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2005年2月号  page1  page2


「主が喜ばれた日」
台湾・活水泉 木下理恵子

 インドネシア、スマトラ沖地震のショックと共に、暖冬だった台湾も五度まで下がる日々となりました。皆様はお元気でお過ごしでしょうか。
 いつものお祈りをどうもありがとうございます。特にクリスマス集会のためのお祈りを感謝します。沢山の主の祝福をいただきました。
 二百五十人の参加者を祈っていましたが、二百六十人余りの人が来てくれました。今回は種まきだけでなく収穫を祈っていたのですが、招きに応え、八十人程が主を受け入れたい等の応答、その内、十二人は受洗希望です。(内八名は活水泉関係)それで活水泉では一月十六日(日)に蒋兄、楊兄の洗礼式を計画しています。お祈りいただいた通り、収穫を与えて下さった主に感謝です。これから、これらの人たちを的確にフォロアップしていけるようにお祈り下さい。
 また一般教会から百人ほどのボランティアの方たちも来て下さいました。元々五十人ほどと祈っていたのですが、過去三年のクリスマスで助けて下さった教会からも続けてきて下さり、こんなに多くになりました。台湾の教会内でこのヴィジョンが広がっている事を感じ、感謝です。
 経済的にも、三百個分のお弁当代、三百本のミネラルウォーターと三百個のケーキ、二百六十個の洗顔、浴用セットはすべて、協力教会や個人による献金や献品で、場所代や他の経費もすべて満たされました。
 クリスマスのもう一つの祝福はキャロリングです。今年は初めて萬華地区の教会の連合キャロリングで七つの教会から七十人ほどの人が参加しました。二人ずつの長い列で、波のようにエコーしながら「救い主がお生まれになった」「平安がありますように」など道行く人々に大声で語りかけて行ったり、賛美したり、人々の反応も驚きと共に、とても肯定的でした。萬華のクリスチャンたちが初めて一緒にはっきりと人々の目に見える、聞こえる形で行動し、主を証しした貴重な時でした。「イエス様、今日はあなたが一番喜ばれた日です。私たちがみんな一緒にあなたのために出て行って伝道したから。」という最近受洗した鄭兄の祈りにもはっとさせられました。今年は萬華地区連合のイースターのマーチ、各教会の信徒の方々ももっとお互いに知り合えるように連合バーベキュー、夏の青少年キャンプ、そして連合クリスマス伝道集会と一致しての奉仕が既に連合牧師祈祷会で決定されました。
 この一つ一つに主の祝福があり、この年、萬華で多くの人が救われ、主を礼拝し始めるようお祈りください。

【祈りの課題】
1.2月4日にテラ師がオランダに帰国されます。呉師と木下師の2人の奉仕に早く適応でき、主が必要な助け手を与えて下さるように。また新しいフルタイムの台湾人働き人が与えられるように。
2.クリスマスの多くの祝福を感謝。良きフォロアップがなされるように。また今年の萬華での各連合集会が主に祝され、萬華で救われ主を礼拝し始める人が多くおこされる様に。


「台風、記念会、そしてクリスマスは無し?」
フィリピン ミンドロ島 佐味湖幸

 昨年は日本も台風、地震で大きな被害があったこと、テレビや皆様からのお便りで知りました。被害にあわれた方々、地域に主の助けが続けてあるようにお祈りします。こちらも昨年末は、二週間の内に四つの台風が続けてフィリピンを襲い、地域によっては記録に残る大変大きな被害を出しました。私の住んでいるミンドロ島中部は、比較的守られましたが(毎日のように停電、断水がありましたが)、南部では家屋の破壊、死者、行方不明者を多く出す被害がありました。そんな中、ピリ聖書教会は予定より一週間遅らせて十一月二十八日、教会の六周年記念礼拝を献げました。聖書研究や子供の集会などが始まったのは、十年以上前、ピリの地で礼拝が持たれるようになって六年です。当初、十数人で始まった礼拝。礼拝堂が広く感じたそうですが、六周年礼拝では、子供を合わせ百人以上の人で、礼拝が捧げられ、六十人で一杯になる教会堂は外まで人が溢れました。
 証しの中に、賛美の中に、説教の中に、ここまで成長させて下さった主のご真実を仰ぎました。その後十二月に入り、クリスマス・シーズンとなったわけですが、ミンドロ島の教会連合(ABCCOM)では、予定されていた幾つかのクリスマス集会をキャンセルし、その分の費用を被災地に物資を届けるために使われました。ミンドロ神学校の学生、教師達は、その物資を持ってミンドロ島南部のロハスという被災地を訪れたそうです。
 クリスマスのメッセージである「犠牲を払って与えること」が、このような形で表されたことは、よかったと思います。しかし、全てのクリスマス集会がキャンセルされたわけではありません。ピリ教会の子供開発センターでは、スタッフによる生誕劇とささやかなおやつでクリスマスを祝いました。シンガポール日本語キリスト者集会から送られた古着(と言ってもいいものばかり。感謝!)と日本の母教会の姉妹から送られた歯ブラシが子供達へのクリスマス・プレゼントでした。
 残念ながら、私はその後疲れてダウン。早めにOMF宣教師館に引き上げて、現在(十二月二十六日)休んでいます。二十八日から元日まではフィリピン南部のミンダナオ島、ダバオ市でフィリピンで働いているOMF宣教師が一同に会するフィールド・カンファレンスが持たれます。よい修養会となるように願っています。この季節、皆様からのクリスマスカードその他、暖かいご支援をありがとうございました。心から感謝しつつ。

【祈りの課題】
1.昨年の台風で被害を受けたミンドロ島南部の人々の為に。クリスチャン達が実際的な働きを通して、人々に主の愛を証ししていけますようにお祈り下さい。
2.創立6周年を迎えたピリ聖書教会が、今後もますます地域の中で主の愛をもって人々に福音を証しする教会として成長していきますように。


