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2013年8月号  page1  page2


「主を愛して導きの地で生きる」
B師

皆さんのお祈りが必要です。B師の祈りの課題をご希望の方は事務所までご連絡を!  私は両親がクリスチャンの家庭に生まれ育ち、徳島県の自然にも人にも恵まれた環境の中で、守られ成長しました。洗礼は高校一年生の時に受けましたが、大学生になり、自分の悲惨な罪の現実と向き合うように神様が導いて下さいました。表面上はうまく取り繕っていても、内側ではだれにも見せられないものを抱えている自分を偽善者のように感じ、自分が嫌いでした。しかし、自分の罪深さ、どうしようもなさを知るほどに、神様の愛とイエス・キリストを通しての赦しの大きさに圧倒されました。人と比べての基準ではなく、聖い神の前に自分の罪を認め、悔い改めた時から、聖霊が私の内に住んで下さり、私を導いて下さるということを深く体験する歩みに入れられていきました。
 海外宣教への志を持つきっかけとなったのは、大学四年生の時に参加したスタディーツアーでした。ワールドビジョン・ジャパンとKGK(キリスト者学生会)の共催のキャンプで、モンゴルに約一週間行きました。このことがきっかけとなり、海外で主に仕えるということについて心を開いて祈り始めました。それから半年後に神様が、「寄るべのない者の叫びに耳を閉じる者は、自分が呼ぶときに答えられない。箴言二一・一三」の御言葉をもって私に迫って来られました。世界中に救いを求めて神様に叫んでいる魂の叫びがある、その叫びにあなたは耳を閉じてはならない、という御霊による強い迫りを感じました。永遠の魂の渇きに応えるには、永遠の滅びからの救いには、イエス・キリストの福音しかない。だから、神様が私を福音を伝えるために海外に呼んで下さっていると受けとめたのです。それ以前にも、神様は全生涯を捧げて神様の召しに従って生きていくように何度も語られていましたが、私は頑なに拒否していました。自分の願う方法で神様に仕えていきたいと、自分を押し通していたのです。しかし、その日、神様が私の心も願いも変えてくださり、「神様、あなたの御心でしたら私を海外にも遣わして下さい」と祈ることができたのです。その祈りから丁度十年が経ちました。神様はここまで、真実に私の歩みを導いて下さいました。必要な扉を開き、ある時は閉じ、確信を与え、立たせ続けてくださいました。大学を卒業してから就職し、その後、神学校での学びが開かれ、教会で働き人として仕える期間や海外での語学研修の時を経て今、主の導かれた地に遣わされようとしています。
新たな地での生活の適応・健康・語学の学びのためお祈り下さい  主が導かれたM国には、私は二〇〇九年の夏に初めて訪れました。二〜三週間の滞在中、神様が「あなたの家族を愛するように、この国の人たちを愛するか」という迫りを与え、その国への想いと祈りを与えて下さいました。M国に神様が導いておられるのか、それとも他の国なのか、はっきり教えて下さいと神様に祈り求め始めました。それは、二〇一〇年〜二〇一一年にかけてのニュージーランド滞在中の出来事ですが、最終的に私は、神様にしるしを求めて祈りました。私は三つお願いしました。一つ目は「ニュージーランドでM国の人に出会わせて下さい。」二つ目は「誰かが私に向かって、あなたはM国に行くべきだと言うようにしてください。」三つ目は「神様の方法で私にはっきり分かるようにM国への導きを教えてください」でした。どのしるしも普通は起こりにくいだろうという状況でしたが、神様は私が受け取れる形でこれらの三つのしるしをも与え、確信を与えて下さったのです。神様の御心を求めて祈る時に、神様に本気で従う気があるのかどうかを問われました。主は祈りの中で、私が手放せないと思っていた一つ一つのものを示して下さいました。私は御心を知りたいと願いつつも、それがハッキリした時に自分が手放さなくてはならないものを数えて躊躇してしまうような者でした。主はそんな私の心を知って、忍耐深く、力強く、憐れみ深く、諦めない愛をもって私を取り扱ってくださいました。
 OMFを通して遣わされたいという願いがハッキリしたのは、二〇一一年にOMFのサーブ・アジアという短期宣教プログラムを通してM国を含むアジアの国々を訪問した時でした。そこで主に仕えるOMFの働き人に触れる時、その理念を学ぶ時、主が私に与えて下さっているものと一致し、平安を感じました。(黙示録七・九〜十)
 主のご真実が何にも勝ると信頼し、キリストの福音を携えて遣わされる恵みを心から感謝致します。そして、愛する教会と多くの祈りを通して支えていただき、共に立っていただいていることを感謝しています。M国において、まだ福音を聞いたことがない地域に民族に、福音が届けられますように。他の宗教や思想で心が頑なになっている人々の心が福音に開かれますように。この者が主を深く愛し、キリストの福音を生きる者として、M国で生きていけるようにとりなしお祈り下さい。


