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2007年10月号  page1  page2


「信仰を成熟させてください」
カンボジア・クロチェ  今村裕三、ひとみ

セイハー兄とコン兄も主の働きに用いられますように  「クラチェ教会は、土地を耕して、田植えをし、稲が実るように労するけれど、収穫はいつも他の教会や団体に持って行かれる」クラチェ教会のリーダーの一人の言葉です。「私たちは天に宝を蓄えているかもしれないが、時々大きな疲れを覚える。彼ら(お金に釣られて出て行った働き人たち)は本物のクリスチャンではないことは分かっているけれども‥‥」そのようなことが再度、起こりつつあります。
 どうぞ田舎で主の教会を建てあげていくクリスチャンのために祈りの心を合わせてください。彼らは霊的な戦いのなかにあります。サタンに落胆の心を与えられないように。試練があってもそれを耐え抜く力と上からの知恵が与えられますように祈って支えてください。クラチェ教会を代表して。主にある、愛する祈りの友へ。(裕三)
 八月にニャックルアン教会(西村師の奉仕教会)の青年会六十人余がクラチェ教会堂を借りて修養会が持たれました。クラチェ教会員で食事担当のヒム姉が病気でどうなることかと思いましたが、他の教会員の協力も得て、どうにか持ちこたえて全日奉仕をすることが出来ました。私は朝六時から夜七時まで、毎日ひたすら野菜を切っていました。教えるのが大好きなおばさま方の「ひとみ!違う!こう切るんだ!」というかけ声を聞きながら、どうやら彼らはそれを楽しんでいるなと思いつつも、なるべく従順に私も楽しみました。最終日の昼食前、疲れが溜まっていた時、一人の未信者が、食事のことでひどい言葉をクラチェ教会の人達に言いました。みんなの笑い声は消え、私は「こんなに一生懸命しているのに!」と腹が立ちました。しかし、クラチェ教会のみんなは一瞬の沈黙の後、誰も何も言い返さず仕事を続けました。日頃、彼らの弱さに目が向きがちですが、この日は彼らの今までの信仰生活で培われた信仰の篤さを感じた時でした。
 また、数名のクラチェ教会の青年も参加でき、良い刺激を受けその後、青年会は少し盛り返しています。感謝です。(ひとみ)

【祈りの課題】
1.教会学校、青年会の働きのために。また、クラチェで仕事を得て、教会に連なり続けることの出来る青年が与えられますように。
2.クラチェ教会のリーダー訓練会(10週間)のために。今月末に終了する予定です。実りのある訓練会となり、学んだ者たちが、教会員のよいモデルとなれますように。


「チェンマイ諸事情」
北タイ・チェンマイ 邦人伝道 野尻孝篤師・明子師

八尋師有沢師と宣教師になって以来28年のお付き合い  交差点での直進優先・左方優先無視での早いもの勝ち、赤信号、一方通行無視、歩道の運転、右側通行、一方通行出口からの進入、ウインカーなしの割り込みや進路変更、軽に定員大人二人オーバーの六人乗り、荷台に人が乗る、携帯しながらの運転、速度オーバー、ヘルメットなしのオートバイ、思いつくだけでもこれがチェンマイの運転です。そして、自分もそうする心臓と、いい加減さがあって、この街での運転が出来ます。法規が自分を守ってくれない、四方八方に目を配り自分で自分を守るしかない、しかし、それがまた、自分が自分ですべてを判断する、生きている充実感と快感を感じる、そんな三年間でした。しないのは、クラクションを鳴らすこと。下手に鳴らすと殺されるから。それにチェンマイの人は争わず鷹揚に人に譲ってくれるので警笛を鳴らして怒るようなことはあまりされません。静かに、しかし自己中に運転するすべを覚えました。これで十月、日本に帰国して日本で運転できるだろうかと、不安になります。
 いよいよあと一ヶ月でチェンマイ邦人伝道の第一期三年を締めくくり帰国の予定です。来年二月初めにチェンマイに戻ります。その時は、タイOMFのパートナーという資格でビザをもらい日本人教会の牧師を務めることになる予定です。
 最近、教会員のNGOの働きで、エイズ患者を助けている姉妹達と、あるタイ人の方の最期を看取りました。貧しくて充分な治療を受けられないでいる方をなんとか助けようと病院を変えたり、高額治療費を助けたり、看護の御家族を助けたりと一生懸命の活動でした。症状が急変し、三十歳にならない若さで召されました。人生の最後に神の愛、人の愛に触れることが出来たのでは、と慰められつつも、人の出来ることの限界をも感じさせられています。(孝篤)

【祈りの課題】
1.10月から4ヶ月の、帰国報告となります。留守中の日本語キリスト教会のために。デピュテーションの祝福のためにお祈り下さい。
2.明確に救われ受洗とその後の祝された教会生活へと導かれる方々が起こされるようにお祈りください。


