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2011年4月号  page1  page2


「ハートの月」
日本 佐味湖幸

菅家師を迎えてのOMF大阪祈祷会  二月はバレンタインの月であったことが関係したか、しなかったか?恋愛や結婚のことについて、何人かの悩める(?)青年たちと話をする機会があった。
 「この人と一緒に神様に仕えていきたいと思いました」と、昨年末お付き合いを始め、最近婚約したカップル。二人の出会いの日から知る者としては、嬉しさと共に神様の導きの不思議を見せられた。
 それとは逆に、「神様に示されている方向にいこうとすると、今お付き合いしている人とはこれ以上一緒に歩めない」と、別れることを決意した人も。二人ともクリスチャンだが、導かれている将来の方向が違うと分かった時のつらーい別れ。宣教師になるために婚約を破棄した人を何人か知っている。神様に従うとは時にとてもシビアです。
 「神様に従って前進したいけど、気になる人がいて。友達以上、恋人未満。この関係どうしたらいいのでしょう?」ふ〜む、煮え切らない男性が多いから女性は苦労する!
 「私、独身で宣教師やっていくほど、強くありません」私もそう思っていました。しかし召しがあれば、従うのみ。必要な力は神様から与えられるのです。
 献身して歩んでいこうとする青年たち、宣教師になる準備をする人たちからは、どこの神学校で訓練を受けるか、どこで英語の学びをするかなどの相談も受けますが、恋愛や結婚の問題について相談をしたいと思っている人も多いようです。
 「三年来の疑問が解けました」私の証を聞いて、ある姉妹が言った。「佐味先生はどんな経験をされてきたのかな?と三年前の短期宣教の時、みんなで話していたんですけど、その時は聞けなかったから」個人的な経験も分かち合ってのカウンセリング。主の祝福が主に従おうと苦戦する若者たちにありますように!!

【祈りの課題】
1.関西聖書神学校で4月から6月まで計7回、宣教学の授業をします。準備のために。また、学生さんたちとのよい交わりのために。
2.宣教師志望の青年たちの具体的な歩みが主に守られ、導かれるように。


「家庭訪問」
カンボジア 今村裕三、ひとみ

ブンソン兄・ディビア姉宅にて  クラチェにいる時には出来なかったことを今月はしました。それは、大勢のお客さんを連れてクラチェの教会員の家庭訪問をすることです。もし、私たちがクラチェに住んでいる時であれば、後で「何故うちには来てくれなかったのか?」とか様々な悪い影響が教会員の間に起こる可能性があります。しかし、クラチェを離れて三年が経とうとしており、また今はカンボジア教会交友会のアドバイザーという役割で、前よりは教会員との関係に距離ができたので、可能になった家庭訪問でした。
 結果は、予想以上に祝福されました。ブンソン兄のあんなに嬉しそうな顔を見るのは久しぶりのことでした。彼はこう言いました。「こんなに宣教師(彼は外国のクリスチャンのことをこう呼びます)が我が家に来てくれたのは本当に久しぶりだ!」そして、彼は相手がカンボジア語を理解するかどうかなど気にせず、カンボジア語で日本からのお客さんにしゃべりかけます。ただ、自分と同じようにイエス・キリストを主としている兄姉と会い、祈ることに喜びを感じているのです。
 日本からのお客さんもクラチェのクリスチャンたちが様々な困難の中を通っていても、単純に主に祈り、主の臨在を喜んでいる姿を見て、励まされたようでした。この「信仰の単純さ」を見る度に私はチャレンジを受けます。「私は主を喜んでいるだろうか」と。そして、そのような兄姉を尊敬し、誇りに思います。皆さんにも会っていただきたいです。(裕三)
 二月号でお祈りいただいていたスレイビー(クラチェ教会のリーダー、ブンソンの娘)は登校できるまで回復しました。お祈り感謝します。まだ疲れ易く、完全に治るまでは時間がかかりそうです。
 しかし、娘の回復とともに、母親のディビアの精神的な状況は低迷しています。被害妄想が強くなり、教会の人間関係を壊すような言動を周囲にしています。悪魔は本当に教会のどこをつつけば壊れやすいのかをよく知っています。特に、その被害妄想の対象になっているディビアの妹メカラー(セイハー牧師の妻)は心労が大きいです。前回十二月の訪問時はクリスマス集会で忙しく、かつ彼女は楽しい雰囲気を壊したくないと気遣い、私に表面的な祈りの課題しか言いませんでした。今回は一時間以上ゆっくり話し、少しずつ姉であるディビアへの悩み等を話してくれました。私はディビアの性格ではなく病気が問題であること、ディビアを責めても変化は難しい事、それよりも周囲が情報を共有し、彼女の言動に振り回されないように一致することが大切な事などを話し、共に祈りました。
 その後、私はディビアに何と話せばよいのかと考えつつ、日本からの来客と共に彼女の家を訪問しました。彼女は夫のブンソンと共に喜んで迎えてくれました。そこで彼らに救いと結婚の証をお客さんにしてもらいました。彼女に救いと結婚の原点に戻って欲しいという思いからでした。日本人の方にも証しをしていただき共に神様の素晴らしさを知って、励ましあう良い時となりました。
 さてこれからどうなるのか?と不安は正直あります。「神様の思いと、私の思いは異なる」ことに目を向け続けられるように、そしてディビアの回復のためにお祈りください。(ひとみ)