「神様の宣教チーム」
日 本 西村信恵

修養会のスモールグループ 札幌希望の丘教会「シャロンの野花」、「ぶどうの実」のメンバーと  北海道に来ています。現在六月の終わりですが、夜が寒くてフリースを着ながらこの原稿を書いています。日本のOMF宣教師達の修養会に参加するために来たのですが、ずっと訪問することができなかった北海道の教会も訪問することができました。ひとつは、札幌希望の丘教会の小グループの方々のところでした。この教会はそれぞれ地区で分けられた小グループに何人かの宣教師を割り当て、お祈りくださっているところです。カンボジアに行っているあいだ、また休職中もずっと祈ってくださり、手紙で励ましてくださいました。その方々にお会いしてカンボジアのこと、現在のことをご報告する時も与えられました。ともに時間を過ごす中で、カンボジアに行っている時も、休職中も、また現在の主事の仕事をしている時も、祈りにおいてつながっていたことを確認して励まされ、祈りに導かれました。祈りにおいてともに宣教を進めている宣教チームの大切な一員です。
 その後、OMF修養会に参加してきました。講師の方がカンボジア時代の同僚で、今はOMF本部の国際人事部の働きをしておられるグリフィス宣教師でした。久しぶりにご一家にお会いすることができ、神様が引き続き彼らを用いてOMF宣教の働きを進めておられることを思い感謝しました。朝の講義はネヘミヤ書から。祈りと計画はともにすすむ。初めに計画があって祈るのではなく、祈りが初めにあって、計画していく。現在直面している事柄や、神の民の置かれている状況に自分も置き、ともに嘆き、ともに悔い改め、祈りつつ現状をしっかりと見極め、祈りつつ計画をたて、反対者があっても神の御手のもと、それを進めていく。という内容が第一日目に語られ、OMFに来ておられる宣教師の方々のチームとしての歩みを大きく変えていこうとしている今のチームの状況と重なり、毎夜祈りがともになされていきました。神様がその所におられ、それぞれの宣教師が置かれている所は違っても、祈りにおいて一致しまた進んでいこうとする姿に、神様が必ず導いてくださるという確信も与えられ、また同時に励まされました。離れていても祈りでつながり、ひとつの大きなチームとして歩んでいる同僚たちです。
グリフィス宣教師一家と  関東では、KGK小田急線ブロックで、「宣教」について語る時が与えられました。私たちは神の宣教チームの一員で、大きな一つのチームであることを語らせていただきました。学内に遣わされている彼らがそれぞれの場所で世の光・地の塩となり、神様の宣教チームの一員としての一歩が踏み出せるようにと祈らされました。

【祈りの課題】
1.祈りつつ働きの計画をしっかりと立てて宣教の啓発・動員の働きを進めて行くことができますように。働きの上に主の知恵が与えられるように。
2.現在あるOMF祈祷会(14箇所)の祝福のため。参加される方々が主に励まされ、祈りに参加する方々が増し加えられますように。


