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2007年5月号  page1  page2


「カンボジア宣教ツアー同行」
横山基生、好江

メコン川の河イルカ観光ボート(ひとみ師撮影)  三月一日〜九日までカンボジアへ行ってきました。今村宣教師の母教会である京都福音自由教会からの宣教ツアー・グループに同行することが大きな目的でした。宣教ツアーに同行するのは、昨年夏に行われたミッション・ポッシブルに続いて二度目になります。同行させていただく中での一番の恵みは、参加者お一人お一人とじっくり語り合い、主の恵みを分かち合えることです。
 牧師のS先生とは同室の恵みをいただき、牧会・伝道・宣教に関わり様々に語り合う機会が与えられ、多くの示唆をいただきました。ツアーには信徒の方四名が参加され、主がどのように今に至るまで救い・導いて来られたか、海外宣教への重荷をどのように持っているか等を、寝食を共にするなかで自然なリズムで知ることができました。修養会のような機会でも同じような恵みが与えられますが、人数は少なく期間が長く宣教の働きに関わる設定なので、参加者一人一人の内により豊かに主が働き、業を進めておられることを肌で感じることができます。
 私だけカンボジアでの滞在を二日間延長し、菅家・今村・西村宣教師や短期宣教師の岡崎るつ記さんと個別に親しく語り合う時が持てました。総主事代行として、宣教地の実情や宣教師たちが抱える不安・ストレス・願いにまだまだうと疎い私にとって学びの機会です。主の宣教の業が、主の御心に沿って着実に行われるために、どんなことを心に留め、日本から祈り支えたらよいかを知るときです。異文化の中で主の教会が開拓され、建て上げられるために、カンボジア特有の課題があります。それらを聞くことによって、文化を越えたキリストの教会の本当の姿は何であるかを考えさせられます。
 菅家宣教師が「OMF祈りのカレンダー」等に祈祷課題として出されていたセーン君と、プノンペンで個人的に会うことができました。新聞配達奨学金で日本の大学に学ぶために、三月十九日に東京に来ます。既に連絡が取れ、教会紹介できました。引き続きお祈りに覚えていただけると幸いです。
 カンボジア人だけでなく、グローバル化の中で、様々な外国人が日本に住んでいます。海外宣教が海を越えて出掛けなくても出来る時代です。このような中にあって、OMFの働きの中でもディアスポラ宣教が強調されています。いつでもどこでも、キリストの証人として、様々な文化的な背景の人たちにキリストの愛を届ける者となりたいと願わされています。(基生)
 三月十九日に横山義孝師司式のもと母の納骨式を終え、その週の土曜日二十四日には実家恒例の墓参に出ました。私は約二十年ぶり、夫は全く初めての墓参。この二つの機会に「パワー・フォー・リビング」を親族それぞれに手渡すことができました。冒頭八人の証し者のうち私が唯一知らなかったラップ・ミュージシャンを若い甥が知っていて、快く受け取ってくれました。お祈りを心より感謝いたします。(好江)

【祈りの課題】
1.5月12日に在欧日本人宣教会の総会があります。私たちはこの団体から出向しています。新しいビジョンのもと働きを進めることができるように。
2.5月17日頃から12日間車で東海・北陸・山陰地域を巡回します。宣教に関わる集いと帰国者のフォロアップをします。道中の安全とそれぞれの場所で良き出会いが与えられるようにお祈り下さい。


