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2006年8月号  page1  page2


「世界宣教に燃える」
横山基生、好江

タマジャリク教会員とこの日救われた姉妹と  六月の主の恵みと祝福の内に終えることができました。皆さんの多くのお祈りを心から感謝致します。六月五日から二一日まで、カンボジア・タイ・シンガポールに行きました。総主事代行として初めて宣教地を訪問し、菅家・今村・有澤・野尻各宣教師の働きの様子を見ることができました。
 宣教ニュース等で様子を読んではいましたが、宣教地の視察によってこんなに沢山教えられるのかと、大変驚き感激しました。祈祷会に集う多くの青年達の熱心な祈り、貧しい人達を訪れ真の隣人として関わる働き、医療宣教の現場にある様々な民族性から来る壁、悲惨な過去を乗り越えつつ主に仕え励もうとうとする学生達、国境線を越えてなされる山岳民族への宣教の力強さと課題、チェンマイに住む日本人への宣教の可能性と課題、シンガポールJCFの交わりの豊かさと可能性等々です。
 総主事としての大切な働きの一つは、宣教の最前線の実感を後方部隊である日本の祈り手の皆さんに、届けることだと強く示されました。祈りなくして宣教は祝福され前進しません。さらに皆さんと共に祈り続けたいと願っています(基生)。
『世界宣教の夕べ』での就任式  シンガポールJCFの家庭集会に招かれ、主にある交わりの恵みに浴し、これがどんなに「久し振り」か、心と霊が喜んでいるのに自ら驚きました。総主事代行の仕事に慣れるべく、不充分ながらも主の助けのうち、精一杯あたらせていただいています。ケンブリッジでの奉仕は毎週四回、月毎の集会も加わって、御言葉を分かち合い、交わるという集会中心でした。新しい奉仕は、それとは全く違って、デスクワークの割合が大きく、御言葉・祈りも一人および夫婦で(そして三つの月例OMF祈祷会で)分かち合っています。この変化に慣れるのに時間がかかったとしても、それは自然なことと、改めて自覚しました。
 六月三十日にOMF日本委員会を初めて行なうという大きな奉仕も、お祈りに支えられて全うでき感謝しています。その準備や、委員会での決定事項を進めていくという奉仕も初めて担わせていただきました。このように経験を重ねつつ、だんだん慣れていくのでしょう。続いてお祈りいただければ幸いです。
 日本委員会を一日行なった後開かれた「宣教の夕べ」。パトリック・フン総裁が御言葉から宣教について説き明かして下さり、フン師の指導者としての姿にも教えられました。木下、有澤、西村各宣教師の、宣教の現場の証しには「多くの宣教師から現場の話を実際に聞けて心が動かされた」との感想を多く聞きました。私達夫婦の就任式も行なわれ、多くの先生方が祈り支えて下さっていることを感謝しました。自分で準備をした就任式だったので格別だったかもしれません。様々な主の恵みに溢れた一日を感謝しました。(好江)

【祈りの課題】
1.8月1日から10日まで、KGK、ウィクリフ、OMF共催のミッション・ポッシブルの宣教ツアーでフィリピンに出かけます。こうした国への旅にあまり慣れていない人たちが、約25名一緒に行動します。当地は雨季でもあるので、事故や病から守られ、主の豊かな恵みで満たされる旅となるようにお祈り下さい。
2.世界宣教を支え導く宣教祈祷会のネットワークが、日本全国に広がりますように。海外宣教のための経済的な必要が主の導きの中で豊かに与えられ満たされ続けますように。


