TOP PAGE OMF@宣教師.come 宣教ニュース 東アジア宣教ノート 宣教カレンダー OMFについて リンク e-mail



2008年1月号  page1  page2


「アジアのディアスポラ、世界のディアスポラ」
日本 横山基生、好江

東アジア・ディアスポラ日本人伝道祈祷会  今年の十一月下旬は特に大変忙しく活動しましたが、皆様の祈りに支えられ全うすることができました。心から感謝いたします。
 十一月十日に東アジア・ディアスポラ日本人伝道祈祷会を初めて市川OMFセンターで開かせていただきました。チェンマイから一時帰国されている野尻孝篤・明子宣教師夫妻にチェンマイ日本語キリスト教会での働きの報告をしていただき、また東アジアの諸国にある日本語教会・JCF・集会の方々から祈りの課題等を送っていただき、共に祈ることができました。
 私達は欧州におけるディアスポラ日本人伝道に過去十年余従事してきました。主の不思議な導きのもと、二〇〇二年に東アジアの五つのJCF・教会を巡回する機会がありました。英国への宣教師ビザの延長が出来ず日本に待機していた時です。その時は巡回する必要があるか半信半疑でしたが、牧野先生に勧められるままに旅をさせていただきました。
 この旅を通して与えられた豊かな交わりが、今回の祈り会に結びついえていることを覚えます。昨年四月からは総主事代行としての務めのために、東アジアを訪問することも多くなり、私達の東アジアとの関係がさらに深まることになったわけです。海外という生活環境であったので、福音に素直に心を向けることが出来るという日本人が多くいます。さらに東アジアばかりでなく、世界中に散っている日本人の救いのために祈り労したいと願っています。 (基生)
 OMFでは国際的に五年間に九百人の働き人が与えられるよう祈り求めています。働き人の質についても、召しへの献身と聖さにおいて神が私達に求めている基準を守ろうとしています。新宣教師の審査過程について検討するとともに、現宣教師が成長するよう訓練プログラムが行われています。その一つであるプロジェクト・ティモシーを十一月最終週に受けさせていただきました。出席者のほとんどは世界各地から日本に来て奉仕しているOMF宣教師。シンガポール、アメリカ、英国からの講師陣でした。四日半みっちり講義を受け、小グループで話し合い、宿題をやりながら、働きの面および神と自分との関係において、今までを振り返り、教えられたポイントに従って整理し、さらに成長するためにどう気をつけたら良いか等、たくさんのことを教えられました。それぞれが発表する時間を通して、各自の歩みの上に主の恵み・慈しみ・ご誠実を見ることができ、励まされ御名を崇めました。
 OMF内のディアスポラの働きとして、世界各地で在外邦人伝道に携わっているOMF宣教師に、日本から伝道に役立つ印刷物を送る作業を引き続き担っています。カナダから「未信者日本人が聖書を読んでいる」「個人聖研を続けている」、アメリカから「日系人用の老人ホームで聖研が始められるよう祈ってください」といった、母国で今でも日本人に伝道している宣教師からのニュースに励まされています。プロジェクト・ティモシー終了直後にシンガポールの国際本部でディアスポラに関わる会議があり、私一人で出席するという冒険(?)もありました。短い時間に手際良く話し合って事を進める会議は大変勉強になりました。
 ちょうど終了したオリエンテーション・コースに出席した日本委員会派遣の姉妹が宣教地へ発つのを見送れたことも大変幸いでした。お祈りを心から感謝いたします。(好江)

【祈りの課題】
1.基生師と好江師の両実家が1月〜3月にかけて引越しになります。本人たちも3月初めに東久留米市に引越しします。年老いている両親達を助けつつ、日常の活動を続け、4月にはそれぞれが新しい家に落ち着けるように。
2.基生師は毎週金曜日、自らが属する日本基督教団ホーリネスの群・東京聖書学校で授業を一こま担当しています。良き準備のもとその任を全うできるようにお祈り下さい。


