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2007年4月号  page1  page2


「暗やみの歩みから救われて」
カンボジア  西村信恵

ガンニャー姉とご主人のブンリーさん、息子のヨッ君  「お願いしたいことがあります。私の家には神棚があり、息子の首にもおじいちゃんにもらった祈りでささげられた紐がかけられています。神様のおっしゃるようにいろいろな偶像の神様を私の家の中から取り除きたいのです。わたしの家に来てください。」そう言ってガンニャー姉は悔い改めの祈りをささげました。ガンニャー姉は、一歳半の男の子のいる十九歳の若いお母さんです。二年前にもニュースレターに登場しました。結婚当初はご主人の酒のみ、暴言、暴力、で問題をかかえており、去年は離婚まで真剣に考えていました。それがご主人もあるときに教会に来るようになり、今は、聖書の学びを続けていて、今年になって神様をはっきり信じて救い主として受け入れました。ガンニャー姉は「最近は、お酒を飲もうと誘われても断るようになり、貧乏でも神様からの喜びがあって嬉しいと言って泣くのです。そして、近所の子供たちに聖書を読んでやったりします。主人が変わったので、友人や近所の人たちからの嫌がらせもすごいですが、後で彼らも変えられると私は信じています。それから、私がとても疲れていて眠くて、聖書を読めないと思っていると、主人に、神様と読むと約束したのだから読まないとだめじゃないか、といって叱られるのです。」と嬉しそうに話してくれます。さて、彼女が悔い改めの祈りをささげたその数日後、私達宣教師と教会員何人かがガンニャー姉の家に行き、祈り、賛美をささげ、偶像を取り除き息子の首にかけてある紐も取り除くことができました。カンボジアでは、家に偶像が祭ってあったり、自分自身にもお守りのように腰に紐を巻いていたり、手首に紐を巻いていたりしています。クリスチャンになるときに、このことを断ち切ることが大きなステップとなります。ガンニャー姉に気づかせてくださった神様に感謝です。ご主人がクリスチャンとして成長し、素晴らしいクリスチャン家族として、主が育て用いてくださるようにお祈りください。

【祈りの課題】
1.4月14〜16日はカンボジアのお正月です。教会員がいろいろな誘惑や、偶像礼拝から守られて、家族とよいときが過ごせますように、また、家族にとってもよき証人として用いられますようにお祈りください。
2.ガンニャー姉の妹ティーさんと、聖書の学びを始めました。彼女の信仰の成長のためにお祈りください。