「『仕え従う』事を見て」
日本 木下理恵子

赤湯、白鷹教会合同祈り会で  雨の中紫陽花の花がひと際美しく見えます。祷援者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。いつも御祈り、御献金をどうもありがとうございます。六月には山形を巡回しました。寒さに弱い私は極力暖かい内に北へと巡回しています。
 新緑の美しい山形では青空を背景にさくらんぼと蔵王の雪を一緒に見ました。そして「今年の冬はこんなに雪が降りました。」と言う写真を見せていただきながら「私にはとてもここではやっていけない。」とその地の先生方を畏敬の念を持ちながら見たことです。そんな寒い地域ですが、なんとも心温まるおもてなしとお交わりを頂いた事です。そして主が誇りとしておられるであろう方々を見せていただきました。
山形教会の家庭集会の皆様と  「私は何もできません。できるのは仕える事と従う事だけ。」とサラッとおっしゃる先生。その二つこそ私にはなかなか出来ない事。そうしたところでの信徒の方々もなんと自然によく仕えておられる事でしょうか。保育園等を通し、幼い子供たちに主の愛を伝えている教会。私自身以前キリスト教の幼稚園で一年お世話になり、宣教師になってからそこで祈られていた事を知った経験があるだけに幼児教育の大切さを思います。活水泉ではおじさん相手で子供は慣れないのですがお話させて頂き、子供たちの純粋な反応に励まされました。先生のご病気等を通して、牧会の多くを信徒に信頼し託された先生方。信徒の方々が生き生きと奉仕し、教会の事、宣教の事を考えておられました。毎週欠かさず礼拝に来ておられた姉妹が高齢化し来られなくなった今、礼拝メッセージをメモしその姉妹のところに行きメッセージを語って聞かせる方。又その姉妹の所で待たれる家庭集会。主がどれほど喜んでおられる愛の業、御奉仕であろうかと思わされました。又宣教報告を聞いた後に「忙しくてなかなか出られなかった地域の連合祈祷会に時間をやり繰りして出席しました。」等、実際にビジョンを受け取り実行して下さったお証しに心躍りました。台湾で学んだ事が日本でも生かされ共に主の御業を見せていただければどんなに感謝でしょうか。
 とかく宣教報告などで人前に立ち語る事の多い者ですが、誰も知らない主だけがご存知の所でも仕え従う者でありたいと、謙遜な聖い者でありたいと強く思わされました。お祈り下さると感謝です。

【祈りの課題】
1.山形地区での巡回で多くの恵みを受け、教えられ感謝。寒い地で忠実に労しておられる先生方を主が祝し、忠実に仕える信徒の方々と共に教会が更に建て上げられるように。木下師も誰も知らない所でも仕え従う事の出来る者であるように。
2.8月19日から台湾の聖教会80周年記念大会で台湾に行きます。青年大会もあります。日本からの多くの方が出席でき(特に青年たち)主からのビジョンと祝福を受け取る時となるように。その後活水泉の仲間たちとも会います。よき再会の時となるように。


「カンボジアと日本のテモテ??」
カンボジア プノンペン 菅家庄一郎、容子

左より、菅家師、鶴岡兄、チェットラー兄、ディラー兄  毎週金曜日の十一時から三人の学生を中心に聖書研究会が続いています。そのうちの一人、チェットラー兄は、大学で英語を学んでいます。
 彼は、テモテのように彼の祖母(正しくは祖母の妹)の信仰を聞いてクリスチャンになりました。その方は、ポルポト時代に、「もし神がいるなら自分の命を助けてくれ!」と祈り、回りの中で一人生き残ったという経験を通して神を信じたそうです。チェットラー兄の大学は、六月が休みなので、その間に、帰納的聖書研究法を教えました。聖書のテキストを観察・解釈・適応の区分に従って質問を自分で作るのです。ヨナ書を学び、私が一、二章を担当し、彼が三、四章を担当しました。注解書もなく、聖書のテキストだけを使って、自分で質問を作っていく作業は忍耐がいるプロセスです。実は、今までも何度か学生にやらせたことがあるのですが、うまくいかなかったので、諦めかけていました。ところが、彼は、みごとに自分でヨナ書三、四章の聖書研究のテキストを作り、聖書の学びの司会をしました。他の二人もチェットラー兄に刺激を受けているようです。彼らが、聖書研究を作り、司会していくことについて自信を深めていくことができるようにお祈りください。(庄一郎)
 鶴岡兄は、去年の八月からOMFのサーヴ・エーシア(アジア)という短期宣教のプログラムで来てくれ、私達と共に生活し奉仕しています。具体的に言うと、毎日我が家の子供たちの勉強をみてくれ、良いお兄さんになって遊んでくれ、また週二回夕方数人の学生に日本語を教え、OMFの子供たちのクラブを助け、学生伝道の働きを色々な形でサポートしてくれます。毎週月曜の夜には私達夫婦と三人で集まり、わほうれんそう(分かち合い、報告、連絡、相談)し合い祈り合います。彼のこちらでの期間も後残すところ一ヶ月余りとなりました。「容子さんは、僕が来て間もない頃、徹也君はまだ真っ白なキャンパスみたい、といっておられましたが、どうですか、そこに何か書き込まれ始めたように思いますか。」との彼の質問。「うん、書き込まれ始めていると思うよ。」
 全く初めての海外生活のみならず、実家を離れたのも初めてという彼に、正直一年持つかなーというのが最初の印象でした。それが、今振り返って、彼だから(私達のような者たちに仕える奉仕)もったんだなーという思いに変えられました。私達夫婦も彼の学び、仕える姿勢に励まされ、多くを教えられています。神様の導きで私達に送られた若きテモテのような兄弟を感謝し、主が今後どのように導き用いてくださるか期待し、祈りつつ。(容子)