「盛りだくさんの夏」
カンボジア・ニャックルアン  西村信恵

青年キャンプにて  七月の中旬、マレーシアでのOMF日本人宣教師の集まりから始まり、その後、カンボジアにいるOMF宣教師の修養会、青年キャンプ、子供夏季学校、子供アウトリーチ、とプログラムが盛りだくさんの八月が終わりました。OMF修養会では、リーダーとして、神様に聞くこと、祈ること、の大切さを教えられました。特に「神様がわたし達に何かを託された時は、そのことに対するわたし達の仕事はまずそのことについて祈ることだ」との言葉が残っており、祈りのチャレンジを受けています。青年キャンプでは、予想以上に参加人数が増え、最終的には六十七名が申し込みをしていました。けれども、バスの運転手からもし六十名以上いれば運転はしない、と言われており、人数が多すぎないようにー、と祈っていました。バスは四十五名乗りのバスなのでバスの運転手の言われることはもっともなことなのですが。当日神様はぴったり六十名を送ってくださり、皆でクラチェ教会へ行き、共に神様の導きについて学ぶことが出来ました。天候も守られ、神様を信じる決心をした魂、自分の人生を主に捧げる決心をした魂も起こされ、主の業の現れたキャンプとなりました。青年キャンプ、子供夏季学校、子供アウトリーチもそれぞれ、短期宣教チームがカナダ、韓国から来られ、お手伝いくださったのですが、来られるチームの思っていること、考えていること、と、こちらの考えている働きにギャップがあったり、理解の仕方が違っていたり、何が一番よい奉仕の仕方なのかを改めて考えさせられる時ともなりました。そして、来られる前にこちらの状況、宣教の仕方など、いろいろ伝達しておくことの大切さ、来ていただく方にとっても主に触れられ成長する大切な期間であること、等、今後の宣教チームを受け入れる面での課題となりました。一方、来られた一人ひとりがカンボジアに対する重荷を持ち続け、母国に帰っても祈り続けてカンボジア宣教の一端を担ってくださっていることは大きな励ましとなっています。
 先日、ニャックルアンでの奉仕をお手伝いくださった細田あき子姉妹も、最後にご兄弟、友人とニャックルアンを訪問され、そして日本に帰られました。九月からは英国のオールネーションズで宣教師となるための学びをされる予定です。
 というわけで、九月に入りやっと日常のリズムに戻りつつあります。祈りつつ、喜びを持ってこの地で仕え続けていけますようお祈りください。

【祈りの課題】
1.10月中旬、タイからのとりなしの祈りチームが訪問してくださる予定です。宣教についてもメッセージしてくださる予定です。お祈りください。
2.アウトリーチ先の一つプレイプニャー村で、求道者が起こされています。働き人が与えられ、魂が救われていきますようにお祈りください。


「AFMC5」
日本 横山基生、好江

AFMC5 日本からの参加者全員  恵みの内にAFMC5の旅から帰って来ました。お祈りを心から感謝します。インドネシアが思ったよりも涼しかったので驚きました。
 チャイナ・エアラインを使ったので、往復路それぞれ台北で一泊する必要がありましたが、OMF台湾の様子を視察することができ、大きな恵みでした。AFMC5の会場に着くと、多くの方から日本から大勢の若い参加者が与えられ素晴らしいですねと声をかけられました。開催地以外の国からの参加者はそれほど多くなく、フィリピンに次いで二番目に多かったのです。最後の晩の各国のために祈る時には、多くの方が日本の旗の下に集まって熱心に祈って下さいました。ミヤンマーからの若い参加者が、手を上げて心を込めて日本にために祈って下さっている姿に、感動し励まされました。(基生)
 AFMC5の参加者十三名、引率が佐味宣教師と私達夫婦。関空発四名、名古屋発一名、東京発十名、先にインドネシアに行っていた者一名。チャイナ・エアラインの事故が直前に起こり、不安だった人もあったと思いますが、主が全てを守り導き祝して下さいました。募集・準備の段階から皆さんに祈っていただきました。心から感謝します。
 台湾OMFの働き、特に労働者クラスへの働きを、総主事夫人のアイリーンさんに案内され教えていただきました。木下宣教師がたまたま台湾を訪れていた時に、私達も訪問でき、現地で活水泉の働きに触れることができました。大きな喜びです。後継者の呉さんが真の主の愛をもって活水泉に来る方々に仕えておられる様子に感動し教えられました。
 AFMC5においては、まずはインドネシアの兄姉の喜びに溢れる信仰に感銘を受けました。インドネシアは多民族国家ですが、クリスチャンも他民族で、お互いの違いを受け入れながら一致し、明るく楽しく大会を進めてくださいました。
 三泊四日の大会を終えて、次の三泊四日はビジョン・トリップ。一時間近く飛行機に乗り、セメランを中心にその地域で行なわれているイスラム教地区での幾つかの活動を視察しました。それぞれの働きの担い手が困難な状況にあっても、主の証人として力強く、また主の知恵と愛をもって地域の人々に仕え伝えている姿に大変心動かされ、自らが置かれた所に対する示唆をいただいたように思いました。最近救われた方は日本語を話せますということで、その方の家を訪ねると、戦時中に日本軍の下にいたので軍隊用語を覚えておられるのでした。謝罪し今は主にあって一つであることに感謝を捧げました。このような貴重な体験を、同行した若い方々と一緒にできたというのは大きな恵みです。これからの歩みにおいて、主がそれぞれどのようにこの経験を用いて下さるか期待して祈っていきたいと思います。(好江)