【祈りの課題】
1.カンボジア教会交友会のリーダーたち(代表ヒアン兄)の霊性が守られて、それぞれの奉仕が祝福されるように。また、昨年10月に行われた説教セミナーの参加者たちによる説教倶楽部が各地域で持たれるように。
2.クラチェ教会の歩みのために。特に困難の中で弱さを覚えている兄姉のために。神様から助けを頂いて、愛の共同体としてのキリストの身体を建て上げていけるように。セイハー牧師やブンソン兄のリーダーシップのために。


「関西のOMF祈り会」
日本 菅家庄一郎、容子

 二月十五〜二十一日まで、堺大浜キリスト教会を拠点として、関西地区のOMF祈り会を訪問させていただきました。まず、最初は福音交友会・昭和聖書教会(佐味師の母教会)を会場として開かれている大阪祈り会です。関西祈り会の中では最も歴史のある祈り会で、私達がカンボジアへ行く前から祈り続けて下っています。若い人から年長者まで集います。
 次は、JECA門戸聖書教会での西宮祈り会です。昨年始まったばかりですので人数は少ないですが、勢いがあります。中国に重荷をもっておられる日本ホーリネス教団のN兄がこの日参加して下さり励まされました。
 最後は、日本キリスト教団・京都復興教会での京都祈り会でした。こちらは年長者の方々が多く、中には九十歳の方もおられ感動しました。「あなたはまだ坊やですね」と言われ、まさにその通りで謙遜にさせられました。
 異なる教会を会場としてお借りし、異なる教会からOMFアジア宣教のために祈りに集まって下さっている二十代から九十代の方々とお会いし、その尊い御奉仕に感謝しました。あなたも各地で開かれているOMF祈り会に参加してみませんか。(庄一郎)
 二月中旬、教会訪問の日程を無事終えられた有澤先生ご夫妻が、北海道へ戻る途中市川に立ち寄られ、しばしのお交わりの時が与えられた。過密なスケジュールにもかかわらず支えられた感謝と共に、各地域の教会を訪問された感想など伺うことができた。その中で西村師が送られている兄弟団(けいていだん)を訪問した際のことを話してくださった。「その教会の牧師・リーダーたちの幾人かは社会で仕事を持ちながら牧会に当っておられる。その多くは学校教育や社員育成に関わるお仕事で、聖書の独学ができる方たちだ。自習で聖書の御言葉の真理をくみ取り、他の人に教えることができるリーダーが育てられることが鍵だと思う。経済的に専任の牧師を立てることが難しいミェン族教会のモデルに成り得る。」と言っておられた。「さすが有澤先生、どこを切ってもミェン族!」と感じ入りながら興味深くお話を聞いた。先生ご夫妻を送った後、私の心には何とも言えない清々しい喜びがあった。それは有澤先生ご夫妻が、ミェン族教会建設、という具体的な使命を神様の御手から受け取り、全身全霊をもって祈り、与えられている賜物を駆使し考え、労し、奮闘しておられる姿に感動を覚えたのだ。自分の人生を神の御国の建設のために用い、仕えておられる姿が、そこににじみ出る喜びがなんとも清々しいのだ。
 その兄弟団(けいていだん)を、ニャックルアン教会から派遣されフィリピンの神学校で学んでいるワチャナ兄が三月中旬訪問する。「宣教師というと豊かな国から送られていると思いがちなカンボジア人の若きリーダーは、田舎で奮闘する、ニャックルアン教会よりもずっと小さい教会に集う日本の兄姉に出会い、励ましを受け、また謙遜にさせられることだろう。(有澤先生談)」宣教師を送る教会、送られる教会に主がなして下さる良き働きを楽しみにしたい。(容子)