「サンタクロースが知られてきました!」
カンボジア プノンペン 菅家庄一郎、容子

学生センターでのクリスマス会  プノンペンでも商業的なクリスマスが定着し始めています。この時期になると、クリスマス用のプレゼントを買う人で店が賑わっているのを見て変化を感じています。学生伝道チームは、三回のクリスマス会を新しい学生センターで企画しました。私達の目的は、まず新しい学生センターの場所を知ってもらうこと、聖書研究に誘うこと、です。八ヶ月ほど日本に戻っていたので、久しぶりに会う学生も何人かいました。
 多くの学生が二つか三つの大学で学んでいます。そんなことをしてもあまり意味はないのですが、日本とは比べ物にならない就職難(大学卒業生にふさわしい職はほとんどない。)なので少しでも多くの資格を取ろうと必死なのです。そんな学生達の中で、「いつ聖書研究始めるの?」「聖書学んでみたいのだけど」という数人の声を聞いたことは励ましでした。一月から新しい伝道的聖書研究会、弟子訓練の集まりが始まります。忙しいスケジュールの中でも、時間を見つけて学生が集まることができるようにお祈りください。また、イギリス人のフレイザー・ノーブリーさんが短期宣教師として学生センターで生活を始めます。彼の適応のためにもお祈りください。(庄一郎)
これがカンボジアの天使?  新しい家に落ち着くとまもなく、子供たちはクリスマスの二週間の休暇。私は、引越し疲れもあり、直ぐに退屈する子供たちの相手で、ぐったりでした。第三期の適用も、思った以上に大変です。ともすると、こんなに余力のない中、良い奉仕ができるのかと恐れに捕われます。
 共に学生伝道に励んでくださったエレンが、帰国前の休暇に出る前に寄ってくれ、色々話せました。私達がいなくなってから、どんなに恐れ惑ったか、その中、自分ではなく主により頼むことを学ばされてきたこと、そして、神様が自分のような者も用いてなしてくださったことに、ただ驚くばかりだと分かち合ってくれました。彼女の証しを聞きつつ、私は思いました。私も、今自分の無力を、非力を感じている。しかし、神様の力は弱さの中に働く。私も、エレンのように、主により頼んで、導かれる学生達を心から愛することに徹すればよいのだ。神様は私達を、その働きのために、既に訓練し、整えてくださっている。恐れないで、疑わないで、喜びの知らせを伝えようと。お祈りを感謝しつつ、さらなるとりなしをよろしくお願いいたします。(容子)

【祈りの課題】
1.短期宣教師としてきたフレイザー・ノーブリー兄が新しく学生伝道チームに加わりました。うまくチームに適応できるように。
2.伝道的聖書研究にきている大学生が救われますように。弟子訓練の集いに来ている学生達が成長し、自分達で御言葉を読み、伝道していくように変えられていきますように。


「津波」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

タイ国に一人だけ生存するキム・ムン語話者の女性に初めてのインタヴュー  「ツナミ」はタイ語になりました。どうぞインド洋沿岸、アンダマン海沿岸諸国の遺族の方々を覚えてお祈りください。
 十四万人以上の死者は仏教国、回教国、ヒンズー教の国の人々、また観光で訪れていたユダヤ教徒とキリスト教徒であったことから、各宗教界に「神はなぜこのようなことをされたのか」という議論が世界的に起きているようです。この時こそ、創造者なる神様に心を開く人々がアジアを始め世界中に起きるようにも祈ってください。
 ルカ十三章三〜五節のイエス様のことばから分かることは、一.滅びが必ず来る。二.神の目から見て全ての人間は罪深さに程度の差はない。三.他人の罪を問題にする優越感や自分の住む所は安全だという優越感を戒め、自らが熱心な悔い改めをすべきことです。新年にあたり、世界洪水を前にしたノアのような切実さをもって福音を宣べ伝えるべきだと私は教えられています。
 以前、ミェン族の兄弟分にあたるキム・ムン族が自分の言葉による聖書を渇望している、と報告しました。タイにはキム・ムン族がいないとされていたので、どこでそのことばを学ぶかが大きな祈りの課題でした。
 ところが、タイでたった一人というキム・ムン語話者を昨年十二月三十一日に確認しました。論文を早く終えて、この人が生きているうちにキム・ムン語の学びを開始することが今年の目標です。(達朗)
SJCF宣教旅行の皆さんとクロンラーン教会で  昨年の十二月、シンガポール日本語キリスト者集会(SJCF)の中高生が宣教旅行に来ました。中央タイに近いガンペンペット県のミェン族の村、クローンラーンでクリスマスを共にお祝いしました。
 SJCFは二年ほど前に片岡牧師を天に送られ、無牧の状態で役員の方々を中心に歩まれて来ています。その証しをSJCF役員の方に聖日礼拝で語っていただきました。実はクローンラーン教会も同じく無牧という痛みと寂びしさと困難の中にあったので、とても大きな励ましになりました。
 「こんな遠くまで、私たちのようないなかの少数民族のところに来て一緒にクリスマスを祝ってくださり本当にありがとうございます。本当に嬉しい。皆さんを送ってくださった神様に感謝!」(たまみ)

【祈りの課題】
1.クリスマスにミェン宣教教会で信仰告白をしたフェイフォン姉、ナイジェン姉、またルワムジット教会で信じたフッオーン兄の救いの理解と確信が深まるようにお祈りください。
2.タイ国に一人だけのキム・ムン語話者に出会いました。道を開いてくださった神様に感謝。達朗が今取り組んでいる論文を一日も早く終わらせて、キム・ムン語の学びを始めることができるようにお祈りください。

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