【祈りの課題】
1.鶴岡徹也兄が、1年間の働きを終えて日本に帰国します。帰国後の働きが神様によって導かれるように。
2.金曜日の聖書研究会のグループ、チェットラー兄、ラセール姉、ディラー兄の信仰の成長と自分たちで聖書研究を作り、司会できるようになるようにお祈りください。


「変わった人々の到来」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

次期奉仕先チェンライ県の家で引越し荷物整理中、小休止  帰国の機内で書いている。二日前、引越し先(来期の奉仕地)から運転してチェンマイ市に戻る途中、警察の検問を受けた。身分証明書を見せると「えっ!日本人ですか?」と驚かれた。私たちは変わってしまったのだ。
 宣教学者・人類学者のヒーバートがこんなことを書いている。「宣教地から帰国する宣教師が自覚しなければならないことは、母国の人々が以前とは同じではないということ。さらに自分自身ももはや出発したときの自分ではないということ。帰国した宣教師は変化を遂げた自分を母国の友人達が理解してくれると思ってはいけない。いくら説明しても分かってもらえないことがあるのだ。」
 それで終わっては意味がありません。文化的違いを超えて意味の伝達をするのが私たち宣教師の務め。宣教地の現状を皆様にご理解いただけるよう伝達する努力をします。しかし変わってしまった私たちは、日本の皆様にカルチャーショックをお届けすることになるかも知れません。あらかじめご了承ください。お会いできるのを楽しみにしております。(達朗)
 六月二九日、帰国いたしました。チェンマイには丸五年いました。タイに来てから今まで一番長く滞在した所となりました。物が増え、帰国直前になってしまった荷造りと、次期奉仕地のチェンライ県への引越しは、チェンマイ日本語キリスト教会の皆さんの助け無しには不可能でした。
 成田空港に着き、夫婦揃ってぼうっとして暫く動き出すのに時間がかかりました。とにかく眠く、幾ら寝てもまだ寝足り無いのか、ぼうっとしているのです。
 久しぶりにお会いした方々の「痩せたんじゃないですか?」とのことばに焦る私。髪が短くなったこと、年と共に疲労が顔にでてやつれ気味。それが痩せたような錯覚を与えているだけ。以前はタイに行くと自然と体重が四キロは減ったが、今回は増量で帰国となりました。今月から始まる巡回報告、健康(体重?)管理に気を付けます。(たまみ)

【祈りの課題】
1. パヤオ聖書学校のタナコン兄とナイツィオウ兄は有澤の代行としてタマジャリク教会に週末奉仕に行っています。聖霊に満たされて奉仕ができるように。
2. チェンマイ・ミェン宣教教会からパヤオ聖書学校に入学して学んでいるタナコン兄、メーサリヤン聖書学校で学ぶガオフォウ兄、チェンマイ聖書神学校でギリシャ語聴講をしているガオツィン兄の学びのためお祈りを。

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