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2010年5月号  page1  page2


「教会学校」
カンボジア 小川文子

教会っ子たちがイエス様を愛して大きくなりますように・・・ こんなにきれいに治ってきました 皆様お元気ですか?私は元気にニャックルアン教会に滞在中です。お祈り有難うございます!大やけどを負った子も、全身の四十パーセントで命も危ぶまれたのですが、とても元気になりました。御名を崇めます!この教会の歩みを見聞きするほどに、創立から今に至る宣教師たちの賢明さ、祈りの力、小さな働きを大きくつないで下さる神様の御業に心を揺さぶられる思いがします。西村信恵師たちのチームワークの素晴らしさ、信恵師がどんなによい働きをしていたかもつくづく感じます。
働いたり物乞いをしている子たちも教会学校で大はしゃぎ 教会学校と幼稚園でよく用いられているスレイモン先生 ニャックルアン教会は外に出て行く教会で、「枝」教会学校が今では三つの「枝」教会になりました。またある貧しい村からは子供たちがトラックでやってきて教会学校をしています。「この子誰の子」(ビル・ウィルソン著)のバス伝道のよう。私の「教会学校(CS)」イメージは、どうも小さな箱に入っていたようです。子供たちのために何かしたいという思いはありましたが、「CSをやるだけではなぁ」とどこかで思っていました。でもニャックルアン教会は私のCS観を広げてくれました。貧しく辛い環境にいる明日どうなるかもわからない子供たちに、直接一番大事なことを伝える教会学校。天国の希望に溢れた最高の働き、最大の伝道の働きと今は思うようになりました。尊い子供たちに神様の愛が伝わるために、用いられますようにと願いつつ。

【祈りの課題】
1. ニャックルアン教会幼稚園の未信者(女性)の先生2名がイエス様を信じますように。とくにロン先生は心を開いています。
2. プノンペンには教会学校のない教会も多く、あっても内容があまり充実していないことがあります。子供を大事にしない文化の中で、教会が教会学校にさらに目を開かれていきますように。


「聞き逃さずに」
日本 菅家庄一郎、容子

お世話になった岡崎るつ記さんと OMFの働きのためいつもお祈りをありがとうございます。五月二一日〜二八日までシンガポールOMF国際本部にて、宣教国、派遣国、その他のリーダー達が一堂に集まる会議が開かれます。OMFの働き全体が現在どのような状況であるのか、今後どのような方向性を目指すべきなのか、という大きな問題を扱う会議です。過去二十年で、世界と東アジア宣教を取り巻く環境は大きく変化しました。インターネットによる通信手段の超高速化、東アジアの経済発展と教会成長、都市への人口集中、貧富の格差の広がり、御言葉の宣教とともに特に宣教の自由のない国における包括的宣教の強調などが、OMFの宣教のあり方にも大きな影響を与えています。ますますグローバル化が加速する世界の中にあって、神様は私たちにどのように東アジア人のための宣教を進めるように語っておられるのでしょうか。時代にあった、しかし、時代に流されない宣教を継続するためにも、この会議で真摯な話合いがなされる必要があります。人間的な考えに支配されるのではなく、主の御霊がこの会議を導いてくださるようにお祈りくださると感謝です。(庄一郎)
芽生、市川小を卒業しました! 三月末にもたれた「のぞいてミッション」という集会には、宣教の働きに関心のある若者、また宣教祈祷会で忠実に祈ってくださっている執り成し手らが集まり、東アジアで神様がどのように働いてくださっているか、また自分はその中でどのような導きを受けているか考えるひと時が与えられました。「海外での働きへの召しを頂いてから、実に三十年たって、今ようやく遣わされようとしています。」「私も、神様からの促しは頂いていますが、今はまだその時ではなく、日本で仕えていきたい。」「海外での働きに関心はありますが、いつしか今の生活に満足し、自分の生活のことばかり考えていたのではないか、もう一度神様の御心を求めるべきではないかと思わされました。」一人一人の上にある主の取り扱いと導きを見て、主を崇めました。
カンボジアでの第三期、芽生と結の勉強を見るため半年助けに来てくださった岡崎るつ記さんが証をしてくださいました。彼女は現在横浜の保育所で働きながら学びを続けています。カンボジア以来、神様がるつ記さんをどのように導いてくださっているのか聞けるのを楽しみにしていました。「カンボジアで経験したことは、私が天のお父さんの愛する娘であること深く知ることでした。私が何かが出来ようが出来まいが、変わりなく愛してくださる神様の愛を受け、自分もその愛を流していきたい。」真の父と自分との平和を得たるつ記さんは、本当に幸せそうで落ち着いていました。彼女の祈りの課題は、「いつでも、お父さんが一緒に行こう、と呼んでくださる時に、どこであろうとも喜んで従えますように。その神様の語りかけを聞き逃すことがないように。」るつ記さんのためにも、私自身のためにも、そしてこの集会で出会ったお一人ひとりのためにもそのように祈りたいと思いました。皆さんもそのように祈ってくださると感謝です。(容子)

