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2013年4月号  page1  page2


「『宣教地での神様の恵みとその様子を伝える』働き」
日 本 西村信恵

のぞいてミッションにて。木下師へのインタビュー  今月は短期宣教に行った方々の証しを読ませていただく機会が多くありました。年末年始にかけてインドネシアに行ってきた中学生の男の子、そして中学生の女の子。若い二人がそれぞれの目線でみたインドネシア、神様の言葉に聞き、インドネシアで世界の様子を見て、考え、教えられてきた様子が伝わり、二人のこれからの歩みが楽しみになりました。また、OMFの短期宣教ツアーで、カンボジアにいったKGKの学生達の証しも読み、お話も聞かせていただきました。神様がこの旅を祝福してくださった様子がよくわかりました。この宣教ニュースの最初の記事は、この学生たちの証です。ホームページにも掲載されています。
 先月にも書きましたが、四月から主事という仕事につかせていただいてよくわかるのが、送り出した側の人の気持ちです。宣教地に行って、その方の目に映ったその国の様子やそこで出会った人たちの証しを聞くのはとても新鮮です。国が違ってもそこのクリスチャンたちが信仰に立っている証しはとても励まされ、またその状況を思う時にそこから祈りへと導かれます。それを思う時、現地で働いておられる宣教師を訪ね、自分の目で見る、そしてそれを祈っている方々に報告することも、外に目を向けることができる橋渡しとして大切なことだと思いました。またそこに行った方々も、そのことを通して宣教に何らかの形で関わるように導かれ、そうして神様の宣教の働きが大きなチームとして進んでいくように思いました。
木下師を囲んで記念撮影  二月十六日に行われた「のぞいてミッション」も、準備も守られ神様の祝福の中に行われました。木下理恵子先生のお証しで、「いつも喜んでいなさい」を実行すること、「私たちクリスチャンは教派をこえて一致することができる!」ということ、「愛だけでは人は救われない」ということ、一つ一つの言葉に教えられました。長いあいだ神様の導きに忠実に働かれたお姿に励まされました。

【祈りの課題】
1.西村師が以前奉仕していたカンボジアのニャックルアン教会に、牧師となるワチャナー兄弟が神学校を卒業して帰ってきます。一年かけて宣教師からの引き継ぎをします。その時が祝福されて、良い形で現地の方にこの教会の牧会を委ねることができますようにお祈りください。
2.4月の後半短期宣教師として東南アジアの国に行くM.Sさんのために。よい宣教視察の時となりますように。


「先輩宣教師から受け継ぐもの」
日 本 菅家庄一郎、容子

OMF日本委員会会議にて。辞任される牧野師ご夫妻を囲んで  二十年にわたりOMF日本委員会でご奉仕くださった牧野直之・伊豆先生ご夫妻が、この二月の委員会を最後に委員を辞された。一日目の委員会の夕食後、お二人にOMFでのお働きを振り返り分かち合って頂いた。
 伊豆先生にとって、タイで学生伝道をした後シンガポール本部で新人宣教師のオリエンテーションコースの責任者として働いたことは、人を見分ける洞察力ということを学ばされた経験だったそうだ。一緒にいて、良く話を聞き、祈ること。「学ぶこととお仕えすること」を教えられたと言われた。
 直之先生はOMF日本委員会の歴史、また日本の教会の世界宣教への貢献について話された。宣教師となる上で一番大切な資質は、という問いに「魂の救いに関心があること」と答えられた。主が召しておられる人を祈って、探して、どこで一番生かされるか考えながら訓練していくことが大切だと話された。
 その集まりの中でも何人もの方が、牧野先生ご夫妻との出会いを通して宣教へのチャレンジを受けたと証しされた。現在日本委員会から派遣されている働き人の中にもそういう人は多い。私もその一人だ。
 一九八六年、私にとっての初めての海外経験は、香港での国際福音主義学生連盟主催の東アジア大会だった。英語が分からずついていけなかったが、直之先生の分科会「アジアにおける宣教・異文化伝道のチャレンジ」だけは日本語で聞いているかのように良く分かった。聖書全体から神の救いのご計画を分かりやすく話され、不完全な私たちは互いに補い合う必要があることを話された。幾度もBiblical!「聖書的であれ!」と叫んでおられたのが心に残った。伊豆先生には何度も個人的に相談にのって頂いた。お会いする度に私の話を良く聞き、理解をもって的確な助言をくださり、祈って下さった。そして神様のご計画は何か、どこで一番生かされるか、一緒に考えてくださった。先生ご夫妻を見て本当に素晴らしいのは、聖書に従う生き方を見える形で実践し、模範を示してくださっていることだ。先生ご夫妻を主に感謝しつつ、聖書に聞き学ぶことと仕えることに励みたい。(容子)
 のぞいてミッションが二月一六日に開かれた。三十五名前後の参加者があった。二十九年間、台湾と日本に住む中国語を話す人々に伝道してきた木下理恵子師の、OMF宣教師としては最後のユーモアたっぷりのメッセージを皆で聞いた。
 台湾社会の中では顧みられない、依存症や風俗関係の人々の間で働きをされてきた中で教えられたことは、主に三つのことだと言われた。(1)日本人・宣教師としての優越感に気付かされ、砕かれたこと。まさに私が変えられるために主が宣教師として台湾に派遣してくださったのではないか。(2)教会の一致の大切さ。台湾の教会の方が日本の教会よりも一致が難しい条件(民族的差異、貧富の差など)の中で一致を目指している。(3)愛だけではなく実際に御言葉を語ることの重要性。お弁当を配ったり、具体的に愛を示すことと同時に、現地の言葉で福音を語ることが大切。木下師の今後の働きの祝福のためにも皆で祈った。
 また、妻も書いているように、牧野直之・伊豆師夫妻もOMF日本委員会の働きを辞された。尊敬する先輩宣教師がこのようにOMFを去っていかれることは本当に寂しい。しかし、同時に宣教の働きは後ろ向きになってはならないことも思う。主が来臨されるその時まで、主のみこころならば日本の教会に与えられた良き人材を、東アジアの人々に神の愛を伝えるために派遣し続けよう。(庄一郎)