【祈りの課題】
1.総主事の仕事は多岐に亘ります。優先順位を見極め、うまく休めますように。また、御言葉を味わう時と祈りの時間を大切にできますように。
2.5月20日〜30日まで、東南アジアのイスラム教国で働いているワーカーが日本の教会や神学校を訪問します。この機会が用いられ、東南アジアのイスラム教徒について日本のクリスチャンが理解を深める時となりますように。


「心を突き刺す物語」
タイ 坂本朋子

工作に夢中!お寺のキッズクラブにて。  日本はもうすっかり春の陽気でしょうか?いつもお祈りくださりありがとうございます。タイ北部は朝夕の涼しさも残念ながら消え去り、日に日に暑さが増しています。市場には私の大好きなマンゴーが出回るようになりました。ちなみにタイではマンゴーともち米、そしてココナツミルクを合わせたものをよく食べます。
 二月十四日から十八日まで「Simply the Story シンプリー・ザ・ストーリー(以下STS)」という口述スタイルの帰納的聖書の学びについてのセミナーに、チームの他のメンバーと共に参加しました。今回のセミナーの主催者であり、二十二年間タイでOMFの宣教師として奉仕されたラリー・ディンキンス師は、STSの手法を知ってから、実はタイ人は口述、伝承を好む人々であることに気づかされた、と自らの体験を話してくれました。データ上ではタイ人の識字率は約九十三%とかなり高いのですが、これは必ずしもタイ人が読むことを好み、またそこから情報を得るという意味ではないと言います。確かにタイ人が本を読んでいる姿はほとんど見かけません。読んでいても雑誌か漫画というのが現状です。今回のセミナーのタイ語のタイトルは、直訳すると「心を突き刺す物語を語る」という意味になります。私がこのセミナーで学んだことの一つは、第一にヘブル四章十二節にあるように、神の言葉は力があり両刃の剣よりも鋭く魂を刺し通す力があること、そしてその命あふれる御言葉を、多重のラッピングをしないでありのままでタイの人々に届けたいと思わされたことです。STS手法の一つの特徴は宝探しに似ていることです。語り手と聴衆は一緒に御言葉に隠された宝、つまり神ご自身のご性質を探り出していくので、聴衆の心に御言葉が突き刺さり人々の人生を変えていきます。何より私自身が今回の学びを通して新しい発見、つまり今まで知らなかった神様のご性質を発見することが出来ました。またこの方法は「再生可能」、つまり誰でも少しの訓練を受けるだけで活用でき、しかも他の信徒に教えることが出来るのが素晴らしい点だと思いました。
ライトハウスのキッズクラブに来ている子どもたちと  セミナー後、今回学んだものを毎週お寺で行っているキッズクラブの子どもたちの前で試してみました。イエス様が中風の人を癒すお話です。子どもたちはちゃんと話の内容を細かい所まで覚えていたことに励まされました。そして次の週は子どもたちに話の内容を実際演じてもらうことに。子どもたちは大喜びで役になりきって演じてくれました。劇の最後に「どうしてイエス様はこの中風の人を癒すことができたと思う?」と聞いたら、一人の子が大きな声で「イエス様には力があるから!」と叫びました。
 今まで神様のこともイエス様のことも全く聞いたことがない子たちですが、少しずつ主の愛が彼らの心に沁み入っているのを感じます。これからもあらゆる機会を用いて魂を突き刺す神の言葉を語っていけるようにどうぞお祈りください。

