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2007年9月号  page1  page2


「うどんとアンパンマンと‥‥」
日本 佐味湖幸

 湖幸の夏巡業、七月は四国とマレーシアです。この原稿を書いている七月十七日は明日、マレーシアへ出発という時なので、まずは、四国巡回のご報告を。
 なんと十年半ぶりに四国を訪れました。前回は、冬の寒いときで、スケジュールもかなりの強行なもの、毎晩寝るところが変わり、お交わりは楽しいが、肉体的にはくたくたであったことを覚えておりますが、今回は、ある姉妹の計らいで、一週間ゆっくりと自分の家のように過ごせるアパートが与えられ、本当に助かりました。
 また今回は、なかなか珍しい体験をいろいろとしました。
 一週間に三回もうどんを食べたのは、私の人生の中で記録でしょう。しかし、香川の方は毎日でも食べられるとか‥‥。駅を通り過ぎるたびに、嬉々とした顔の小さな子供たちに手を振られたのも初めての経験。ちょっと有名人になった?と勘違いしそうですが、それは、私でなく、アンパンマン列車に乗っていたから。しかし、子供のあのような顔を多く見られたのは嬉しかった。
 一方教会はどこも、高齢化、牧師不足。CSの子供が非常に少ないのと、一人の牧師が兼牧で、幾つもの教会で奉仕していらっしゃるのを見ると、「ああ、主よ!」と、祈らされます。
 十年振りどころか、三十年ぶり、二十云年ぶりという再会もありました。お互いに主の家族のうちにあるからこその再会です。
 ラジオ福音放送で、インタビューされ、証したのも、初めての経験。老人ホームで三、四十人ものご老人達の前で、「絵のない本」を使って、福音を語ったのも、初めて。三人の方が、イエス様を信じて天国へ行きたいと手を挙げられました。さらに多くの方が、主を信じ、平安のうちに老後を送られるように祈ります。
 夏の後半は、マレーシア、インドネシアと海外遠征です。日本の夏とどちらが暑いか?健康が支えられるように続いてお祈り下さい。

【祈りの課題】
1.日本からさらに、宣教視察旅行、短期宣教に行く方が起こされるように。来年初めに予定されているタイ〈1月〉、フィリピン〈3、4月〉への祈りと奉仕のツアーの準備のために。
2.クリスマスに向けて、フィリピン、ピリ聖書教会のクロスステッチ商品が順調に売れ、ピリ村の方々、アガペー子供開発センターの助けになるように。


「宣教の歴史の中で」
カンボジア・クロチェ  今村裕三、ひとみ

ブンソン兄の家族。主がさらに用いて下さいますように  「二年前のOMFカンボジアの年会での祈祷課題だった」 先日、一年間の母国での奉仕を終え、カンボジアに帰ってきた前任者K師の言葉です。これは、教会学校が再開されたことに対するものでした。私は、この言葉を聞いたときに、多くの祈りが積まれて十年が過ぎ、今、あるクラチェ教会なのだと思いました。私たちは、過去の宣教の歴史を知らないと、なんでも自分たちが始めた宣教の歴史であると勘違いをしがちです。教会学校再開に関しては、私たちが昨年三月にクラチェを訪問して以来の祈りの課題であり、皆さんにも祈っていただいてきたものでした。お祈りを感謝します。
 K師とのクラチェ教会に今後どのように宣教師が関わっていくかという話し合いはとても祝福され、ここまでクラチェ教会を導き、祝福してくださった神様の御名を崇めました。私たちの任期終了後のOMF宣教師の働きの内容と人選のためにお祈り下さい。(裕三)
 宣教師からの自立を目指しているクラチェ教会は再度、教会員一人一人が「あなたは私(神)に従い続けるか?」と問われています。リーダー三人が健康上に問題があります。コン兄はひどい腰痛、ブンソン兄は椰子の実が頭の真上に落下し、命は助かりましたが頭痛・めまいに悩まされ、セイハー先生は腰痛・腹痛の持病が続いています。その他の教会員も、家族関係の悪化、病気、経済問題など問題に直面しています。それらの問題は、短期間には解決されそうにはない根の深い問題が多いです。しかし殆どの人は、問題の重みに耐え、それでも主に頼ろうとしています。それぞれが、たとえ問題のただ中にあっても、神様の恵みを味わうことが出来るようにお祈り下さい。
 感謝なことに私の心は揺らされることが少なくなりました。二ヶ月前のニュースで、皆さまに覚えていただいた祈りの息吹を感じています。自分の努力による神様への奉仕ではなく、神様ご自身が働かれているのを感じます。(ひとみ)

