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2006年5月号  page1  page2


「主の恵みを数える」
カンボジア・プノンペン  今村裕三、ひとみ

リザちゃんとともに(孤児院にて)。身体の発達のためにお祈りください。  三月は恵みを数えるときでした。二十二日の誕生日、二十三日の第二段階の語学試験、そして二十七日の結婚記念日。今年は、例年というか記憶している限りにおいて最も多くの人に誕生日を祝って頂きました。その夜、妻に「来年は誕生日を迎えられないかもしれないね」と冗談を言って怒られました。語学試験は皆さんに祈って頂き、平常心で臨むことが出来ました。第二段階の語学能力には十分に達していると評価して頂きました。感謝です。結婚する前から意見に差があったり、異文化体験をしてきた私たちの関係ですが、結婚のときに頂いた御言葉(ロマ十五章五〜七節)のように主にあって一つにさせられていることを覚えます。第一期の半分が経った時のOMFのリーダーとのインタビューでも夫婦関係について質問を受けましたが、「最近は結婚してから最も関係が良いです」と答えられるほど日々守られています(勿論、時々は家が揺れることもあります)。カンボジアに来て、すぐに夫婦関係が祝されるように祈りの要請をこのニュースレターに出させて頂きましたが、これも忠実に祈ってくださった皆さんのお祈りの結果です。この号が出ている頃には私たちのこれからの働きのことについてOMFの教会開拓チームの委員会との話し合いが終っていると思います。御心の場所で主に、人に仕えていくことが出来ますように。お祈りください。(裕三)
 リザちゃん(一歳七ヶ月)の発達の経過を一年間、見る機会が与えられました。リザちゃんは母親の育児放棄のために孤児院に生後七ヶ月で預けられます。当時すでに左腕と足に障害があり、母親が落としたため鎖骨骨折もありました。たまたま、孤児院を見学したい人を案内して初めて出会いました。その孤児院は日本人のクリスチャンの方が責任を持っておられるところで、重度の脳性麻痺の子供など、他に引き取り手がない子供も積極的に受け入れておられます。日本ではリザちゃんのような子供はまず病院で診断を受け、その診断に基づき治療(リハビリなども含む)が始まります。リザちゃんも診断を受けるために小児科を受診します。結果は母親から詳しい話を聞けないこともあるためか、高熱のためか?水頭症か?出産時の問題か?はっきりしません。そのうち原因不明のまま何となくリハビリが始まり‥‥リハビリをしてくれていた外国人が突然帰国し、リハビリは中止となります(説明はこれ以上リハビリの効果が見込めないとのことでした)私は医師ではないので診断は出来ません。手探り状態で、発達の経過を追いながら、孤児院を経営されている日本人の方と共に祈りつつ悩みつつ過ごしてきました。最近、嬉しいことにリザちゃんは不自由な足ではありますが歩けるようになってきました。やや遅れが見られていた言語部分も伸びが著しいです。孤児院のみんなと一緒に喜び合いました。この国には専門家と呼ばれる人が著しく欠如しています。私も専門家の一人なのかもしれませんが、一人では何も出来ません。是非、主の愛されるこの国の人たちのために、それぞれの分野の専門家が一刻も早く育成されますようにお祈りください。(ひとみ)

【祈りの課題】
1.裕三師の学生寮での学びのために。毎週1回、旧約聖書概論を教えています。旧約聖書の理解が深まることで救いの意味をよりよく理解できますようにお祈りください。
2.続けてカンボジアの政治、経済のためにお祈りください。3月末現在、フンセン首相率いる「人民党」と「フンシンペック党」との連立政権にヒビが入っています。フンシンペック党は大きな混乱をみせており、政情が不安定です。国連介入後、民主主義的議会政治が導入されましたが、まだまだほど遠い現状です。国のリーダーが賢く国を導いていけますように。


「チェンマイのピリポ」
北タイ・チェンマイ 邦人伝道 野尻孝篤師・明子師

帰国前の洗礼式  「先生、今、ここで私に洗礼を授けてくれませんか?」明後日、日本に帰国するという姉妹が三月五日の聖日午後の我が家のリビングで突然言い出されました。一月初め、主を受け入れましたが洗礼ということは、ご家庭の複雑な理由で躊躇しておられました。最後の聖日を迎え、受洗は日本でと私たちは考えていました。その日の礼拝には二十五年来の友人である元タイ宣教師渡辺賢治先生を講師にお迎えし、昼食後、皆と歓談していた時の突然のお申し出でした。びっくり仰天、主の導きを仰ぎました。私たち夫婦だけの席だったら、教会という公同性からは、洗礼式は認められないとも思いますが、ちょうど渡辺牧師がおられ、そのご子息で神学校にも行かれた息子さん、姉妹の友人のタイ人クリスチャン学生(チェンマイ大学キャンパス・クルセードのサブリーダ)、そして私達牧師夫婦とが同席していましたので、礼拝の場という教会員達の同席は得られないのですが、洗礼式を持つ客観性は得られると信じ、直ちに準備をし、一年半前チェンマイ日本語教会がスタートした時の礼拝の場、我が家のリビングでの洗礼式となりました。その後、飛行場で見送るまでの二日間はフォローアップの集中した時となりました。日本での良い教会生活をと祈らされます。
道人説教  この三月、神学校を卒業した次男道人が多くの方々のサポートを得て、チェンマイに。礼拝の説教をもしてもらいました。日本で牧師の子と生まれ、日本語もしゃべれず、おしめの取れないうちから、英国、シンガポール、バンコクと宣教師の子供として育ち、私たちの日本帰国で再び牧師の子供となり、成人してからは牧師となろうとしてこのタイで説教をしている。神のくすしい摂理と恵みに改めて感謝しました。(孝篤)

