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2015年6月号  page1  page2


「ブキット・パンジャン福音館の新しい歩み」
シンガポール 佐味湖幸

弟子訓練・ケアグループの皆さんと  今年は私が集う教会、ブキット・パンジャン福音館にとっても、五十周年を祝う記念すべき年であります。それに時を合わせるように、政府からも教会堂の建築許可が下り(数年がかりでした)、古い建物は壊され、新しい教会堂建築が始まろうとしています(二〇一六年三月頃完成予定)。それに先立ち、教会のリーダーたちは何回も会議と祈りを重ねたようです。礼拝でも、いわゆる教会堂という建物を新しくすることだけに私たちの注意が向けられるのではなく、キリスト者の群れとしての教会がさらに霊的に刷新されるべきことが繰り返し強調されました。

 その霊的刷新への動きの一つとして、これまでなんとなく仲良しグループ化していた小グループを、集中型弟子訓練グループ(各グループ五名まで)と弟子訓練・ケアグループ(各グループ十名まで)とに再編集しました。集中型の方は教会の長老や牧師のもと毎週集まり、将来の小グループリーダーを育てることを目的とした、ちょっと厳しい(?)弟子訓練であるのに対し、ケアグループの方は隔週で教会が選んだ教会員のリーダーたち(厳格な?長老系の教会なので全て男性)のもと聖書研究を共にし、交わりを持つことを目的にしたグループです。私は後者のケアグループの一つに属し、隔週の金曜日夜に集まっています。これまで顔は知っていても話したことのない方々と同じグループ(インド系夫婦二組、中華系夫婦一組、中華系と日本人女性三人の九名)になり、新しく与えられた交わりを感謝しています。

 また、昨年五月に始まった月一回のお手伝いさんの会も楽しく続けられています。フィリピン、インドネシア、ミャンマー、インドなどから、お手伝いさんとして働くためにシンガポールに来ている女性たちを集めて一緒に食事をし、御言葉を分かち合い、また楽しくてためになるプログラムを毎月行っています。六月は私の担当で、「私はここで何をしているのか?」という題で、私の証と共に、神様が私たち一人一人に持っておられるご計画と神様の御心に従うことの大切さをお分かちしようと思っています。

【祈りの課題】
1.ブキット・パンジャン福音堂の小グループ、お手伝いさんの会、また新教会堂建築の祝福のために。6月7日に持たれるお手伝いさんの会では、佐味師がお話を担当します。
2.7月16日からのオリエンテーションコースに参加予定のブラジルからの新人宣教師(夫婦1組、独身女性1人)の最終準備のために。


「主の守りの中で」
カンボジア 今村裕三、ひとみ

ストゥントラエン州の州都の教会の次世代リーダーたち  歯の詰め物が取れ、住んでいるストゥントラエンには、安全な歯医者は無いのでプノンペンへ。その二日後、靴下の滑り止めに足を取られ後ろへ転倒。大きな音に自分で驚き、骨折?と思いましたが、暫くしたら痛みますが歩けます。幸いカンボジア正月でしたので、暫くプノンペン滞在。その後、夫は会議でシンガポールへ出発。

 一人でストゥントラエンへ帰るために課題なのは、乗合ミニバンタクシーに八時間座っていられるか?家が二階なので荷物を持って上がれるか?でした。

 出発当日は朝三時に電話で運転手に起こされ、四時に出発。日本では一列三席ですがカンボジアでは通常四人座ります。しかし今回は大人四人と子供二人(一歳と四歳)とギチギチ。いつも早朝なので殆どの人が寝ているのですが、子供が交代に泣き、機嫌がいいと私を蹴ったり掴んだりと可愛いが寝られず。日が登り、何かいつもと違う運転でフラフラ揺れると思っていたらトイレ休憩。トイレから出てきたら車がいない!ちょっとびっくり。見つけた同乗者に聞くとパンクを直しに行ったとの事。フラフラ運転はパンクの為だった様で、事故にならなくて一安心。四十分後に車が戻り再出発。結局十時間もかかってストゥントラエンに到着。最後の三十分は腰の痛みが再燃しましたが、パンクのおかげで途中で休めたのは感謝でした。同乗者とお友達になり遠足状態で、食べ物が飛び交い、(行きませんでしたが)昼食まで誘って頂きました。遅れついでに運転手さんに荷物を二階まで上げて?と頼むといつもと違って快諾。最後の難関クリアーです。