「全世界から全世界へ」
日 本 菅家庄一郎、容子

アブト夫妻。OMF市川ゲストホームにて  今回東アジアの国で宣教の自由のない国を中心に、宣教に関わるキリスト教会のリーダーが招待された。私もその一人として参加した。
 どのセッションも素晴らしかったが、やはり圧巻だったのはC国の指導者たちの証だった。S師は松葉づえをついて壇上に上がった。S師が幼い頃、村では五十パーセントの人々が死んでしまったことがあるそうだ。祖父母は中国奥地伝道団(OMFの前身)の宣教師に伝道され救われた。しかし、S少年は進化論を学んで信仰を捨てた。当時、クリスチャン達の多くは迫害されていたが、人々は彼らを尊敬していたという。高校を卒業してから病気になり、医師に一生治らないと言われ、毎日泣いてどう人生を終えるかばかり考えていた。さらに母親が末期癌であることが判明した。母親がクリスチャンである叔父の所へ行き、祈ってもらうと癒された。S師は一九七八年にラジオの福音放送を聞いてイエスキリストを信じ、ラジオ局に聖書を送ってくれと頼んだ。それまで聖書を見たことがなかったそうだ。一九八一年に教会を始め、百名ほどになると別の村での伝道を開始した。ところが警官に捕まり家を追い出されたが、新しい村でまた伝道し教会を建てた。教えられた御言葉を頼りに、伝道を続け、救われた人が伝道者となっていった。S師の仲間には十六〜十七回投獄された人もいるそうだ。一九九四年にはC国二十四県に百人の伝道師を派遣するようなグループに成長していた。彼らは片道切符だけをもって遣わされたそうだ。しかし、教会は一致して伝道者を支え続けた。現在は都市に五十パーセント、田舎に五十パーセントの働き人が働いていて、すでに三代目の牧師がいるとのことだった。
 他にもウイグル人のクリスチャンの証、軟禁状態のためビデオでメッセージを送ってくれた牧師もあった。まさに、使徒の働きの現代版を見るようであった。
 宣教師が西洋から世界へ派遣されていた時代から、全世界から全世界へと宣教師が派遣される時代になった。その中でもC国の教会は今後間違いなく大きな力になることだろう。日本の教会からも続いて世界宣教に貢献する器が起こされることを願い祈る。皆様も是非お祈り下さい。(庄一郎)
 OMFゲストホームマネージャーとして昨年から奉仕してくださっているアブトさんご夫妻はスイス人です。ご主人のフレディさんの仕事で三十五年前しばらく日本に住んで以来、ずっと日本が大好きだったお二人は、二年前の大震災に深く心を痛めておられました。ずっと社会で働いてきたお二人は、退職後は何か神の国のために奉仕したい、与えられた恵みをお返ししたいと願い、南アメリカかインドに行く可能性を祈っておられました。数年前OMF日本フィールドのゲストホームマネージャーの働きの必要を知り、これこそ主が与えてくださった働きだと確信したそうです。エンジニアのフレディさんは早期退職し、教師だったアヌクさんも退職を迎え、四人のお子さんの巣立った家を売却、身の回りを整理し、身軽になってお二人で二年間の予定でボランティアで来てくださいました。お二人とも決断力に優れ、フレディさんは大工仕事、アヌクさんはお掃除が得意で、驚くようなバイタリティーと行動力で、ゲストホームを次々と整理整頓・改良し、また愛と喜び、励ましを持って心から人々に仕えてくださっています。自分たちの賜物を用いて神と人に仕える幸いを日々喜び、感謝しつつ励んでおられる姿を間近に見せて頂き、主を崇めています。
 アブトさんご夫妻の次女のご一家、フィギリスター師夫妻は、OMF宣教師として二〇一〇年から日本に来られていましたが、二人目のお子さんの妊娠中に赤ちゃんの心臓に問題があることが分かり、一時帰国しておられました。フローリン君の状況も落ち着き、来月日本に戻って来られます。小さな二人のお子さんをかかえたフィギリスター師ご一家の、日本での生活への再適応のためにもお祈り下さい。皆様のお祈りを心から感謝しつつ。 (容子)

【祈りの課題】
1.庄一郎師は8月11日〜13日までJECA西日本地区区域ファミリーキャンプで3回の説教と「宣教大会」での説教があります。御言葉を忠実に解き明かすことができますように。
2.「北のための祈り会」が始まりました。宣教が非常に困難なある国のために特別に祈る祈り会です。主が祈り手を起こしてくださいますように、祈り会が継続されますようにお祈りください。