「島の良さ」
日本 木下理恵子

喜界教会の羽佐田紀子先生と。地球が丸いのがよく分かる場所で  真っ白な砂浜にコバルトブルーの海。二週間の沖縄、離島の巡回で見続けた色です。台湾と同じ亜熱帯で懐かしいパパイヤやバナナの木等には故郷に帰ったような気分。沖縄の市場に連れて行ってもらった時には、久し振りに見る肉屋の豚の足から離れられませんでした。「豚の足を見てこんなに喜んだ人も珍しい。」と笑われました。
 そして初めて行った沖永良部、徳之島、奄美大島(ここだけ二回目)、喜界島は素晴らしい時でした。島の美しさは、人の手の加わらない自然そのまま。と同時に移動でも次の島は近いから船でと思っていると「船は一日一本で集会の時間に間に合いませんからそこは飛行機で。」或いは海がしけて、島の逆側の港から出航変更になり、慌ててそちらに連れて行ってもらったり。都会の感覚では考え付かない事ばかり。「祝福は外から来る」と来客を喜んで下さる所。教会全員で前に立ち歓迎の讃美を聞かせて下さり、まるでVIPにでもなった気分。また野菜はほぼ自給自足。そんな教会の日曜学校は、とても良く準備されたものでした。
 長寿の地域であるだけに、高齢者の方の元気な事。都会の人より、十歳以上は若く見えます。ある九十歳を過ぎた姉妹の所に若い姉妹方が行き、祈祷会、伝道会を定期的に持っている教会。若い牧師は教会員の出荷期限のあるサトウキビの収穫を手伝っていました。ある一人暮らしの高齢者が笑いながら「私が病気したらあの焼き芋しか食べない」と。それを聞いたもう一人の姉妹が「あなたの所にあの焼き芋が必ずあるように気をつけているよ。こないだも教会に来なかったから、病気かと思って焼き芋一袋玄関に置いて来た。」集会の翌朝、昨夜来られなかった姉妹を訪ねられる牧師夫人。「昨日来られなかったから具合が悪いのかなと思って」やはり調子が悪く、もう会えないと思っていた私にも会えて大喜びして下さいました。お互いにお互いの事に誠実に係わり合い、老人も子供も(客も)一人ひとりが大切にされていました。教会の、神の家族としての交わりも、主はきっとこうした交わりを望まれていたのだろうと具体的に見た思いでした。
 島から東京に戻ってきた飛行機。羽田空港に近づき、目の下に行きかう船の浮かんでいる川は、島の澄み切った海の色を見て来た目には、まるでどぶ川の様に見えました。電車に乗っている人たちの顔がとても疲れてふけて見えます。「こんな貧しい島。」と島の人たちが言うのを何度も聞きましたが、果たしてどちらが本当に貧しいのか考えさせられました。「島には島の良さがある。」と言われた牧師の言葉に、島に与えられた主の恵みを思いました。御祈り、どうもありがとうございました。
 ☆事務局より☆ 前月4月号にて木下師の記事は、3月号の内容と同様のものを掲載してしまいました。編集のミスによるものです。大変申し訳ありませんでした。

【祈りの課題】
1.千葉や神奈川で受洗希望の中華系の方の、中国語による洗礼準備があります。それぞれの方が十分に整えられ、受洗できるように。地域の教会につながることができるようにお祈り下さい。
2.台湾の活水泉の家にいた陳さんが受洗に向けて、テラ師と聖書研究をしています。陳さんの仕事の都合で日曜の休みがほとんどありません。陳さんが教会生活ができるよう、ふさわしい教会が与えられるよう、受洗できるようお祈り下さい。


「クラチェ教会」
カンボジア プノンペン 菅家庄一郎、容子

クラチェ教会と近隣教会の若者たちと韓国人宣教師のチョーイ師ご夫妻  久しぶりにクラチェを訪ねてみると、大きな会堂が建てられていて主に感謝しました。今村先生からの依頼で、「クリスチャン・ファミリー」について話す機会が与えられました。多くの家庭が崩壊しているカンボジア社会の中で、一体どう語ればいいのか悩みつつ準備しました。岡崎るつ記さんの代わりにカンボジアに来てくださった細田あき子さんも共にいってくださり、子供たちを見て下さいましたので、集中して話すことができました。エペソ5章の夫婦の教えを思い巡らしながら思ったことは、イエス様が実際には支配者であるのに人々に仕えたことが、夫婦関係の基礎となっているということです。聖書は、夫は妻を支配するのではなく愛すること、妻も夫を支配するのではなく、尊敬し従うことが求められています。夫も妻もイエスキリストを愛し、イエスキリストに従うことなしには、このような関係を維持できないことを思わされました。それぞれの家庭が祝福されてほしいと願わされました。その中で、まだ第一期目の宣教師にも関わらず、愛と忍耐をもって教会員に仕えておられる今村先生ご夫妻の主にある労苦に感謝しました。今村先生ご夫妻とクラチェの教会のリーダーたちを中心にキリストの教会がさらに御言葉に根ざした教会として建てあげられていきますようにお祈りください。(庄一郎)
岡崎るつ記さんに代わって細田あき子さんが来て下さいました!  久しぶりに訪問したクラチェ教会は、会堂こそ変わりましたが、お年寄りから小さい子供まで、色々な年齢層が集う家庭的な雰囲気は前のままでした。礼拝後、何人かの夫人たちと話す機会がありました。皆ご主人は信仰をもっていません。互いに励まし合い、祈りあっていく大切さを覚えました。
 午後の青年会の集会では、ひょうきん物のパウ君が、「どうしたら好きな子と一緒になれるか」と単刀直入の質問で場を盛り上げました。「好きな人ができたら、まず告白!‥‥誰に?」「相手より先に神様に打ち明けなさい!」「でもそんなこと、どんな風に祈ったらいいの?」すると婚約中のセイハー兄が、経験から具体的にアドヴァイスしてくれました。パウ君は、「分かった!」らしいです。セイハー君の婚約者ミャクラーさんは、セイハー君のどういう所に惹かれて結婚を決意したのですか、との質問に「実は、体格が良く、健康で優秀な別の人からもアタックされていたんですが、人柄を考えるとセイハーさんの方が勝っていると思ったんです。」「どういうところがですか?」「神様を恐れているところ。長い目で見ると、彼の方が『お徳』と思ったんです。」彼女の答えに私は、我が意を得たり!と喜びました。若い彼らが、神さまにより頼んで、クリスチャンホームを築いて教会の柱となっていって欲しいと心から祈らされました。(容子)