【祈りの課題】
1.猛暑の中、沢山の方々が、本帰国、一時帰国されています。日本での教会生活が祝されますように!
2.帰国された方々が多く、礼拝出席者は少なくなっていますが、更に求道者、新しく加わられるクリスチャンの方々が起こされますように。


「神様のパズル」
一時帰国中  西村信恵

OMF事務所近くの公園にて  関東の巡回も終わりに近づいてきました。道中、スミレが咲き、水仙が香り、木蓮、桜が花開き、春の訪れを告げています。関東で、何年かぶりの桜も満喫できました。
 さて私は、日本に帰国して四ヶ月たちますが、「ほら、これ、古い服を売っているところで買ったのよ。なんていうんだっけ?」「それって古着屋さん?」「あっ、そうそう」とか、「ほら、仕事場を探せるようなところがあるじゃない。」「職業安定所のこと?」「そうそう!」という具合に日本語がすぐに出てきてくれないことも多々あります。「カンボジアでは、クメール語、宣教師との話し合いは英語なのよね。三ヶ国語もしゃべれてすごいわね。」と言われますが、今の私は何語もまともにしゃべれないちょっと日本語不自由な日本人です。
 関東にいる間には、昔からのOMFニュースレターを読む機会も与えられました。カンボジアの人々がタイでの難民キャンプにいる時に、困難な中でも多くの方がクリスチャンになり、他の人々のために祈っていることの報告。その後他の国に受け入れが決まってそれぞれの国へ行かれた方々の報告。現在、そのような方のうちの何人も逆に宣教師としてカンボジアに来られています。また、神様によって宣教師が起こされ、難民時代にもカンボジアの人々のもとへ送られて多くの人が救われたこと、その後カンボジアの国に入れるようになり、さらに多くの宣教師が遣わされていることを思い、神様のカンボジアの人に対する愛と大きな御手の導きを感じました。そして、神様がずっとカンボジアの国で働かれてこられた事実を改めて思わされました。この神様の大きなご計画のパズルのひとつのピースとして私もそこに遣わされていることを思い、また、皆様の背後の祈りもこのご計画のパズルの一部としてそこにあることを思わされました。第2期に向けて、私の力が蓄えられ、私自身が整えられて、またこのピースとして出て行くことができますように、カンボジアでの働きがさらに進められていきますように、皆様もこのパズルの一部を担ってお祈りください。感謝して。

【祈りの課題】
1.5月は、中国・四国、北陸地方、東海地方をまわります。巡回が守られますようにお祈りください。
2.西村師自身が神様との交わりの中、強められて整えられますようにお祈りください。


「暑〜い恵み」
横山基生、好江

オリエンテーション・コースの仲間と  ケンブリッジ最後の日となった三月六日、最後までバタバタしながら不動産屋担当者に家の鍵を渡すことができました。バスルーム改装をしに来た人が早速トイレを取り外しにかかり、「この前見に来たインド人夫妻に決まったかな」と祝福を祈りながら三年半お世話になった家を後にし、大変感謝しました。横田栄宣教師(働きを直接引き継いだ)が運転する車中で最後の引き継ぎをしながら、レディング集会に関わる兄姉のお宅へ移動。交わりを楽しみながら、夕方から夜にかけてさらにレディング集会の兄姉が訪ねてくれて交わり、翌朝早く別の姉妹がヒースロー空港に連れて行って下さり、祈り、別れを惜しみつつゲートへ向かいました。
 三年半のケンブリッジの働き、十年になろうとする在英邦人伝道の働きの締め括り・お別れを、数ヶ月にかけてさせていただけたのは本当に感謝でした。詩篇三四の八「主のすばらしさを味わい、これを見つめよ。」振り返ると、まさにこの御言葉の通りでした。この働きに導かれたこと、出会いの一つ一つ、それぞれの魂になされた救い主の御業、こんな土の器たちを敢えて選ばれ御自身の光を輝かせようとなさる主の一方的な恵み、降り注がれる主の愛・人の愛、天の父を愛せる者へと変えて下さる主の御業・恵み・愛。振り返り、お別れをするたびに「主のすばらしさ」を見、味わい、涙の多い数ヶ月でした。
 気候的にも環境的にも快適なキャメロン・ハイランズ(マレーシア)のOMFの施設で、大変恵まれ祝された休暇をいただき、三月二三日からシンガポールのOMF国際本部でオリエンテーション・コースを受けています。寒さが残るイギリスと日本から、マレーシアでの涼しい休暇を経てシンガポールの暑さ(三五度前後)に慣れるのに一週間はかかりました。計二十人(うち半分は独身者)の参加者。公に宣教師として入れない国へ遣わされる者も多く、「主のご熱心(パッション)」が溢れています。物質的に何の不自由もない国々から、アジアのこの国へ・あの部族へと、選びの器を起こされ遣わされる宣教の主のパッション。それを可能とする祈り手・捧げ手を起こされる主のパッション。OMFが関わる働きが世界的に多様化している等、たくさんのことを教えられながら「日本からもっと働き人を起こして下さい」と祈り、「この働きだったら、この青年がいいかも」と具体的な祈りに導かれています。
 皆さんの祈りとお支えが、小さき僕達の歩みをこれまで可能にしてくれました。心いっぱいの感謝と共に、これからも共に祈り、共に主の答えをいただき、共に「主のすばらしさを見、味わって」いけたらと願っています。どうぞよろしくお願い致します。

【祈りの課題】
1.英国からの引越し荷物を整理し、市川での新しい生活のリズムを築き、総主事代行の仕事に慣れることができるように。
2.5月29日にミッション・ポシブル(8月開催)の準備の委員会が開かれます。より多くの青年達が参加できるように。宣教の重荷を主からいただくことができるように。

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