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2009年1月号  page1  page2


「神に留まる」
カンボジア 今村裕三、ひとみ

北タイで有澤先生ご夫妻、佐藤姉と再会しました 新年おめでとうございます。今年も主にあってよろしくお願いします。
昨年十一月七日に日本を発ち、北タイで休暇を頂きました。睡眠をむさぼるように最初の三日間を過ごし、よい回復の時が与えられました。また、カンボジアに帰る前に、チェンマイ(タイ)、クアラルンプール(マレーシア)、シンガポールの各日本語礼拝で奉仕をさせていただき、各地で主の働きが広がっている様を知ることができました。
祈っていただいているビザの問題ですが、一月まではOMFビザをカンボジア外務省が出してくれないことがハッキリしたため、私たちはビジネスビザを取って入国しました。少しずつ厳しくなっていくカンボジア宣教の現場で、神様から知恵を頂き、田舎にある教会の自立のために、そして、カンボジア人のリーダーシップの成長と聖書理解が深まるような助けになる奉仕ができるように願っています。
まだ不透明な状況ですが、主により頼んで、主の業が成されることを期待しています。お祈りを心から感謝して。 (裕三)
チェンマイの野尻先生ご夫妻、お元気でした 夫は休暇に入ると最初の数日は、一日中ほとんど寝ています。「良くそんなにも寝られるものだ」と今まで思っていましたが、今回、私も「寝ること以外何も要らない!」と思える程、数日間寝ました。この二ヶ月の間、「しなくてはいけないこと」に追いかけられるような時を過ごし、疲れていた自分を確認すると共に、夫の疲れを理解でき良かったです。
そして日本を離れる前日に「忙しくて、とても参加できない」と思っていた婦人会の聖書の学び会に参加することができました。それまで、もしかしたら「荷造りに、出発前日は徹夜?」と思えていた荷物が、収まるところに収まり、ポッカリと時間が天から降ってきたようでした。そこで「神に留まる」事について思いをめぐらす時が与えられました。留まることは簡単なことではない、しかし神様は、私たちが神様に留まることを、切望して下さっていることに心が捉えられました。
カンボジアに行くはずの二日前に、OMFの医療アドバイザーから夫の腰のリハビリのためにシンガポールに二週間「留まる」ように指示されました。症状はひどくなってはいないのですが、悪くなってから対処するよりも良いという判断でした。第二期目の働きが、出だしで足踏み状態のような気もしますが、神様が与えて下さった「留まる時間」をじっくり過ごしたいと祈っています。(ひとみ)

【祈りの課題】
1. 毎日、御言葉に生きる生活と祈りの生活をカンボジアの地にあっても築き上げることができますように。OMFカンボジア・チームのなかで適切な奉仕をしていくことができるように。
2. 独立したクラチェ教会のために。リーダーのセイハー兄、ブンソン兄、コン兄の御言葉の学びのために。また、開拓中の地域で救われる方が起こされるように。ヒム姉の伝道の働きのために。


「八つ当たり」
カンボジア・ニャックルアン  西村信恵

青年たちと 説教者のための訓練の時のことです。その日は私が教える当番の日でした。そのプログラムが始まる十分前のこと。先に来ていた青年のひとりはなんだかいらいらしている様子。私が部屋に入っていくと「先生、なんで、教会の飾り付けがはがれているの?だれがやったの?先生じゃないの?もうー!」と、怒りをぶつけてきました。「それは私ではないし、飾りつけはいつでもなおせるでしょう?」と言いましたが、彼の怒りは収まらず、ぴりぴりしたままです。教える最中も、私の心は穏やかではありませんでした。急に八つ当たりされた不快な思いが湧き上がってきたり、悲しい思いになったり。その次の日はリーダー達の訓練の日で、エペソ書の学びでした。怒ったその青年が導く番でした。聖書の箇所は「怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。悪魔に機会を与えないようにしなさい…」の所。(ああ彼にぴったり)と思ってしまった私でしたが、それぞれが神様に心を変えていただくために祈りましょう、という祈りの時に私に示されたのは、彼に対して怒り、赦していない私の心でした。そして、最近青年達に悪い所ばかり指摘して怒ってばかりいる私の姿でした。私のストレスを青年達にぶつけて八つ当たりしていたのは私のほうでした。
その週の日曜日、彼は証にたってこう言いました。「説教者のための学びの少し前、僕は姉にひどいことを言われ、ひどい言葉で返しました。それが気になっていらいらして学びにも手がつけられませんでした。それで姉にごめんというメッセージを携帯メールで送りました。僕にとって身近な家族に謝るということは普段はとても難しいことですが、初めて出来ました。神様が助けてくれて感謝します。」ああ、そんなことがあの日にあったのか、と、彼は彼なりに神様に教えられ、一歩踏み出していたことを知りました。
神様から与えられている青年達についつい厳しい言葉しか出せなかったり、理解してあげようとしない情けない自分に最近よく出会います。そんな自分が一番神様の愛によって変えられなければいけないなあと思わされた月でした。新しい年、私が神様の恵みの中愛をいただいて、青年達に接していくことが出来ますように、智恵を持って彼らを導いていくことが出来ますように、そして何よりも私自身が神様によって変えられ、神様がこのような私でも用いてくださるようにお祈りください。新しい年も皆さまの祈りと共に歩んでいける幸いを心から感謝しつつ。

