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2008年10月号  page1  page2


「多くの交わりを通して」
日本 菅家庄一郎、容子

IFESの大会で 左から菅家師、フェリー師、アンドレアス師、ケリー師  8月4日〜8日まで、IFES(国際福音主義学生連盟)主催の東アジア地区の学生大会が代々木で開かれました。キリスト者大学生による伝道・交わりが、戦後アジア各国で誕生・成長・発展してきました。 日本のKGK(キリスト者学生会)は、この大会の直後に六十周年を祝いました。私もこの交わりにおいて励まされ、生かされた者として、いただいた恵みを感謝しました。大学生のおかれている状況や霊的必要も時代とともに変わっていきます。モンゴルの学生や、信仰の自由のない国で危険と迫害の中で学生伝道をしている者たちの証は感動的でした。しかし、逆に自由と平和の中での学生伝道は、別の意味でのチャレンジがある印象を受けました。カンボジアからの学生代表は参加できませんでしたが、アンドレアス師、フェリー師、ケリー師というプノンペンで大学生伝道をしている元同僚たちに会い、現状を聞き、祈ることができ主に感謝しました。神様から離れてしまっている者、結婚問題で信仰をゆさぶられている者、主にあって成長している者など、いろいろな卒業生、学生がいるようですが、いつの日かこのカンボジアの大学生の集まりが主にあって大きく成長し、国際大会に学生代表を送ることができるように願っています。(庄一郎)
父の誕生日に家族そろって(容子師)  八月九日、KGK六十周年の集会に参加が許され、懐かしい兄姉と再会し、主がKGKの働きをいかに祝し、用い、導いてくださったかを覚え、主の御名を崇めました。その後、大阪に移動。一ヶ月遅れで父の誕生日を家族そろって祝い、また父の人生の歩みを振り返っての証を聞くことが出来ました。若い頃悩んだ問題(仕事、結婚)を、神様はそのライフワークとして導き、用いてくださっていることを見て、私たちの失敗や悩み、弱さに働き、祝福の源としてくださる主のみわざに感動を覚えました。また、カンボジアに教育宣教師として来てくれた鶴岡兄がKGKでも良い奉仕をされておられましたが、一麦西宮教会を訪問した際には、中高生にカンボジアでの経験の証をしておられる姿を見て、新しい世代が神様の恵みによって育てられている様子に、主を崇めました。その他関西では、私の母教会をはじめ、幾つかの教会や友人を訪問し、宣教報告の機会も与えられ、お祈りの感謝と共に交わりが与えられ感謝でした。
 それから名古屋に移動。家族、そして名古屋一麦教会の兄姉との交わりが与えられました。松原先生召天後、後継者問題で過渡期にいる私たちの派遣教会です。生みの苦しみの中、主のみからだなる教会が守られ、さらに練り清められますように、そして主の選びの器が立てられますようにと祈りつつ帰路につきました。皆様のお祈りに心から感謝しつつ。(容子)

【祈りの課題】
1.10月3〜6日まで、庄一郎師はタイ国・チェンマイ市で開かれるアジア人派遣国長のためのリトリートに参加されます。また、その前後、日本人OMF宣教師を訪問しようと考えています。有意義な旅となりますように。
2.OMFでは、現在、国際人事システム(IPS)など、コンピューター化がすすんでいます。菅家師夫妻、黒澤姉、佐々木姉(会計)が新しいシステムを学び、慣れていくことができますようにお祈りください。