【祈りの課題】
1.クラチェ教会のリーダーのために。忠実に主に仕えていく信仰が与えられますように。また、8月に教会学校教師の訓練を受けたメカラー姉とソンバット姉が用いられますように。
2.9月下旬にOMF国際本部でOMF内の宣教会議があり、裕三師が参加します。これからのOMF全体の宣教について有意義な話し合いがなされ、学びの時となりますように。


「教会の成長を目指して」
北タイ・チェンマイ 邦人伝道 野尻孝篤師・明子師

教会で老人介護を学び合うひと時  「あなたは日本語教会の柱ね、と言われてショックだった。そんなに私、でしゃばっていたかしら?」「もっと、教会の奉仕をしたいんだけど遠慮している、私たちはやっぱりお客さんだと思っちゃう」「もっと自由にいろいろやりたい」等々の声‥‥。皆で相談し、とりあえず礼拝の各奉仕の「奉仕分担表」を作ることになりました。その結果は‥‥今まで教会に距離を置いていた方々が、思いがけず積極的に教会に入って来られたこと、今まで中心的に奉仕をしていた方々がなんとなく、手持ち無沙汰でつまらないように見えることです。教会の良き成長が期待されます。
 聖書を、自分達の疑問や感想を出して、受身でなく学びたいという希望が未信者の方から出て、共鳴された方々、受洗後の成長のためにと願う方々で毎週火曜の夜、牧師宅で聖書研究会が始まりました。日本食の夕食を出すからと、人を集めたくてつい言ってしまったのですが、実際には日本食もだけど、それよりも聖書の学びが楽しいと、数人が集まって、夜遅くまで信仰の話が尽きないようになりました。こういう時間が牧師冥利につきる時でもあります。
 老人介護のグループ・ホームを建ち上げたN姉のために協力をした教会員達が、更に専門的に介護のあり方を学びたいと聖日の午後、義理の両親を長く介護された経験のある介護士の方を教会にお招きしてのセミナーのような集いを開きました。実際の困難や知恵などを聞く方、自分の老後を思いながら熱心に聞く方たちと、教会が人生のトータルな面で関わって行ければと願わされました。
 いろいろ多忙になった教会の活動の合間をぬって、私たち牧師夫婦はマレーシアのOMF日本人宣教師のリトリートに参加、静まり、自分の心をさぐる良き一週間をすごすことが出来、感謝でした。(孝篤)

【祈りの課題】
1.チェンマイで教会に来られるようになり、病いのゆえに帰国されたご夫妻のうち、お元気だった御夫人が、余命一ヶ月?と診断されました。お二人のお救いのために。
2.求道中の方々が、なかなか、信仰の決断へと進まれません。特に、人生の困難を経て、お年を召された方が決心が難しいようです。お祈り下さい。


「とらえられた魂」
カンボジア・ニャックルアン  西村信恵

 ジェンターは美容師(スタイリストを兼ねる)です。いつも髪をジェルでたたせて、自分のスタイルにもとても気を配っている青年です。美容師のほかに会場の飾りつけの仕事などもしています。ニャックルアン教会には五年近く集っています。イースターやクリスマス、ピクニックの写真には必ず載っていますが、いつも日曜日に来ているわけではありません。教会に来ている人の中でも古株のような存在ですが、神様を信じて来ているわけでもありません。三年位前に「生ける水」というテキストを使って求道者の学びも終えていますが、いつもどっちつかずの青年でした。その彼が、ある日の夕方教会の階段に座っていた私のところにやってきて、世間話を始めました。その内、「ぼく、神様のこと時々本当だなー、と思うし、時々違うんじゃないかなーと思ったりするんだ。」と心のうちを話し出し、いろいろ話していくうちに、彼が本当は心から神様の愛を分かりたいと思っていること、信じたいけど、今家族の中の役割としてお供え物を毎日捧げなければならない立場上、困っていること、心の中は将来への不安があること、が分かってきました。自分の人生を神様にゆだねて神様に導いてもらいたい、と実は願っていることも分かり、その場で、イエス様に罪の告白をし、心にイエス様を迎え入れるお祈りをすることが出来ました。ずっとジェンターを待っていてくださり、このように救いに導いてくださった神様はなんとすばらしいのでしょう。その日の夕方、私も喜びに満たされました。また、教会にいるジェンターのような何人かの青年達の魂もきっと主によってとらえられると確信が与えられ、彼らのための祈りを続ける様に励まされました。ジェンターがこれから通るであろう両親の反対や困難を通しても成長していくことが出来ますようにどうぞお祈りください。また、私達がいつでも機会をとらえ彼らを主に導いていくことが出来ますようにお祈りくださると幸いです。
 最近ラジオでは外での伝道禁止の放送が流れたりして、クリスチャンにとって生きにくい社会になっていくのではないかと教会員たちの中にもいろいろ不安を覚えている人がいます。逆にそのようになった時、自分はヨブのように神様を信じていきたいと信仰が強められた人もいます。どのような状況になっても教会員たちの信仰が揺るがされず、主を待ち望み歩んでいけるようにお祈りください。

