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2007年1月号  page1  page2


「15年」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

15年ぶりの再会。観音寺聖書教会の宮原豊治先生と  高松空国に降りると、そこはうどんの国だった。十五年ぶりに出迎えてくださった観音寺聖書教会の宮原先生は「ぜんぜん変わってませんね。若いですね」とニコニコしてくださいました。十五年の間、一度もご挨拶に伺わず失礼していたのに、ずっと支えてくださいました。感謝にたえない再会の恵みを香川県の教会の方々と味わいました。
 私たち夫婦は北海道の教会によって生み出された宣教師ですが、四国の諸教会は産婆さん、助産師となって取り上げてくださいました。第一期の派遣前にデピュテーションを受け入れてくださった最初の諸教会が香川県だったのです。
 高松市では快適な宿が備えられました。ある方が、巡回宣教師やキャラバン伝道で訪れる神学生などのために捧げたいと、提供されたゲストハウスに滞在させていただきました。
 そこは無線LANも完備されていて、チェンマイ市パヤップ大学の卒業式を生中継でパソコンの画面で見ることができました。我が家に二年間下宿していたミェン族のナイツォイ姉が黒いガウンと角坊姿で卒業証書を受け取るのを見ながら神様に感謝を捧げました。(達朗)
「皆さん、おはようございます」バイブル&ユー(西日本放送)の杉原良博先生とともに。  第一期が終わった帰国時の巡回は十年前。その時、私は椎間板ヘルニヤの移植固定手術を受けて動けず、暮れまで主人が一人で、巡回報告をした。年が明け、仕事始めの関東巡回で主人がぎっくり腰になった。術後の私の腰をかばい、二人分の荷物を持ったせいだった。
 去る十一月、主人は腰椎椎間板症で二箇所ヘルニヤ寸前の状態だと診断された。手術はまだ必要ではないが、痛みは続くとのこと。十日間ほど安静にし、少し楽になったので、四国・九州の教会訪問に出発した。 今回は私が荷物持ちになった。感謝な事は、十年前の手術以来、私の腰は全く痛みが無い。無理すると危険信号の痺れがくるので気をつけてはいる。
 今年は沖縄から関西へと巡回が北上します。昨年は皆様のお祈りに支えられ、倒れることなく巡回できました。心から感謝いたします。腰ツーイ人物(要注意?)の夫婦が巡回でお伺いします。この新しい年もよろしくお祈りお願いいたします。(たまみ)

【祈りの課題】
1.少ない機会を賢く効果的に用いて達朗師、たまみ師のご両親、ご兄弟たちにイエス様を伝えることができるように。6月にタイに戻る前に、一人でも救われるように。
2.巡回を通してタイのミェン族に奉仕する宣教師候補が与えられるように。引継ぎに10年(牧会経験があれば5年)を要するので、今年中に与えられるように。


「とりなすということ」
カンボジア・クロチェ  今村裕三、ひとみ

村での子ども伝道にて  新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 皆さまにお祈りしていただいた教会員同士のケンカも、リーダーたちの尽力によって解決しました。お祈り感謝します。リーダーたちが最初聞いていたことは、根の深い人間関係からでた噂がほとんどで、結局、真実ではありませんでした。真実は二人の間の「ケンカ」ではなく、噂によって作り上げられた「ケンカ」でした。虚構から作られたものにある意味振り回されていたわけでしたが、リーダーたちの指導で関係が修復できたことは感謝なことでした。 同僚のウェイウェイ師に聞くと、いつも十月から十二月にかけて毎年、教会に問題が起こり、分裂したり、教会員が出て行ったりとしていたそうですが、今回(昨年)の危機は、宣教師があまり関与せずに、しかも誰も教会から出て行くことなく、うまく乗り切れたようです。この出来事を通して、リーダーたちがどのように牧会指導・配慮をしたらよいのか、学ぶことができ、少しは自信もついたようです。宣教師から現地リーダーにリーダーシップを渡していく過程で、よい訓練を主から与えられました。皆さまのとりなしの祈りの力を感じました。お祈りを感謝して。 (裕三)
 週に二回程度、教会員と一緒に伝道に出かけています。メッセージ・集会の司会・ゲームなどは全てカンボジア人が行います。私は子ども集会の時に子守を手伝う(たいていの子どもは下の小さい子どもの子守をしています)、騒ぐ子どもに注意する、髪の毛がぐちゃぐちゃの子どもの髪をとかしてあげる。また道端で伝道する時は、私は外人なので、立っているだけで「人寄せパンダ」的な役割を果たしています。自転車で道を走ると「キリスト教が来た!」などとたくさん声がかかります。ヒム姉はいつも私を「カンボジア語の余り出来ない外人」と紹介してくれるので、周りの人は私が少しでも話すと、とても喜んでくれます。ヒム姉の伝道は至ってシンプルで「イエス様を信じたら天国に行けるが信じなかったら地獄へ行く」と言うところから始まります。時には私は「もっとこう話した方がいいのでは?」などと感じることはありますが、なるべく批判をしないようにしています。ヒム姉から時々「子どもはひとみが好きだから、集まりすぎてやかましい」と小言を言われたりもしています。また、乾期に入り川の水位が低くなり、船着き場からの坂道が急で長くなりました。そこでの私の役割は、太ったヒム姉の代わりに自転車を船着き場から押し上げることです。
 私は、教会員が「私がしっかりやらないとだめだ!」と思ってもらえたらそれが一番だと感じています。今まで自分で企画しリードする仕事をしてきた私にとって、新しい分野での仕事です。忠実に知恵を尽くして奉仕できるようにお祈りください。(ひとみ)

