気がつかず虚栄をはるペテロや弟子たちであるにもかかわらず、その彼らにご自分のいのちを分かち合い、新しい契約を立ててくださったイエス様の姿が心に迫ってきました。私たちの成り立ちを御存じの主は、自分では気がつかない私たちの弱さや限界をも御存じの上で、私たちを選び、ご自身の弟子とし、贖い、神の御国のために用いてくださるお方であることを教えられました。

 さて、九月には宣教啓発動員チームのリトリートを持ちました。西村師と三人、都会の喧騒を離れ、自然の豊かなところで静まり、この一年を振り返り、感謝を数え、働きを通しての気づき、改善点を話し合い、働きを通して教えられたことを分かち合い、祈り合うことができました。また今後の計画についても良い話し合いの時が持てました。今までコンタクトのある宣教に関心のある方々の名前を一人一人あげて祈りました。主がご自身の選びの器を、宣教の働きのため召し出し、訓練し、遣わしてくださいますよう、共にお祈りください。(容子)

【祈りの課題】
1.OMF150周年記念宣教大会の準備が各地で進められています。主の御心にかなった宣教大会が準備されますように。経済的な必要が満たされますように。
2.OMF150周年記念本の編集が進み、主の栄光が現されるものが完成しますように。

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