【祈りの課題】
1. カンボジア人クリスチャンで大学教授のパウ先生が、英語でカンボジア人クリスチャンの視点で書かれた伝道的な本を出版計画中です。幅広く用いられますように。
2. 5月21日〜28日までOMF国際本部で開かれる会議に参加する菅家師のために。健康が守られ、他のリーダーたちと主の導きに敏感に従えますように。留守中の家族のためにもお祈り下さい。


「七人の女モーセたち」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

恥ずかしがり屋の賛美 ミェン族は「超」が付くほどの恥ずかしがりやが多い。奉仕などを喜んでしたいのだが、恥ずかしくて、一歩が出ない。
去る三月下旬、ミェン族キリスト者修養会二日目のこと。「サイマー(祭母)、うちの教会、特別賛美する?」タンマジャーリク教会の婦人たちが私に聞きに来た。「サイマーが歌うんだったら私たちも歌うんだけど…歌う?」皆、特別賛美をしたいけれど、あがって上手に歌えそうもないから、助けが必要らしい。「あなたたちの特別賛美なのだから、自分たちで決めてくださいね。」「そうか、じゃぁ一緒に歌ってくださいよ。」
かくして、三日目最終日の証しと特別賛美の時間が来た。全員がステージへ上ったのはよかったが、誰もマイクを持とうとせず、押し付けてきた。それはないだろう、と思いつつ、歌い始める。
歌い終えた面々は嬉しそうに、満足げに席に戻っていった。(たまみ)
タンマジャーリク教会での三年間、私たちはあの恥ずかしがりやさんたちに支えられてきました。同教会では、「人はキリストに対する信仰だけによって救われる」という基本教理に反対する人たちが宣教師批判をするべく、てぐすねひいて待っているという状態でした。それに対して、「受けて立ってください」とあの恥ずかしがりやの婦人たちから励まされて奉仕が始まったのでした。
その中の三人をご紹介します。L姉は牧会の賜物があります。例えばこんな具合。「AさんとBさんとCさんがうまくいってません。AさんとBさんの関係については先生からAさんを励ましてください。BさんとCさんのイザコザは彼ら自身の問題なので皆で背後で祈って結果を待ちましょう。Cさんが気分を損ねたことに関しては、先生が直接お詫びに行ってください。祈ってますからね。」その通りにすると問題は解決しました。教育を受けたことがないL姉ですが、牧会上の診断は非常に正確で聖霊の賜物であること歴然。
祈りの賜物が豊かなのは二月号で少し触れたN姉。実はここ十年で、今回の修養会の聖書講解準備ほど苦しんだことはありませんでした。十五年前はミェン語ができなくて苦しみましたが、今回は神様のみ言葉に抵抗する会衆を想定して準備することが悲しみであり苦しみだった、と打ち明けると、N姉は次のように証ししてくれました。「先生の奉仕準備のために祈ると、なぜか分からないけれど苦しくて泣きながら祈っていました。」説教者と一体になって祈ってくださる教会員に恵まれ有難きことこの上なし。
J姉も(二月号ご参照)同様に祈りの賜物があります。冬でもJ姉とN姉は毎朝五時に山に登って教会の清めと私たち夫婦の奉仕のために熱涙の祈祷を捧げてくださいます。この姉妹たちに支えられて修養会はとても祝福されました。アマレクに勝利を収めたのはヨシュアの剣ではなく、山の上で祈ることを止めなかったモーセと神様の間の交信の力でした。
恥ずかしがりやさんではありましょうが、私はこの人たちを「七人の女モーセたち」と呼んでいます。(達朗)

【祈りの課題】
1. 有澤師夫妻は来月の一時帰国の準備に入ります。1月下旬から預かっていた懲戒処分を受けたAT神学生は、今月からWK聖書教師夫妻が、来年4月有澤師夫妻が一時帰国から戻るまで面倒を見てくださることになりました。AT神学生にとって良い訓練・矯正・信仰回復の時となりますように。
2. 有澤家に滞在していたGF兄、そしてパヤオ神学校を卒業したNM兄の二人は、今月からチェンマイ・パヤップ大学内にある識字教育指導者養成コースでインターン生として10ヶ月間働きます。良い訓練の時となり、将来の働き、ミェン族宣教・教会協力のために必要なことを学び、用いられますようお祈りください。