【祈りの課題】
1. 洗礼を受けた一人ひとりの信仰の歩みのために。その内のホイ兄弟、ジョムラウン兄弟が、青年グループのよいリーダーとして育っていくように。
2. ニャックルアン教会では、幼稚園を始める計画があります。歩みの一歩一歩を祈りの中神様が導いてくださいますように。


「日本にいながら海外宣教」
日本 木下理恵子

ベトナム、フィリピン、ブラジル、カンボジア、御奉仕の日本人姉妹方 (来ておられた方々のほんの数人です。) 主に在って新年明けましておめでとうございます。旧年中の皆様のお祈り、ご献金、いろいろなお励ましをどうもありがとうございました。新しい年も宜しくお願いいたします。世界的にも多くの変化が起こっていますが、皆様にとり、変わらない主の御臨在と御守り、祝福豊かな一年となりますようお祈りします。
昨年末、主は一人のインド人女性と出会わせて下さいました。日本に来てから四ヶ月で、教会で日本語を教えてもらっている方でした。とても福音に興味を示し、日本語クラスでも十字架の意味を尋ねたりし、まだ日本語が不自由なので、英語で福音を聞きたいとの事でした。話してみると、飢え乾いた魂で、自分の罪を認め、そのためにイエス様が十字架で死なれたと、素直に主を信じ受け入れました。
「元々ヒンズー教で、イエス様も沢山いる神様の一人だろうと思っていたが、今日そうでない事がはっきり分かった」と言うのを聞きながら、 何とも言えない衝撃を覚えました。インド人に伝道したのは初めてでした。台湾にいた頃は、私がインド人に伝道する事があるとは思ってもみませんでした。本国インドでは、オリッサ州から始まったクリスチャンの迫害がインド全土に及んでいると聞き、祈っていた折り、日本で伝道でき、救われたインド人。日本にいながら出来る海外宣教でした。
国際交流会を続けて来られた姉妹方、牧師婦人と このインド人に日本語を教えていた高座教会には、国際交流グループがあり、地域の外国人たちに日本語を教えたり、集会を持ったり、具体的な助けをしたりしています。元々難民センターのあった地域なので、外国人が多い事もあり、駅からも数分という便利さで、カンボジア集会、ブラジル人集会、スペイン語礼拝にも場所を提供しています。私たちの中国語集会もこの教会をお借りしています。年に一度はこうした色々な言語の集会が全部一緒に、日本人と共に合同礼拝をします。その年年でメッセージや証者は、どの集会が担当するか変わります。その日は賛美も色々な言葉が混ざります。
先程のインド人女性も、日本に来て間もなく、病院に行かなければならない時に助けて下さったのが、この教会のフィリピン人姉妹。そしてその姉妹の紹介で国際交流の集会に出席し、この教会で日本語を学ぶ様になりました。
今の日本は自分の住んでいる地域に外国人がいる、いながらにして海外宣教が出来ると改めて思わされました。そしてこの高座教会の様に、既にそうした海外宣教に取り組んできておられる姿勢や、具体的な働きに学ばされます。
長い間お祈り頂いた中国人姉妹の特別在留許可が遂に下りました。お祈りどうもありがとうございました。実はこの中国人姉妹も、この教会で祈られ、具体的に助けられて来ました。入管局にも、教会の姉妹が毎回共に行って下さいました。日本にいながら海外宣教はできるのです。