【祈りの課題】
1.10月2日にOMF日本委員会が開かれます。2008年予算や日本委員会の再編成など、議事の中で主の御心に聴き従えるように。
2.横山師夫妻はこの10月、3回の聖日に出かけて奉仕します。海外宣教にかかわり御言葉からチャレンジできるように。


「癒しの時」
日本 木下理恵子

陳兄の洗礼式。左が呉師、右が家強師  一年五ヶ月振りの台湾でした。会う人会う人に「色が白くなった!でもそれ以外は全然変わっていない。」と驚かれました。よく帰国した宣教師にとって、以前の宣教地を訪れる事は癒しだと聞いていましたが、まさにその通りでした。
 活水泉は呉師と新しく加わった家強師がとても良い働きを続けています。小孟は事情があり、今休んでいます。主が彼に必要な休息と癒しを与え、更に導いて下さる様お祈り下さい。テラさんの風俗の女性への伝道も祝されています。今は毎月一回顔牧師ティームと共に、ティーパーティを開いています。毎月曜日聖研を続けてきた女性はもう一年になり、少しずつですが主に変えられています。「神様に喜ばれる事がしたい」が最近の聖研でのその女性の願いでした。忍耐の要る働きですが、いろいろな励ましも頂いています。
テラ師と陳兄  そして今回の台湾行きの大きな理由、活水泉の家の陳さんが洗礼を受けました。「お酒も止めた。ホームレスの生活からも離れた。定職も持った。怒りっぽい性格も変わった。」と証ししました。洗礼式では「昏睡状態の時に、「逃げちゃいけない。まだ時が来ていない。」と声が聞こえ、それが誰かずっと探し、イエス様とわかり、今日遂にこの洗礼槽の中に入った。」と。脳の手術で主との貴重な記憶を失ってしまった陳さんに、そうした記憶を戻して下さるようにお祈りいただきましたが、主は祈りを聞いて下さいました。「自分はもう四十六歳。これからの生涯、どの様にすごしていくべきか、ちゃんと考えて計画を立てたい。」「神学校に入るには何か規定があるのか?」「もしもっと若い頃信仰を持っていたら、宣教師になりたかったと思う。」とポツリポツリ出てくる言葉に、うれしく驚かされました。そして彼は仕事場の病院でも、家の近くの駅にいるホームレスの人たちにも伝道をしています。主がこれから陳兄をどの様に導いて下さるかとても楽しみです。共にお祈り下さると感謝です。皆様の今までのお祈り、本当にどうもありがとうございました。
ずっと待っていてくれた愛犬レーモエと木下師  確かに台湾は今でも大好きで、向こうに行くと生き生きするのですが、私の台湾での宣教師としての奉仕の時は終わったのだなと、悲しくではなく、とても平安な気持ちで確信を持ちました。自分が長い間してきた奉仕が、私の帰国で終わってしまったのでなく、今も台湾人の手によって続けられ、しかも更によく続けられているのを見られたのは大きな喜びであり、恵みでした。そして私自身既に主が導いてきて下さった新しい道を歩んでいるのだと、台湾を去った時点に止まっていない、もうここまで歩んできた自分を思いました。感謝でした。皆様のお祈り、本当に感謝です。

【祈りの課題】
1.活水泉の家にいた陳兄の受洗に感謝。彼のこれからの生涯が更に主に導かれ、主に用いられるものとなるように。今陳兄が駅にいるホームレスの人たちや、また職場でしている伝道が祝されるように。
2.活水泉が呉師、家強師によって、更によく続けられており感謝。主が更に彼らを用いて下さる様に。休養中の小孟が良く休め癒され主の導きがわかるように。テラ師の風俗の女性への伝道の進展に感謝。忍耐と希望を持って続けられるように。ゆっくりの変化であっても女性たちが確実に変えられていくように。

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