【祈りの課題】
1.今年も、主の恵みを数える歩みが出来るように。特に、教会のリーダーたちが主から御言葉を頂いて、主の宣教に前進していくことができますように。
2.町から遠く離れて信仰生活をしている教会員のために。少ないクリスチャンの環境のなか、主の証人として村で用いられますように。トム村のディー兄、ストュンスワーイ村のリン姉の信仰成長のために。


「邦人・隣人の救い」
北タイ・チェンマイ 邦人伝道 野尻孝篤師・明子師

加藤師をお迎えしての祈祷会  先月、日本語教会で受洗されたF姉の同僚の語学教師のタイ人女性Hさんが結婚されることになりました。山地のカレン部族の出身でクリスチャン、お相手のT青年は在日韓国三世の方で未信者です。チェンマイで働き、日本語を母国語として話します。お二人のご両親も共にクリスチャン。両人共に受洗していなければならないとチェンマイの教会のタイ人牧師に式を拒否されました。 日本語の教会の牧師に導いてもらえばとのF姉の紹介で、我が家に来られました。結婚するのと信仰とは違う、絶対にそんなことでクリスチャンにはならない、と頑固に言い張るTさんに、結婚は別として、とにかくキリスト教はどういうものかを学ぼうと説得し、ただ聖書を共に学び始めました。毎回三時間ほどの学びと自由な語らいをしているうちに、三度目あたりから、聖書の神の救いのご計画に驚嘆され、四回目になってついに、信仰の告白をされました。すっかり表情も明るくなられ、心も軽くなったとのことで、晴れて神の御前に立つことが出来、先週、花嫁の郷里の教会で結婚式を挙げられました。披露宴には私たちも出席、慶びを共にしました。邦人伝道がこの地の隣人の救いにも広がりました。
T兄、H姉の結婚披露宴にて  クァランプールで同じように邦人伝道に献身しておられる加藤尚弘師をチェンマイにお迎えしました。師とは四十年来の友人です。NHK特派員をおえて神学校に学ばれ、私と同じ群れから派遣されています。クァランプールには一万人以上の日本人がおられるとの事で、この方々の霊的なケアばかりでなく、生活のトラブルのこまごました問題、老後の医療と介護までを目指した大きなビジョンを持って奉仕しておられます。同じ使命の中に共に生きようと、心を一つにする思いでした。(孝篤)

【祈りの課題】
1.若い時から聖書を読まれ、この1年半、求道されている老御夫妻が救いに導かれますように。
2.結婚されたテイ兄が受洗へと導かれますように。日本人と結婚されたタイ人やアジア・西洋の方々も私たちの教会に導かれますように。


「再会と再適応」
カンボジア  西村信恵

結婚式にて  「どうだい?これだけのお金が儲かるんだよ。この仕事をしてみないかい?」と言われたソッカー君はゆれていました。彼はギャンブル場で働いていましたが、今はクリスチャンとなってニャックルアンで子供たちに識字教育をしている青年です。おじさんに会いにポイペット(以前彼が働いていた地域)に行った時に言われた言葉でした。けれどもその日の朝読んだ御言葉「一切れのかわいたパンがあって、平和であるのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる。」箴言十七・一を思い出し、すぐに断ることが出来ました。その日の夜は、おじさんに強制的に連れられてギャンブル場に座らされました。 テーブルの上にはお酒と山積みになったお金、隣やうしろにはホステスの女性、昔の感覚がよみがえってきます。でもふとワイングラスを見ると、イエス様の顔があったそうです。それを見たとたん、彼はすぐ立ち上がり誰にも何も言わずその場を後にしました。その後、昔の仲間を訪ねていくと、三人のうち二人はすでに交通事故で亡くなっており、一人はひどい麻薬中毒者になっていたことを知り、自分がこのような世界から抜け出し今の生活があるのは本当にただ神様の恵みによるのだということを知りました。今は、昔の自分のような生活をしている友に自分が何をしてあげられるのかと祈っているところだそうです。一年ぶりに訪れたニャックルアンで待っていた多くの証のひとつです。成長した教会員、新しいメンバーに会えたことは喜びでした。
スレイオン姉とビーボル兄  十一月二十四日にはニャックルアンで伝道師として働いていたスレイオン師の結婚式がありました。ニャックルアン教会で行われる初めての結婚式です。初めての若いクリスチャンカップルでもあり、さまざまな面で用いられるようにと願っています。私自身は十一月三日にカンボジアに戻り、今はクメール語の復習をしています。クメール語で話しかけられて頭が急に真っ白になることがあり、再適応の困難さも覚え始めています。来週(十二月二週目)にはニャックルアンに再び遣わされる予定です。
 二〇〇七年も主に近く、そして皆様のお祈りと共に歩んでいける年であったらと願っています。どうぞよろしくお願いいたします。

【祈りの課題】
1.スムーズにカンボジアでの生活に戻ることが出来るように。クメール語の再習得のために。
2.ニャックルアンチームの宣教師の修養会を持ちこれからの奉仕について話し合っていく予定です。主の導きとチームの一致のためにお祈りください。

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