【祈りの課題】
1.3月で退職された木下理恵子師の新しい歩みが主にあって一歩一歩確かなものとされますように。木下師の足跡に続く宣教師が起こされますように。
2.4月23日にはJOMA(海外連絡協力会)の総会が開かれます。日本の諸教会・宣教団体が日本発の海外宣教のために協力関係を深め、主がこの時代にあってJOMAの働きを用いてくださるように。


「御言葉が放つ光(詩篇119の130)」
日 本 ディアスポラ伝道 横山好江

信徒夜間講座にて  二月はじめにインフルエンザでない風邪にかかってしまい、なかなか本調子にならずにこの月の大半を過ごしましたが、月末となりほぼ完全に回復しました。お祈りを感謝します。
 先月号で報告し祈っていただいているディスポラ伝道部、部長代行の務めも任期完了の三月一五日まであと少しとなりました。ここまで守られたことを心より主に感謝しています。この任を引き受ける前に、私は一度断ったという経緯がありました。部全体の経済的な課題、アフリカにおける中国人伝道、諸々の人事関係のことなど、重要案件が多すぎて荷が重かったのです。その思いを伝えたところ、それぞれの分野で担当者が立てられることになり、「これなら出来るだろう」と思えるまでに荷が軽くされていきました。「主よ、できません」と正直に祈り、チームで話し合い、主の導きを求めた時に、自分の力量に相応しい務めとなり、メンバーそれぞれが任を担うこととなりました。今までは「主の用なり」と引き受け、困った時に声をあげて助けて貰っていましたので、任に当たる前に調整できたのは初めての経験でした。このことを通して「分相応」ということを教えられ、主にある自由(無理する必要はない)を味わわせていただき感謝しています。
 今月は帰納的聖書の学びの喜びを与えられました。東京聖書学校の働きの一環で、信徒聖書講座を夫と共に担当した際、私の時間にグループ聖研を行ないました。このような聖書の学びは初めてという方が数名おられ、「じっくり御言葉に聴き、今までになかった気付きが与えられた」など、目を輝かせてコメントして下さり大変励まされました。ケンブリッジ時代の未信者との聖研でもそうでしたが、御言葉から放たれる光を直接心に受けて、霊の目を開かれる様子を見せていただけるのは素晴らしい特権です。
 先月はインフルエンザで休会になってしまった帰国者婦人家庭集会でも、同じことが起こりました。未信者の方の素直な質問に、姉妹方が証しを交えて生き生きと答えておられ、御言葉を中心に交わる素晴らしさを味わいました。お祈りを感謝します。
 十月の訓練会で教わったコーチングを実習する段階に入り、四名の方々と実践する機会が与えられました。「心の状態が健康的になった、以前よりも素直に神様に向かえるようになった」とのコメントをいただきました。夫にも練習台になってもらいましたが、最初はシブシブだったのが、良い効果が実感できたようで、夫婦同士で交わっているカップルと会う時に、彼等とのコーチングの時間を取ってくれました。コーチとしての最重要ポイントは適切な質問をすることです。夫婦の会話もよりスムーズになったように感じ、思いがけない副産物が与えられて主に感謝しています。

【祈りの課題】
1.欧州青年大会であるSLIM Conferenceが4月4〜7日、イタリアにて行なわれます。講師は大嶋重徳KGK主事、毛利陽子姉、内村伸之師。準備のため、奉仕者や参加者のためにお祈り下さい。
2.アフリカでの中国人伝道の働きのためにナイロビに遣わされたリター師一家のために。アフリカ人、中国人をよく理解し、よく仕えていけるように。

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