「天のお父様におねだり」
日本 木下理恵子

 主に在って新年おめでとうございます。旧年中の皆様の御祈り、ご献金、メールやお便り、誕生日、クリスマスカードなど多くのお励ましを本当にどうもありがとうございました。この新しい年も主の豊かな祝福が皆様の上にありますように御祈りします。
 二〇〇七年の最後はある中国人姉妹が洗礼を受けたいとの決意を表し、主の恵みを覚えた事です。振り返ってみれば、正式に在日中華系の方々の伝道を始め、個人との聖書研究を積み重ね、初めて中国語でのクリスマス集会を持つ所まで、主が導いて下さった事を思います。皆様の御祈りでここまで来ました。どうもありがとうございます。
 OMF宣教師の特徴の一つは、何か欲しいものがあると、天のお父様に厚かましくおねだりし、与えられるのを待つ事でしょうか。日本に帰ってきてからその様に祈ってきた物が二つあります。ピアノと車。電子ピアノが今、ある宣教師の方から回ってくる予定です。そして車が与えられました。両親の教会の方が、召されたお父様の愛車を譲渡して下さいました。台湾にいた時も、宣教師仲間が車を祈り求めるのをよく聞き、共に祈り、与えられるのを見てきましたが、私にもその様に与えられると、なんだか不思議なような、でも感謝と喜びで一杯です。この車の所有者だった兄弟は以前私が宣教報告で何回か伺った教会の方。もしかしたらお会いした事があるのかも知れません。そのお父様の愛車を譲って下さったご家族、私にはどうすればよいのかもわからない名義変更などの手続きを全部して下さった方、車検や、十九年間運転していなかったペーパードライバーの私の運転を忍耐強く時間をかけて同乗して教えて下さった方と、主の御愛が一杯に詰まった車です。私が安全に運転でき、主の御栄光を表せる使い方ができる様に御祈り下さい。
 新しい年、天のお父様におねだりしたい事は更にあります。その一つは求道者。在日中華系の方とのコンタクトがもっと与えられるように、求道者とたくさん知り合えるように、そして救われる人が多く起こされるように。もう一つは、定期的に中国語による集会が持てるように。共に主に御祈り頂けると感謝です。
 この新しい年、主に願い求め、主が喜んで与えて下さるのを体験する事のできる、喜びに満ちた年となりますよう、主の祝福を皆様の上にお祈りします。今年もまたよろしくお願い致します。

【祈りの課題】
1.新しい年、在日中華系の求道者とのたくさんのコンタクトが与えられるように。救われる人が多く起こされるように。定期的に中国語による集会が始められるように。
2.車が与えられ感謝。これが可能になるようにして下さった方々に主の祝福があるように。安全に運転でき、主の望まれる使い方ができるように。


「シンガポール便り(5)」
シンガポール 菅家庄一郎、容子

クワ師夫妻、ノンチャイさんご一家と菅家師一家  主にあって、あけましておめでとうございます。十一月末に、日本でのOMFのリーダー養成プロジェクトに参加するために、一時帰国しました。主がどのように私たちの人生を導き、様々な出来事を通して練り聖めてくださったかを知ることができ、有意義な時となりました。
 会議後、カンボジアにいる時からコンタクトのあったセイン君を訪ねました。彼は新聞配達をしながら日本語の勉強をし、大学入学への道をめざしていますが、毎朝二時の起床、ちらしなど中にいれるものが多い時には、七時に配達を終えることもあるそうです。日本の冬や高い物価、難しい言葉、そのような環境の中で苦学しています。関東地区だけでおそらく三百人くらいのカンボジア人学生がいるそうです。彼の家を訪ねると、彼とともに住んでいるルアン君と、友人のキニン君とも会うことができました。キニン君は、時々教会へ行ったり、聖書研究会に参加していて、本人はクリスチャンだと言っています。彼らの健康、生活が守られますように。また、教会と関わりのあるセイン君、キニン君がはっきりと救いに導かれますようにお祈りください。(庄一郎)
左より、キニンくん、ルアンくん、菅家師、セインくん  十一月の下旬、カンボジアの水祭りで、思いがけない海流による転覆事故で、シンガポールチームの五人が溺れて亡くなりました。その中の一人が、DTCの図書司書の息子さんでした。皆大きなショックを受け、心痛めています。
 次の火曜日の朝のチャペルで、アイリーン師は、涙ながらに神の主権についてのメッセージを取り次いで下さいました。ルツ記、エステル記のまとめからでした。神の恵み、守りが見出せない最悪と思える状況の中にも、主はおられる。共にいてくださる。なおも主の主権のもとにある。このことを信じられるか。
 彼女のメッセージを聞きながら、日曜日に聞いたゲッセマネの祈りのメッセージも迫ってきました。御父のご計画を知り、それを成し遂げてこられた主イエスは、土壇場で恐れ、悲しみ、もだえ苦しまれ、大きな叫びと涙をもって祈り、願われた。その苦しみを通して従順を学ばれた。それは、何と驚くべきことであり、同時に、何と言う慰めでしょう。恐れ、苦しみもだえることも主は許してくださる。ご覧になっておられる。そこに共にいてくださる。
 命が自分のものでない事を改めて覚えさせられています。主が許してくださっている日々の歩みを、へりくだって命の主と共に歩みたいと思います。ご遺族の上に、主の臨在と慰めをお祈りください。(容子)