「たまちゃん梯子から落ちる」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

頭が硬(固)くて良いときもあります  梯子から落ちるという大失態を演じてしまいました。右後頭部を思いっきりコンクリートの床にぶつけました。あっという間のことで、悲鳴も声も何も出ませんでした。二階にいた主人は「何か物が落ちたような音がしたが、誰の声もきこえてこなかったので、」とディボーションを続けていました。
 目の前が真っ暗になり左半身に痺れ。数秒、何の感覚もありませんでした。主よ、このまま麻痺しませんようにお願いします、と心の中で祈りました。たんこぶを手で押さえたまましばらく横たわっていました。短期奉仕者の佐藤姉と隣家のミェン族の宣教師夫人が来てくれたのですが、私も含めて誰一人、主人を呼びに行くことを思いつきませんでした。
 手を貸してくれようとしている女性二人には、少し待ってもらい、静かに目を開け、指の本数を数えました。見えます。ゆっくり立ち上がりバランスチェック。これも大丈夫…と二階の主人のところへ行き頭を見てもらいました。その時の主人は顔面蒼白、「病院だ!」と叫んで、連れて行ってくれました。神様は、天使を送ってくださり守ってくださいました。これも、多くの方々に祈られている故のこと、心から感謝いたします。(たまみ)
 直径十センチ、厚さ二センチ以上のたんこぶ。無言で立ち上がり二階へ登り、冷蔵庫から取り出したアイスノンで、うずくまりながら、自分のたんこぶにハチマキを縛っている姿を見て怖くなりました。凄い妻です。予定通りに四百キロを運転してクローンラン教会のセミナーに行くつもりなのです。出発直前の出来事でした。セミナーは中止にさせていただきました。
 タンマジャーリク教会の皆さんからは「田舎病院の検査では不十分。チェンライ市のキリスト教病院でCTスキャンを撮らなければだめ」との強い勧め。この教会のこのような温かさ、最近の礼拝説教への傾聴、祈祷会の充実は、一年前に比べると大進歩です。頭蓋骨も脳も異常はないとのこと、感謝しました。(達朗)

【祈りの課題】
1.10月7〜9日、超教派のミェン族牧師・役員研修会(6年前以来二回目)のためにお祈りをお願いします。今回は特別講師を招かず、参加者が交代で4回の説教を担い、互いに教え互いに学びます。この方法が祝福されますように。また達朗師の担当は4回に分けて行う聖書解釈学と説教準備の方法に関するセミナーです。完成したミェン語聖書をフルに使いこなす働き人が整えられるセミナーとなるように、良い準備ができるようお祈りください。牧師同士の間から競争心やねたみが取り除かれ、互いに建て上げる霊的な交わりが始まりますように。
2.10月21日〜23日、チェンマイ市で行われるタイ国キリスト教会協議会設立25周年記念のためお祈りを。協議会にはタイにいるほとんどの少数民族の教会(ミェン族、モン族、カレン族、リス族、アカ族など)とタイ人の教会、北タイ人の教会が属しています。チェンライ県、パヤオ県などの地方からもミェン族が多く参加して、キリストの体を構成する部分であることの自覚を強めることができるようにお祈りください。政治が流動的な中で、教会が積極的に国のために祈りよい証しを立てるように。


「マニラでの収穫とおみやげ」
日本 佐味湖幸

研修仲間と  八月後半はフィリピン、マニラに研修のためと、また関西聖書神学校の高橋神学生の宣教地視察のお世話をするために行ってきました。
 OMFではメンバーズ・デベロップメントと言って、宣教師が宣教の働きだけでなく、様々な面で訓練され、成長するために幾つかのプログラムがありますが、その中で新しく「トゥゲザー・ウイズ・ミッション(共に宣教!)」というプログラムが始められ、その研修を受けてきました。送り出されている宣教師と送り出している側が共に神の国を建て上げるために、どのように良い関係をもち、より良いコミュニケーションをはかるか、また教会に宣教とは何かをより一層知っていただき、さらに深く関わっていただくために、様々なコミュニケーションのテクニックや道具も教えていただきました。
高橋神学生とフリーダムパークの子どもたち  一緒に参加した人たちは、これから宣教地に出ていく候補者もいれば、大きな仕事をひと段落して、新しい歩みを踏み出そうと祈っている方々、さらに今やっている働きを広く人々に知ってもらっていろんな意味で支援してもらおうとしている人たちなど、OMFだけでなく、ウィクリフや他の団体の働き人たちも参加し、有意義な時でした。
 その研修中に日本から高橋神学生がマニラに到着。私が忙しい間はOMFの他の宣教師やスタッフ、現地のフィリピン人の働き人たちのお世話になりながら、マニラ貧民街での働きを視察していただきました。研修が終わった次の日には、私が開拓に関わったフリーダムパーク聖書教会にお連れし、子供達と交わりました。その後、隣の貧民街のマンガーハン聖書教会のジューン牧師と会い、一九九〇年代マニラでの貧民街宣教が爆発的に進んだ当時のこと、そしてその後などをインタビューしました。高橋さんにとって非常に興味のある話が聞けたようで、これまた有意義な時でありました。
 私も、昔の同労者達と久しぶりに会って食事をしたり、近況報告をし合ったり、貧民街宣教をしていたころの子どもたちがそれぞれ大きくなって社会人となり、しっかりやっている様子に励まされ、短かったですが収穫の多い訪問でした。
 ところが、帰国して二日後に高熱が出て四日間続き、どうもデング熱というみやげを持って帰ってきてしまったことがわかりました。熱帯では良くある病です。しかし十年間以上住んでいても、一度もかかったことがなかったのに、たったの十日間の訪問でやられるとは、タイミングが悪かったようです。私と同じ時期にOMFセンターにいた他の宣教師が何人も発症しているようです。皆さんがこれを読まれる頃には治っていることと思いますけれど。熱帯ではくれぐれも蚊に注意です。