「OMF日本委員会のためのお祈り感謝します」
横山基生、好江

 二月を振り返る時、まさに総主事代行ゆえの仕事を沢山させていただいたと思わされます。まず五〜六日とOMF日本委員会がありました。様々に審議した訳ですが、話し合ったことを諸関係者に報告すること、また決議されたことが実行に移されて行くための務めがあります。審議の中では経済的な必要と既に与えられたものを考慮しつつ、あのこともこのこともするのではない、信仰によって示されたことをして行く。ここに主の宣教の業に大胆に従ってゆく醍醐味があります。必要はいつ満たされるのであろうか。ハドソン・テーラーの言葉に、「全ての神の偉大なる働きには、常に三つの段階がある。第一は不可能、第二は困難、第三は完成である。」この言葉が大変支えとなった今回の日本委員会でした。
 各宣教師を支える会三グループの方々にお会いして親しく交わる機会が与えられました。普段はほとんど直接的な交信の機会がない方たちと語り合い祈れたことは、総主事代行として本当に幸いなひと時でした。一人一人の宣教師の働きの背後に、忠実に支えるための様々な活動を人知れずして下さっている人たちがいる。小さな働きが沢山集まって、大きな主の業が前進していくことを覚えました。
 支える会の存在は、宣教師の働きを支えるばかりでなく、支える会の皆さんが属している教会の祝福の基のような存在であることを覚えます。単なる組織ではない、自分の力に応じて、時には力以上に世界宣教に関わる、信仰を働かせる場であるとも言えます。ですので、時には疲れ萎える時もあるかと思います。このように考えると、支える会の活動を支え励ます交わりも必要だと思わされました。ここに、総主事の役割の大切さが見えてきます。OMFは宣教団体ですが、フェロシップ、ファミリーということを大切にします。それは、個人プレイとしての宣教ではなく、共に交わり励まし合い、助け合う愛のうちに宣教がなされると考えるからです。支える会の皆さんとOMFは組織上別のものですが、主の宣教の働きの中で一つとなっていることを覚えます。さらにこの交わりを深める年としたいものです。(基生)
 母を亡くした翌週にOMF日本委員会が控えていました。重なることなく、主にある兄姉の祈りに支えられて奉仕が全うでき感謝しています。母は主イエスの許で永遠の休息に入り、いつの日か再会できる望みが与えられています。初めて肉親を失い、その悲しみ・喪失の中にも主イエス様がいて下さるのはどんなに素晴らしい恵みかと感謝しています。ラザロのために泣かれた主、墓で悲しむマリアに声をかけられた主が、共に歩み、内にいて、ここを共に通って下さいます。日本に本帰国する際に、弱っていた母のことが大きな要因でした。帰国後九ヵ月という最期の交わりを主は与えて下さいました。残された未信の父など、家族の課題を主の前に受けとめ直しています。お祈りを感謝します。(好江)

【祈りの課題】
1.4月17日に行なわれるJOMA(海外宣教連絡協力会)の総会のために。基生師は副会長として奉仕しています。日本人宣教師を派遣する19団体を通して、主の宣教の業がさらに前進しますように。
2.4月22〜30日とシンガポールのOMF国際本部での会議に出席します。宣教への動員に関する会議とアジアの派遣国のための会議です。旅が守られ、有意義な会議となるようお祈りください。


「島の良さ」
日本 木下理恵子

徳之島伝道所の皆様とガジュマルの木の下で  暖冬だった今年の冬は、もしかすると十数年日本の冬を越したことのない私のためにも主が許して下さった憐れみかなと密かに感謝していました。私の弱さを知り執り成してくださる皆様のやさしいお祈り、本当にありがとうございます。考えてみれば不思議なほど風邪一つ引かず、台湾にいた頃は恒例の三ヶ月以上続く咳も始まることなく春を迎えられそうです。感謝です。
 活水泉の方からも感謝の報告が来ています。萬華の風俗の女性の伝道をしているテラさんは、祝されたクリスマス集会の後、その時メッセージをして下さった顔牧師とティームが毎月最後の火曜日に来て下さり、女性たちのためのアフタヌーンティーを持つ事になったそうです。この時が更に用いられていくよう、女性たちが主を更に知っていけるようお祈り下さると感謝です。
宜野湾教会の鈴木経人、増子先生と桜の木の下で  活水泉の方は、やはり社団法人に登録しようと今年準備を始めました。活水泉は感謝な事に昨年から助けに来ていて下さった家強師が正式に同労者として加わって下さいました。また呉師の奥様淑華さんのお母様が肝臓がんとわかり治療を始めたところです。呉師ご夫妻にかかってくる実際的な、精神的な負担が非常に増えると思います。社団法人登録に伴う雑多な事務が急増する呉師、またお母様のため、ご家族のためにもお祈りいただけると感謝です。
 私は巡回も後一ヶ月余りとなり、その後の中華系の方々の伝道に関して更に祈らされています。
久し振りのバナナの木を見て喜ぶ木下  台湾を引き揚げ帰国して一年になろうとする中、日本での奉仕が本格的に始まります。介護のある実家が神奈川県で母教会の坂戸は遠く埼玉県。これから奉仕していく中でどの教会を基盤としていくべきか等、決めなければいけないことが多いです。台湾での奉仕は長年ティームワークだった中、今の所一人でというのも大きな違いを感じています。続けてお祈り、いただけると感謝です。いつものお祈りどうもありがとうございます。