【祈りの課題】
1.インドネシアからパサン師一家が到着しました。菅家家の2階に住みます。カンボジア語の学び、OMF理解、カンボジア理解が少しずつ深められていきますように。
2.聖書研究会に集っている二人のノンクリスチャン大学生、ソンホンくん、スリエンくんがはっきりと救いに導かれるようにお祈りください。


「宣教祈祷会、7つの秘密」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

80回を越えた下高井戸祈祷会の皆さん  関東地区巡回から学んだ二つの宣教祈祷会をご紹介します。
 百回を超えた板橋宣教祈祷会。「私は宣教師にはなれないけれど祈ることはできる」と、ご家庭を開放し、たった二人でOMF宣教師のために祈り始めたそう。しだいに色々な教会の人たちが加わり毎月十名程が祈っています。
 八〇回を超えたのは下高井戸祈祷会。南米宣教師・中田先生ご夫妻を派遣し三十五年余支え続けている実績のあるキリスト教朝顔教会の海外宣教部から発展した祈祷会とのこと。一教会から始まったものの、出席者は他教会からも加わり、南米ばかりか、OMFや他の団体の宣教師のためにも祈り続けています。
100回を越えた板橋祈祷会の皆さん  両者に共通する七つの秘密は?
 一.信徒の方々が主導権を持ち、楽しみながらやっています。主婦や停年退職者の都合の良い時間に集まる。家庭開放のもてなしにおいて気軽であり、かまえない。
 二.「祈る私自身が祝福を受けています」との共通の声。他人のため、外国のために祈ることにより、ご自分たちが恵みと力を受けることを味わっています。
 三.海外生活を経験している人や、超教派の交わりの恵みを知っている人たちが多いようです。必ずしも海外経験がなくとも日本の教会を世界から見直す視点を持っている人がいるのも共通点のよう。
 四.情報を適切に扱っています。ニュースレターの洪水に麻痺していません。麻痺しない秘訣は、宣教師に近況報告や祈りの課題を催促するという積極性にあるようです。また資料ファイリングの達人で、Eメールを駆使しています。
 五.祈る人が宣教師と一体感を持っています。宣教地のことを自分のこととして祈っています。祈りとは戦いであり、神様の働きは祈りによってのみ前進する、と知っています。日本にいるか、海外にいるか、の差を問題にしていない。
 六.祈る仲間同士が互いのために祈り支えあうことを経験している。
 七.「国外宣教に関わることは巡りめぐって日本の教会の祝福につながる」と信ずる牧師が背後にいてくださるようです。(達朗)
 今月中旬で東北地区巡回を終え第四期出発の準備に入ります。ここまで支えてくださった皆様に感謝いたします。(たまみ)

【祈りの課題】
1.OMF宣教祈祷会が全国と海外の日本人教会で増えますように。現在ある全国の宣教祈祷会が「七つの秘密」を味わえますように。
2.5月下旬から6月上旬の1ヶ月間、久しぶりに北海道の家族と交わることによって、救われる人が与えられますように。


「復帰しました!」
日本 佐味湖幸

 一年間の休職を経てこの四月からOMFに復帰しました。休職中も多くの方々にお祈りいただき、またご支援いただきましたことを心より感謝いたします。さて、新しい働きですが、日本の教会がさらに世界宣教に積極的に参加し、貢献するためにお手伝いをする働きを始めます。具体的には、宣教祈祷会を励ましたり、宣教視察旅行を企画したり、短期・長期の宣教師としての働きに関心ある人をリクルートし、実際宣教地に出かけるお世話をする等です。
 これを書いている現在、実は私短期(四週間)で宣教の働きをお手伝い下さる方をフィリピンにお連れしています。この事については次号に書きたいと思います。宣教に関心のある方、どのように祈ったらいいのか、と考えておられる方、宣教地に行ってみたい、どんな働きがあるのか、と思っておられる方、若い方も、昔若かった方も、どうぞご連絡下さい。

【祈りの課題】
1.4月からOMFに復帰しました。さらに日本人と日本の教会が世界宣教にかかわっていくためのお手伝いをしていきます。体力が守られ、主の知恵をいただいて働きを進めていけるようお祈り下さい。
2.宣教に関心のある方々・教会と多く出会えるように。海外宣教の必要を主の時に最善の方法でお伝えできるように。

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