【祈りの課題】
1.10月中に関西聖書神学校訪問予定です。よき交わりと宣教のチャレンジの時となりますように。
2.来年初めに予定されている祈りの旅と、フィリピン短期宣教旅行の準備のためにお祈り下さい。


「ともに主の身体を建てあげる者として」
カンボジア 一時帰国中  今村裕三、ひとみ

医療関係者で世界宣教について考えました。  お祈り有難うございます。八月は二つのキャンプに参加しました。福音自由教会の全国中高生キャンプは、三百人を超す中高生が参加し、スタッフも入れると四百人を超えた集会になりました。世界宣教の分科会にも多くの中高生、スタッフ(大学生)が参加してくれ、宣教の主のビジョンを共有することができました。また、続いて参加した、EMFサマーキャンプ(全国医科系聖研合同修養会)でもよいお交わりが与えられ、若い医療従事者(予定も含む)の情熱を知ることが出来て感謝です。日本の教会には閉塞感があると帰国して以来、聞かされていましたが、日本各地で多くの青年が、世界宣教に関心を持ち、真剣に神様の導きを祈り求めていることを知ることが出来ました。このことだけで教会の現状を計ることはできませんが、特記すべきことではないかと思います。宣教の主の熱心を聖書からきちんと学んで、共に主に仕えたいと願いました。
 今月で、全国を巡回したデピュテーションも終了し、来月には、日本を出発します。多くの教会・集会でお交わりが与えられたことに心から感謝申し上げます。今回、お会いした方々とは、祈りの交わりを持ち続けさせていただきたいと思います。また、今回、残念ながらお会い出来なかった皆さんには、次の巡回のときにはお目にかかりたいと願います。カンボジアを訪問される方々も歓迎します。お気軽にご連絡ください。宣教地の現状を知ることだけに止まらず、日本の教会の働きのために、宣教地にいる宣教師を用いていただければと思います。(裕三)
 ある方に、折り紙で作った誕生日カードを差し上げたところ、たったそれだけのことなのですが「さすが宣教師!何でも出来るのですね」と誉めてくださいました。私は「宣教師って何でも出来るって期待されているのか!」と思い、「実際の私は、たいして何も出来ないのに」と多少落ち込みました。日本に帰ってきても感じたのですが、人が持っている宣教師のイメージや期待の高さと、実際の自分の能力は、かなり違うのに戸惑うこともありました。
 そんな時にたまたま「宣教師として大事なことは、教えることよりも人の話を聞くことです」とニュージーランドで同じ教会に通っている、元OMF宣教師が話して下さいました。その先生ご夫妻は、八十歳になられた今でも毎週、中国語の聖書研究会を自宅で開いておられます。「時々、みんなの中国語が早すぎてついて行けないのよ」とも微笑んで言われます。しかし、人の話を謙虚に聞かれる暖かい姿勢に、私はいつも励まされています。人の話を聴くことは、人を惹きつけて教えることより地味なことに思えます。しかし、人の信仰が成長するためには、教えられることも、自分の思いを人に分かち合うことも大切な要素です。人の評価に左右されず、神様に対して誠実にお仕えできるようになりたいです。(ひとみ)

【祈りの課題】
1.10月中旬で教会巡回を終わります。これまでのご支援を感謝。これからも共に世界宣教を通して主に仕えることができますように。(裕三)10月15日に約5ヶ月間のニュージーランドでの英語研修を終えて日本に帰国します。これまでのお祈り・ご支援に感謝。この学びが第2期の働きに用いられますように。また、これから日本出発までの短い間の出発準備が守られますように。(ひとみ)
2.クラチェ教会で奉仕をしているセイハー兄と妻のメカラー姉の生活の支えのために。特に、妊娠中のメカラー姉と胎の実が守られますように。

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