 途中何回も、どうして神様?と思いましたが、沢山の天使に守られたと感じました。いつも感謝出来るように、また健康、特に腰痛が早く回復するようにお祈り下さい。(ひとみ)

中学校教員養成校の学生との学びの祝福をお祈り下さい  ストゥントラエン州の州都では、現地の教会と協力関係を築き、様々な関わりを持っています。その中の一つは次世代のリーダー訓練です。ポル・ポト時代以後の世代は大学教育を終える人もいますが、その世代が少しずつ教会の中でも増えてきました。教会のリーダーからはその世代の訓練、特に聖書と説教の訓練をして欲しいと依頼されました。聖書の読み方から始め、創世記から黙示録まで全体を通して講解説教ができるように、五年前から関わったカンボジアの牧師・説教者のための講解説教セミナーの教材を元にして、週に一回二時間余りの学びを導いています。

 また、ストゥントラエン州都には、周辺の三つの州を含む地域のための中学校教員養成校がありますが、そこのクリスチャン学生と基本教理の学びを週に一度しています。彼らはクリスチャンホーム出身ですが、あまり聖書を知りません。クリスチャンホームなので自分たちはクリスチャンと思っています。 学びを通して聖霊様が霊の眼を開いて下さり、信仰の確信と新生した人生の歩みができるようにお祈りに覚えて下されば感謝です。(裕三)

【祈りの課題】
1.健康のために。ひとみ師は腰痛、裕三師は首から肩にかけての痛みが続いています。雨期に入りデング熱やマラリアから、また交通事故から守られるようお祈りください。
2.6月15~19日まで、OMFカンボジアの年会が持たれます。年に一度、カンボジア各地で働く宣教師が一同に会する年会です。みことばのよき学びの時となり、他の州で働いている同僚との交わりが祝福されますようにお祈り下さい。


「忠実な神様の導きの中で」
日 本 主事 西村信恵

 先月から今月にかけて、六月に行われる一五〇周年記念行事に向けて記念本の編集や五十年記念のDVD作成、パンフレット作成などのため、過去の写真を掘り出したり、過去のニュースレターを探して見直したりする作業をしました。日本委員会から送り出された昔の写真等を見たりすると、ついつい「あ~、こんなところで頑張っておられたんだ」「子供たちが可愛い~。若い!」と写真に見入ったりしてしまいます。また自分のニュースレターも見返したりし、そこからその時その時の働きにおいて、神様が助け導いてくださったことを思い返したりもしました。そして、過去のニュースレター一九九七年十一月十五日の祈祷課題の中に、次のように書かれてあるのを見つけました。「日本から宣教師の入れない国へ技術をたずさえて入っていくクリスチャン・ワーカーがもっと起こされますよう。霊的にも職業上の面でも整えられ、ビジョンをもって出て行く献身者が与えられますように。」それ以前には日本から宣教師の入れない国へ送られているワーカーは一人でした。その祈祷課題が出されてから今までの間に、七名の方々が日本から宣教師の入れない国へのワーカーとして送られました。神様は本当に忠実に私たちの祈りに答えてくださっているんだなと思いました。また、ハドソン・テーラー師からの今までの一五〇周年の歩みについても準備の中で読んだりする機会があり、その歩みを思うときに、若きハドソン・テーラー師に中国への思いを与えられた神様は、そのビジョンを広げ、世界中の人々に働き、宣教の働きへと召し出され、世界中で神の国が建てられるためそれぞれのワーカーを通して働いておられる、そのスケールの大きさに圧倒され、忠実に導いてくださっている神様に感謝を捧げました。

 六月までこの準備と、事務所内のリフォームのための事務所引越し等でバタバタとする日が続きそうですが、忠実な神様の御手に委ね祈りつつ、準備を進めていけたらと思っています。どうぞお祈りに覚えてください。感謝して。