【祈りの課題】
1.STS(口述スタイルの帰納的聖書の学び)のトレーニングを受けたチームのメンバーが、あらゆる機会を用いて御言葉を語ることができますようにお祈りください。
2.4月はタイの夏休み、13〜15日はタイ暦の正月です。国中の人が旅行や帰省で移動します。交通・道路事情が守られ、人々が事故から守られますように。


「救いの喜び」
日本 木下理恵子


 ニュージーランドでは日本の若者たちも巻き込まれた悲惨な大地震、アフリカや中東では民主化運動と、世界のあちこちで大きな動きがあります。皆様は如何お過ごしでしょうか。いつものお祈り、ご献金をどうもありがとうございます。
 先日ある教会での婦人伝道集会で御奉仕させて頂きました。集会後、一人の求道者と話す機会がありました。悲しい出来事を通して教会に来られるようになり、洗礼準備会にも出たいとの事。とても素直な信仰、霊的求めを感じました。でも「イエス様の事は信じているのですが‥‥」何か今一つと言う感じです。聞いてみると、イエス様が私達のために十字架で死んで下さった事も信じています。自分の罪も分かり、告白の祈りも何度もした様です。
 聖書の罪の赦しの箇所を一緒に読み、「自分の罪を告白したら、どうなるの?」「赦される。きよめられる。え、じゃあ私の罪ももう赦されているの?」と驚いています。次にヨハネ一・一二を読んでもらうと、「私、もうイエス様の事信じてる。受け入れてる。てことは、私、もう神の子になってるんだ。」更に聖書を一緒に読んでいくと「嬉しい、イエス様はもう私のうちにおられるんだ。」それからは「ちょっと待って。」と一つ一つの聖句をノートに書き留め、「嬉しい、嬉しい。」の連発。救いの喜びを体験している人を、私も目の前に見られる祝福、喜びを享受しました。
 復活の主が「父が私をお遣わしになったように、私もあなた方を遣わす。」と、そして「だれの罪でも、あなた方が赦せば、その罪は赦される。」(ヨハネ二〇・二一、二三)と言われた大きな恵みを今一度思いました。私に罪を赦せる筈も無いのに、みことばを信じ、その通りにした人に向かって「あなたの罪は赦された。」と宣言できる素晴らしい特権。そしてそれをその通り受け取る人の内に湧き上がる、確かな救いの喜び。
 中国人でも日本人でも、もっともっと多くの方々にこの「罪の赦し」の宣言が出来る様に、そして救いの喜びを体験する人が沢山起こされるようお祈り下さい。
 上記の姉妹、洗礼準備中です。救いの確信と喜びの内に洗礼を受けられる様、クリスチャンとして成長していけるようお祈り下さると感謝です。

【祈りの課題】
1.中国人でも日本人でも、もっと多くの方に罪の赦しの宣言が出来るように。そして救いの喜びを体験し受洗する人が起こされる様に。洗礼準備中の日本人姉妹が、良き準備が出来、喜びの内に受洗できるように。信仰の成長のため。
2.台湾の活水泉に集会場所を購入する様にと、大口献金があったそうです。主が備えておられる最善の場所が購入でき、主の良き事を皆で祝える様に。

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