【祈りの課題】
1.神様を信じたジェンターの歩みのために、信じたけれども歩みのはっきりしないゴー、ディー、のためにお祈りください。神様の愛をはっきりと知り、神様に従っていく人生へ変えられていきますように。
2.高校を卒業した青年たちは、それぞれプノンペンや別の場所へ学びのために移動します。彼らが続けて教会へつながっていくことが出来ますようにお祈りください。


「タイ、マレーシア、ケンブリッジ、ミラノ」
日本 横山基生、好江

「オール宣教師リトリート」特別参加者5名、写っていない者4名  七月一四日〜八月七日と二十五日間に及ぶ旅も、皆さんのお祈りに支えられ全うできました。心から主に感謝しています。導かれる場所それぞれにおいて数々の恵みを、主は用意しておられました。
 牧野夫妻、野尻夫妻、有澤夫妻と、これまで日本委員会から遣わされた宣教師を思いながら過ごしたバンコクOMFホームでの数日(蛙の大合唱、その他の生き物の声にいつ眠れるかと危惧しながらの夜でした)。隣接するタイOMFで働く姉妹は「牧野夫妻と会った時、私は小学生でした」と話してくれました。スイス人宣教師に連れられて、一緒に教会開拓を行なっているタイ人牧師夫妻と交わりました。宣教団体から給料をもらっている牧師がまだまだ多い中、住まいで礼拝を持ってこの夫妻は励んでおられました。日本人宣教師がタイ人教会に貢献できることも多くあることを思わされ、そのような器を起こして下さいと祈りました。
 マレーシアのカメロン高原で過ごした九日間。前回訪れたのはケンブリッジでの奉仕を終え、日本に戻る途中の昨年三月でした。この一年四ヵ月を守り導いて下さった主のご愛とご誠実に感謝と賛美を捧げました。前回の滞在で与えられた「オール宣教師リトリート」の願いを、主はこのように実現して下さった。特別な交わりを与えて下さった。特に、次の総主事である菅家夫妻が他の宣教師全員と交わりさらに知り合うことができ、それが目的の一つであった私達は大変嬉しく思いました。
 太田和さんの導きでもたれた、主の前の静まり、主に聴くリトリート。塩子夫人も来て下さったので夫婦のことについても主の光をいただきました。大自然を通して「恐れるな、私だ、私が共にいる、あなたは私の手の中にある」と、創造主・贖い主・「お父さん」と呼べる御方が強く優しく語って下さり、安きと信頼のうちに自らを明け渡す時となりました。その時の涙、その後のケンブリッジでの涙、ミラノでの涙。主が今置いて下さる市川に戻っても、これらの涙を覚えておきたいと思いました。(好江)
ミラノに集まったOMF宣教師  一年五ヵ月振りに英国ケンブリッジを訪れることができました。「ヨーロッパ・キリスト者の集い」参加が先に決まり、ミラノへの直行便が取れず導きの中で五日間の英国滞在が与えられました。私達の働きを引き継いでくれた横田栄・ヘーゼル宣教師夫妻も九月末までに次の働き人にバトンタッチし、本格的に宣教師として遣わされる歩みに進むべく、日本に移ります。ロック・バプテスト教会に多くの日本人が集い、日本人伝道を教会の働きとして進めている様子を見せていただき、主の御名を賛美しました。
 今回の旅の最後にミラノでの「第二十四回ヨーロッパ・キリスト者の集い」に参加しました。欧州各地でキリストの証し人として歩んでおられる一人一人と再会し、信仰の交わりをさせていただき、新しい力をいただきました。(基生)

【祈りの課題】
1.9月18、19日とJEA宣教フォーラムが開かれ、基生師はディアスポラ日本人伝道の分科会で発題します。参加者と共に良き協議ができ、主の働きが豊かに前進するように。
2.9月29日(土)市川OMFセンターで、Bridge Builders(「恵みの橋渡し」)の集いが開かれます。主の恵みの橋渡しの役を担う人々が多く集い、共に励ましあい、成長し、ネットワークを広げることができるように。

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