「つながる・つなげる」
日本 佐味湖幸

「久しぶり!」マニラ貧民街宣教チームのかつての同労者ケンプ師と 最近、インターネットで世界的に流行っているフェイスブックというもの。ある方々から強く勧められ、始めたのが半年ほど前。もう何年も連絡を取り合っていなかった人たちと繋がりました。十八年前にタガログ語を教えてくれた先生は中近東で主の働きをし、十五年前にミンドロ神学校で教えた教え子たちは、牧師や牧師夫人となり、十年前にマニラのスラムで高校生だった子たちは、成人して中近東やシンガポールで働き、今も現地の教会に連なっているという。コンピューターを使っていると「ハーイ、アテ湖幸!元気?」と中東のバーレーンからチャットが入ってきたりする。不思議な世界になりました。
三月、十八日から二七日まで関東に出張し、色んな集会、会議などに出席し、色んな人とつながり、また、つなげる役目を果たしてきました。
ニュージーランドにこの夏から数カ月短期宣教に行く人は、ニュージーランドで受け入れてくれる宣教師がちょうど日本に来ておられたので、会っていただいて、オリエンテーションの時を持ちました。あるOMF祈祷会では忠実に祈ってくださっている方々に私の最近のアジア訪問のビデオショーをして、宣教の前線での様子と働き人の様子を報告。帰国者の宣教大会では、文字通り、外国で救われた人と日本の教会のつながりが生まれていました。私も、ある方に関西の教会を紹介することが出来ました。
お祈りいただいた「のぞいてミッション−アジアで今何が?」の集会でも、「宣教のために何かしたい」という方にOMF祈祷会を紹介したり、短期宣教プログラムの紹介をしたり、アジアの宣教地での働きや宣教師の様子を紹介したりと、つながりが生まれました。主の働きがさらに、このような繋がりの中で広げられていきますように!

【祈りの課題】
1. 短期宣教プログラムに参加希望をしている人たちが良い備えをして行くことが出来るように。さらに、その中から長期の宣教師となる人が起こされるように。
2. モービライザーの働きの一つに、宣教地と日本を繋げる役目があります。諸教会や神学校を訪問する時に、うまく宣教地の様子を知らせることができ、宣教に関わる方がさらに起こされますように。


「くびきを負う」
カンボジア 今村裕三、ひとみ

最近、OMFチーム内でよく耳にする言葉は「想定外のことを想定する」です。「想定」は「予想」とも置き換えられます。昨年からOMFカンボジア地区のリーダーの一人になって、カンボジア地区のことについて様々なことを話し合いますが、特に「想定外」のことだらけなのは、人事のことです。本国奉仕で一時帰国する人の代わりにと決まっていた人が突然、ある理由で出来なくなったり、突然、母教会からの強いプレッシャーで別の奉仕をすることになったりと、本当に「想定外」のことが「突然」起こることにドキッとします。田舎で奉仕する宣教師が求められていますが、その少ない志願者に相応しい奉仕先が開かれなかったりもします。しかし、そのようなときに、神様がその状況を許されていることを覚え、今、私たちが求めるべき、神様の御心が他にあるのではないかと一緒に祈り、一つ一つ導きをいただいています。状況は厳しいですが、そのなかで、主の栄光が現されることを期待しています。
先日、CGNTVというインターネット媒体のキリスト教放送の「宣教地からの手紙」という番組に、クラチェでの働きを取り上げていただきました。私が書いた手紙が読まれ、私が電話インタービューに答えるといった内容で、約九分です。「宣教地からの手紙」でインターネット検索すると最初に見つかると思います。私は「四十七」番になっています。もし見つからなければ私かOMF日本事務所まで尋ねて下さい。(裕三)
カンボジア教会交友会(FCC)の活動が表面上停滞しています。会議も開けておらず、今年の計画もはっきりと立てられていません。このままで行くと、年二回のリーダー訓練会の開催さえ危ぶまれそうです。役員一人一人と話すと、FCCの存在をよく理解し、反応はとても良いのですが、行動が伴いません。どうしてか?と考えると、それぞれの教会の活動が忙しすぎて余裕が無いようです。しかし問題の根底は、訓練会を開けるかどうかではないと考えています。これは彼らにとって、「他の教会と協力し合うこととはどういう意味か」を考える良い機会です。
「共にくびきを負う」とはどういうことか?と考えさせられています。おそらく私たちが強いリーダーシップを発揮し、くびきを強く引っ張れば、活動は活発になり、私たちも達成感を得られます。しかし、それでは将来、カンボジア人だけでFCCの活動をしていくことは出来ません。昨年の一年間で彼らが、FCCを運営していく能力を十分持っていることは分かりました。まだ若いが能力のある彼らを、アドバイザーの私たちはどのように支えるのが良いのか、神様からの知恵が必要です。
その時にふと、神様はくびきを私にかけて、外からただ見ておられる方ではないと気がつきました。くびきを神様と担うということは、神様は私と肩を並べた、すぐ横に居られると言うことではありませんか!思わず神様と見つめあって、にっこりする自分を想像しました。
私が、くびきを引っ張り、自分の行きたい所を目指すような働きをしないように、そしてFCCの将来の働きのためにお祈りください。(ひとみ)

【祈りの課題】
1. 5月24日から28日まで3年ごとに開かれるOMF全体の方向性を決める会議がシンガポールのOMF国際本部で開かれます。裕三は、その会議に招かれて参加します。参加者全員に神様からの知恵が与えられ、御心にかなった話し合いと決定ができますように。
2. 2.カンボジア教会交友会(FCC)の歩みのために。全体のリーダーのヒアン師と役員会のメンバーに神様からの助けが豊かにありますように。OMFがFCCとの相応しい協力体制を作っていけますように。

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