【祈りの課題】
1.3ヶ月前に主を受け入れた中国人の方が今受洗を希望しています。感謝。日本人のご主人やご家族の理解が得られ、よき洗礼準備が出来、主の時に洗礼を受けられるように。ご家族に救いが及ぶように。
2.沖縄や離島に与えられた主の恵み、島の良さを感謝。若い人たちが島に働き場が無いため都会に出て行きます。主にある島の活性化と、クリスチャンが島の祝福となるように。島のクリスチャンたちの純粋な信仰が更に祝されるように。


「信仰により一歩前へ」
カンボジア プノンペン 菅家庄一郎、容子

名古屋一麦教会の秋山槇さんが祈祷会に参加しました  ソヴァン兄は、大学卒業後、試験に合格し、税関官吏の職を得ました。この仕事は、カンボジアの職業の中で、最も悪名高い仕事の一つです。聖書の世界の取税人のように、税関を通る個人・団体から賄賂を要求することは当たり前の世界です。彼と長く聖書を学んできましたが、いつも結論は「カンボジア社会でクリスチャンが聖く生きていくなんて無理です。」という結論になってしまいます。私自身も、日本とはあまりにもかけ離れた環境であるので、具体的なアドバイスができないでいました。そんな彼が、旧正月の休み明けに、「いつもはノンクリスチャンの母親が偶像に捧げたものを食べていたが、今回は断食した。そして、母親も自分が信仰のゆえにそれができないことを理解してくれた。」と彼なりの信仰の第一歩を踏み出してくれたことを主に感謝しました。クリスチャン卒業生が抱える様々な問題について、話し合ったり、祈りあったりできるグループが起こる様にどうぞお祈りください。そのためには、実際の現場で、主にある生き方を示すことのできる卒業生が起こされる必要があります。ソヴァン兄が、信仰に堅く立ち、クリスチャンとして税関官吏の同僚たちによき証しをたてることができるようにお祈りください。(庄一郎)
 最近、女子学生の聖書研究会では、伝道についての学びをしました。一人一人の学生の中に、主イエスについて証ししたい、自分の家族や友人に神様を知ってもらいたい、という願いが強められてきたからです。でも皆、一様に恐れがあります。成功、失敗、上手、下手という考え方を捨てて、主を喜び、相手を喜ぶ伝道を励まし合いました。
 次の週、ティダーはこう報告してくれました。「私はどうしても自分がクリスチャンだということに抵抗を感じていたが、中国正月の今週、二人の同僚に自分の信仰について証言できて、とても嬉しい。」ソッピアーは、「証しの機会が与えられるように祈っていたら、先生との会話で自分がクリスチャンであること言えた。そしたら、難しい質問を受けて困ったけれど、それでも心に喜びが溢れてきた。」チェンダーは、「母の調子が悪く田舎に帰っていたが、びっくりしたことに、家族の皆が毎日福音番組を喜んで見ている。神様が家族の心に働き、こんなに開いてくださっている様子に感謝が一杯だ。」一歩踏み出した彼女たちの報告を聞き、私自信も励まされました。彼女たちと共にさらに一歩踏み出し、さらなる喜びを経験したいです。(容子)

【祈りの課題】
1.ソヴァンというクリスチャン卒業生は、税関官吏の訓練期間を終え、実際の現場に派遣されます。賄賂の問題とどう取り組むべきか、短絡的にならず、神様からの知恵を求めていくことができるように。悪い仲間から守られるように。ダニエルのように主だけを恐れて歩むことができるようにお祈りください。
2.クリスチャン卒業生会は、卒業生たちが忙しくなかなか皆がそろって会う時間を見つけることができません。祭日などを用いて、卒業生たちが会う時間を見つけることができますように。

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