【祈りの課題】
1. 在日インド人女性の救いを感謝。彼女の信仰の成長とご主人の救いのために。インド全土に広がったクリスチャンの迫害のために。
2. 既に色々な形で、日本での海外宣教に携わっている高座教会や他教会、兄弟姉妹を感謝。日本にいながら出来る海外宣教に、更に多くの教会、クリスチャンが加わることが出来、その喜びを共に体験できるように。


「リーダー訓練会」
日本 ディアスポラ伝道 横山好江

新しい年を、祈りの友の皆さんと共に迎えられますことを心より感謝します。祈り、祈られながら、この年も共に主の御前に歩みを進められることを感謝し、御名を崇めます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
十一月の最終週は、月曜〜金曜とリーダー訓練プログラムに出席しました。半年ごとに五日間。二年間にわたるプログラム。今回は第三回。あと一回、二〇〇九年四月に予定されている五日間で終了します。
第一回はおもにリーダーの資質について、第二回は、神から与えられたミッション(使命)とビジョン(未来像)についてでした。私達はそれぞれ、神に与えられた務めがあります。それを表現すること、そして信仰共同体で共有することを教えられました。「使命」とは「何をやるのか」、「未来像」とは「使命を遂行した結果として何を見たいのか」、ということでした。信仰共同体の場合はグループで「使命」と「未来像」を作成していきます。この過程も大変重要であるということが分かりました。皆で作り上げていくと、出来上がったものを皆で共有できます。そして、主に与えられた務めをはっきりと知り、自分のものとし、邁進することができます。これを遂行するための「戦略」についても学びました。戦略的に考えるのが得意な人、そうでない人。そこを互いに補い合いながらロードマップを作り、それにそって皆で進んでいきます。私自身が与えられているOMFの働き、また教会の働きに当てはめて、これらを考えることができたのは大変有益でした。
第三回の今回は「チームで奉仕する」ことについて学びました。「何かを早くやり遂げたいなら一人で進めれば良い。長く続くように(継承できるように)したいのならチームで進めなさい。」と言われているように、主が私達に託しておられる業のほとんどは、チームで担うことです。それをどのように、御心に沿って進めていくのか。十二人の弟子たちもこのようにやったのかな、ペテロ・パウロ・バルナバもこのようにやったのかな、と想像しながら五日間の訓練を受けました。リーダーがどのようにグループ(群れ)を導いていくのか。導き方もいろいろです。号令一下型、グループの意見を引き出してまとめていく形、あるいは役員会のような複数のリーダーが意見をまとめながら導いていく形。「決定方法」もいろいろです。トップ・リーダーがグループのために一人で決断する。全員の意見を引き出して、総意へとまとめていく方法。それぞれが分担している奉仕に関しては、まったく任されて自由にやっていい、という合意がある場合。チームで奉仕する際には「決定方法」を、最初から皆で合意しておくと良いというアドバイスには深くうなずいてしまいました。
また、「対立」が起こった時にどうするか。「どうやって対立を解消するか」という項目も大切だと思いました。「対立」とは「違う意見が出た時にオープンかつ健全に話し合うこと」という定義に、これは日本の文化では難しいことなのではないかと考え込んでしまいました。出席者十七名(うち日本人が三名、あとは日本で奉仕するOMF宣教師)で話し合い、いろいろ考えさせられました。確かに文化的に難しいけれど、意見ややり方が違うと分かった時に、それを健全に、穏便に、お互いに分かるように、納得できるように解消する方法は、日本でもそれなりにあるのではないか、これからも取り組んでいこうと思わされました。
十一月第一聖日には、召天者記念礼拝を東京新生教会で行ないました。亡き母を覚え、未信の父が広く親族に声をかけ、未信の親族が計六名、主の御前に出ることができました。お祈りを心より感謝いたします。

【祈りの課題】
1. 11月半ばに卓球日本代表チームがドイツでトレーニングを行ない、ナイツェル師が日本語キリスト教文書を手渡すことができました。これらが用いられ結実に至るように。
2. 12月1〜12日とドイツで行なわれたディアスポラ伝道に関する会議で決められた事柄が、担当者に知恵と力が与えられ、御心に沿って進められていくように。

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