【祈りの課題】
1.息子さんを事故でなくされたパッスィーさん(DTCの図書司書)とそのご家族の上に、神様からの深い慰めと守りがありますように。
2.セイン君は、ある大学に入りたいと願っていますが、その大学は現在の住まいから遠く、別の仕事を見つけなければなりません。日本語が上達するように、仕事が与えられるように、大学に入学できるように、イエス・キリストを信じることができるように、お祈りください。


「遠望しつつ、広く深く」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

サッチ教会の聖書研究祈祷会  ミェン族宣教センター敷地内にできたミェン族生徒寮(第一期工事女子寮が完成)。その名は「ミラクル(奇跡)寮」。この「ミラクル寮」出身者の多くが、現在ミェン族教会だけではなくタイ人教会、他部族教会、キリスト教系団体で働いている。寮の責任を執っているネリー・タム宣教師と私達のヴィジョンの一つは、この寮の子供たちによる伝道チームを作ること。私の担当は聖歌隊だ。
 昨年、クリスマスの準備から聖歌隊の練習が始まった。七歳から十七歳まで男女合わせて二十九人全員が参加した。
 「羊は眠れり、草の床に‥‥」と歌い進んで、二節に入ったところで気がついた。最前列のテーブルの前に座っていた七歳の子供達、四人全員が、口をぽっかり開けて気持ち良さそうに眠っているではないか。まさに子羊達が平安に寝ているのである。この子達が、将来、教会の指導者として成長しますようにと祈りつつ、賛美歌練習は終わった。(たまみ)
 私たちは毎月第二と第四日曜日にサッチ教会で奉仕です。他は、第一週にルワムチット教会。宣教第二期に奉仕した教会です。無牧ですが、今お年寄りの新しい礼拝出席者が増えて感謝。イェンツォウおばさんが信徒説教者として教会を守っています。午後、何人かと共に奥の村への開拓伝道に。メイヒャーンというおばさんの救を祈りつつ訪問です。
 第三週はチェンマイへ。七年前ジェムエン師夫妻と共に開拓した若者中心の教会です。第三週にジェムエン師が出身地の前出のルワムチット教会で説教するため、チェンマイは私たち夫婦が代行。最近テットさんという女子大生が救われ感謝しています。またラーオ君という青年が牧師と聖書を学んでいますので救いのため祈ってください。
 毎月第四日曜の午後は地元メーチャン郡の五つの教会の合同祈祷会で研修の奉仕。山の上のパレー教会ウワンツェン師(ニックネーム・ジェット)の主催によるものです。若い牧師ですが大変よくやっています。
 こんな生活です。広く浅くではなく、広く深く、と祈ってます。(達朗)

【祈りの課題】
1.サッチ(タンマジャーリク)教会の信徒説教者ナイリン姉のためお祈りを。有澤師がいない第一週と第三週に説教をしています。形式的に礼拝に来る人々、特に男性が霊的に生まれ変わるようにお祈りください。
2.ルワムチット教会の信徒説教者イェンツォウ姉のためお祈りを。丈夫ではない体に鞭打って教会を守っています。男性会員が霊的に目覚めるようにお祈りを。

2008年1月号  page1  page2


TOP PAGEOMF@宣教師.come宣教ニュース東アジア宣教ノート
宣教祈祷カレンダーOMFについてリンクe-mail

Get Microsoft Internet Explorer   HFJカウンタサービス   Go,HyperForJesus!



OMFインターナショナル日本委員会■〒272-0035 千葉県市川市新田1-16-14
TEL:047-324-3286 FAX:047-324-3213 郵便振替:00100-0-615052

© 1999-2008 OMF International JAPAN. All rights reserved. designed by HFJ.