「定山渓に約二百人集まりました」
日 本 ディアスポラ伝道 横山好江

テーマ「信徒訓練」の分科会  六月二四〜二八日と日本フィールド・コンファレンスが行われ、海外から来て日本でOMF宣教師として奉仕する働き人約百二十名、その子ども達約五十名。子どもプログラムを担うボランティア約十名、講師のグリフィス師一家四名。札幌と市川のOMF事務所で働く日本人スタッフ四名、西村信恵師に私と日本人宣教師二名。計約二百名が集まり、主の恵み溢れる素晴らしい時となりました。お祈りを心から感謝します。
 シンガポール国際本部で奉仕するスティーブ・グリフィス師のネヘミヤ記講解から多くを教えられました。ネヘミヤがいかに神の栄光を第一に求め、神の前に平伏し、神に祈り、神の憐れみに依りすがって与えられた任務を遂行したか。よく現状を踏まえ、民の状況も把握し、ビジョンを示して導いたか。外からの妨害や内の紛争にどのように対処したか。城壁建設だけでなく、宗教改革や民の生活改善をどのように進めたか。今の私達にすぐに適用できそうな教えや示唆をたくさんいただきました。
 メッセージの中の具体例や引用も心に残りました。「愛せよと律法は言う。愛は従えと言う。」私達が主ご自身に、また主が示されたことに従うのは、まさに愛ゆえである。従う動機は愛以外の何物でもないことを確認しました。グリフィス師の父上は牧師でしたが、ウェールズで青年時代に教職者の家で仕事をした際に福音を聞き救われ、一九〇四〜五年のウェールズ・リバイバルの経験者に話を聴いてまわったそうです。悔い改めと新生の恵みが広がり、その結果パブ(酒場)は商売上がったりとなり、個人商店主には多くの客がためていたツケがどんどん支払われ、婚外妊娠数がグッと減った。私達の主はネヘミヤの時代にも、二十世紀初頭のウェールズにおいても、二〇一三年の日本においても大いなる御業を成そうとされ、それを担う者達を求めておられると思わされました。
日本フィールド・コンファレンス全体写真  聖書講解の時間の後に小グループ(一人はあと二週間で予定日という妊婦)の分かち合いがあり、リーダーの霊性豊かな導きの中で、御言葉から教えられたことを語り合い、それぞれの課題を祈り合いました。
 三年ごとに行なわれるこのコンファレンスに出席するのは、私は三回目。最初は二〇〇六年の本帰国後間もなくでしたから、帰国後の年月を改めて思いました。その時には影も形もなかった子ども達がたくさんあちこちで走り回り、新しい宣教師が多数加えられ、短期宣教で来ている若者も参加し、平均年齢もだいぶ若くなっているように感じました。来てまだ二週間という宣教師が、私が担当した信徒訓練の分科会に来られ、ホヤホヤ感が新鮮でした。この分科会もお祈りに支えられ、それぞれが使っている教材やプログラムの情報や、様々なアイデアを交換できました。
 子どもプログラムのボランティアは、アイルランドのリトル宣教師の母教会の方々が中心でした。仕事の休暇を取り、費用も手弁当で、子ども達が主にあって楽しく過ごせるように奉仕して下さいました。最後の集会で子ども達の発表があり、リトル宣教師が挨拶。「今までに、あなた達のような子どもの中から、成長して今は宣教師として奉仕している人がいる。」そのようなビジョンを持って子ども達のため、家族のために献身的に奉仕しておられる姿に御名を崇めました。「共に前進しよう」というテーマ通りに、主が一人一人を用いて下さることを期待し祈っていきたいと思います。

【祈りの課題】
1.7月31日〜8月4日と「ヨーロッパ・キリスト者の集い」(フランスにて)に夫と参加します。それぞれ小さな奉仕があります。御言葉の奉仕など、すべての奉仕者が守られて主の御業を拝することができますように。
2.7月からディアスポラ伝道の働き人として、イギリスで日本人伝道を始めたオーア師夫妻の働きを主が導き祝して下さるように。

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