 なお、OMFのホームページ「あなたも参加できる宣教」の参加者の証十五に、三月の祈りの旅に行かれた方々の証が載っています。ぜひご一読ください。

【祈りの課題】
1.6月6~21日に日本各地(札幌、盛岡、東京、名古屋、大阪、福岡)で行われるOMF150周年宣教大会に多くの方が集い、宣教に出ていく、また様々な方法で関わっていくチャレンジの時、応答の時となりますように。準備、また大会当日の奉仕者のためお祈りください。
2.8月21~28日のM国への旅にふさわしい参加者が与えられますように。


「いよいよです」
日 本 菅家庄一郎、容子

 いよいよOMF百五十周年記念宣教大会が始まります。ここまで多くの方々が準備に携わってくださいましたことを心から感謝申し上げます。私と西村主事はすべての大会に参加する予定です。各地の支援者の皆様にお会いできるのを今から楽しみにしています。

 六月六日から十四日まではOMF総裁のパトリック・フン師、ジェニー・フン師が講師として奉仕されます。香港出身のご夫妻はかつてパキスタンで医療宣教師として奉仕され、二〇〇六年から初めてのアジア人総裁としてOMF全体のリーダーシップをとっておられます。良い意味で総裁としてのオーラのようなものがなく、とても気さくで話しやすい方です。

 六月十九日から二十一日はOMF日本フィールド代表のディビッド・ファーガソン師が奉仕されます。スコットランド出身で、四人のお子さんがおられます。西日本にはOMF宣教師が働いておらず、日本におけるOMFの働きはあまり知られていないと思いますので、この機会にファーガソン師を通して、聖書からのチャレンジと共に、日本におけるOMFの働きについても名古屋・福岡で聞けることを感謝しています。

 この宣教ニュースの最後のページをご覧くださり、是非お近くの宣教大会に祈りと期待をもってご参加ください。(庄一郎)

 先日、婦人たちと聖書研究し、バプテスマのヨハネの説教について学びました。最初の質問に考えさせられました。「ヨハネが友達に囲まれて生活していたらどうなっていたでしょう。」荒野で過ごし、自然の厳しさと孤独の中、神様の御声に心を集中させていったヨハネは、人を恐れず、神のことばを大胆に取り次ぎました。

 携帯、スマホ、パソコンに囲まれ、つねに人々とSNSでつながって生活している現代の私達にとって、神の前に静まる時をもつ、というのはなんと大切であり、同時に難しいことでしょう。しかし、そういう時間を選び取らない限り、私たちの心はいつしか神の御心から離れていくのではないでしょうか。

 ヨハネの説教に心刺され、「それでは私たちはどうすればよいのでしょう」と尋ねる群衆にヨハネは答えます。「下着を二枚持っているもの者は、一つも持たない者に分けなさい。」その答えが明瞭で実際的なことが心に留まりました。決して特別の事ではありません。けれど、二枚しか持っていない服の一枚を与えることができるだろうか、と自分に問うてみた時、考えさせられました。物が溢れる日本で生活していく中、いつのまにか物に心が囚われているのではないか。そして、他者への関心や愛はどうだろうか、と問われました。

 かつてハドソン・テーラーは、心痛めてブライトンの浜辺を歩いていました。彼の心は、自分たちの救いを喜んでいる母国のクリスチャンの姿と、救い主を知らず滅びに向かう何億もの中国の魂を思い、いたたまれない苦しみを覚えていたのです。彼はその苦しみの中で、二十四名の働き人を主に求める祈りに導かれました。それがOMFの前身、CIMの始まりでした。

 今月、日本全国六か所で持たれる宣教大会を主が用いてくださり、私たちの心が探られ、主の御思いに向けられますよう祈っています。

 最後に感謝の報告です。イースター礼拝で、長女芽生が受洗の恵みにあずかりました。神様の御真実と皆様のお祈りを心から感謝しつつ。(容子)

【祈りの課題】
1.OMF150周年宣教大会で奉仕する総裁パトリック・フン師、ジェニー・フン師、日本フィールド代表ディビッド・ファーガソン師のみことばの奉仕が用いられ、参加者ひとりひとりに主ご自身が語ってくださいますように。
2.6月6日の札幌講演から始まる一連の宣教大会で奉仕する司会者、証者、奏楽者、通訳者、受付、書籍販売のために。各人の健康が守られ、一致協力して奉仕できますように。

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