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2006年11月号  page1  page2


「地方教会と都市教会の交流が増えるといいですね」
日本 木下理恵子

柵原教会の皆様と  秋を感じさせる涼しさになってきて、いつものこの時期に台湾の戻っていた私が、今回は戻らずに、日本に残るのだ、日本の冬を越すのだと、新たなチャレンジを感じています。いつもお祈り、ご献金、どうもありがとうございます。皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
柵原教会で  先月お祈り頂いた、活水泉の小郭はその後以前の刑事問題があり、政府のホームレス収容所から直接刑務所に移動されました。三ヶ月の服役で、この服役中に禁酒の思いが更に強まり、出てくる時にはそのまま禁酒センターに行ければと願っています。続けてお祈り下さると感謝です。
大綱キリスト教会の皆様と  テラ師が聖書研究を始めた女性は、毎週来ています。お祈り感謝。主がその心に働いていて下さり、今やっている仕事を止めたいという気持ちも持ち始めたそうです。実際知能障害のある方で、ふさわしい、十分な収入のある仕事を見つけるのはとても大変ですが、更に主を知り、自分の経済面でも主を信頼していけるようにお祈り下さい。今彼女は禁煙を始め、自分のお金の使い方を変えたいと努力しているそうです。
倉敷教会の皆様と  私の巡回では四国、中国地区を訪問させて頂きました。奉仕の合間に、きれいな瀬戸内海の景色を満喫し、ゆっくり温泉に浸かり、後楽園、倉敷、宮島などの名所を尋ね、たくさんのお交わりをさせて頂きました。先生方個人の信仰をもたれたお証しから、現在に至るまでの主の導き、その地で伝道していく上でのビジョン、子供への信仰継承、ダイエット法に至るまで、とても楽しい、そして恵まれる時を持たせて頂きました。クリスチャンの老人ホームでもチャペルの時間に台湾の話をさせて頂いたり、この時代に即したいろいろな形での伝道方法も思わせられました。
 宣教師である特権の一つが全国各地を巡回できる事、それ故いろいろな先生や信徒の方とお会いでき、こうした恵みを受けられる事です。地方巡回をするたびに思わせられる事ですが、地方におられる先生方の素晴らしいお証し、主から教えられ示されている考え方などを、都市の教会、クリスチャンたちがもっと聞く機会が持てないものでしょうか。宣教師の私が聞くだけでは余りに勿体無いと思うのです。日本の中で都市の教会、地方の教会間の交流がもっとなされ、学び合い、恵まれ合い、そして更に一致していければと思わされ、祈らされた事です。

【祈りの課題】
1.巡回での多くの恵みを感謝。地方の先生方のお証し、主から教えられ示されている考え方などを、都市の教会、クリスチャンがもっと聞ける機会が与えられるように。都市教会と地方教会の交流が増え、互いに学び合い、恵まれ合い、更に一致していけるように。木下師は11月は関東、東海の巡回です。
2.活水泉の小郭が3ヶ月の服役中、禁酒の思いを強くし、出獄後直接禁酒センターにいけるように。テラ師と聖書研究している女性が更に主を知り信頼し、仕事を変える決意もできるように。


「パサン師ご一家のために」
カンボジア プノンペン 菅家庄一郎、容子

左よりフィビーちゃん、フェリーさん、ヘナさん、生まれたばかりのマウパちゃん  インドネシア・カリマンタン島の東の都市、サマリンダに行きました。目的は、来年カンボジアに学生伝道をするために来る予定のパサン師御一家に会うためです。フェリーさんはペルカンタス(インドネシア・キリスト者学生会)の主事で、私達と同じ2人の女の子があります。二人目は、この九月に誕生したばかりです。フェリーさんは、トラジャ族の出身で三代目のクリスチャン、奥さんのヘナさんは、バタック族の出身です。これらの部族は共に、クリスチャンが多い部族として知られています。パサン師の働きは、主にクリスチャン学生・卒業生を訓練することです。イスラム教国の公立大学なのに、百人以上のクリスチャン学生が集まって礼拝をしている様子、インドネシアという広大な国の各地で働くクリスチャン卒業生たちが、異動先でも交わりを深め、学生達を励まし、助けている様子を見て感動しました。パサン師一家は、二〇〇七年四月にはカンボジアにOMFを通して派遣される予定です。OMFには、インドネシア人の宣教師は少なく、インドネシア人による海外宣教も、まだ始まったばかりと言えます。パサン師ご一家が、よい準備をしてカンボジアにくることができるように、どうかお祈りください。(庄一郎)
ペルカンタスの卒業生の皆さんと  今、私が関わっている学生、卒業生の多くが、結婚、男女交際の問題を抱えています。彼らの悩みを聞き、共に祈る中、一人の男性と女性が祝された結婚に至り、家庭を築いていくために、どれ程の主の守り、導き、サポート、祈り、励まし、助言と警告が必要であるか、自分自身の歩みを思い返しつつ感じています。
 つい先日、ある卒業生が誘惑に陥り、非常に辛い状況に置かれている事を知り、また、その背後に過去の悲惨な経験があったことを知り、ショックを受けました。私達の目に隠されたところにある闇の深さと、自らの愛と洞察力の欠けを感じました。
 エレミヤ三十一章から主のみことばを頂きました。イスラエルの背信と姦淫をしのび、懲らしめ、悔い改めに導き、あわれみ、潤し、立て直してくださる主の御真実。主は知っておられる。私達がどれ程簡単に裏切り、罪を犯すか、また、私達の誠実が、朝もやのように、朝早く消え去る朝露のようになんとはかないかを。それ故に、主御自身が私達と新しい契約、イエスキリストの血による罪の贖いを成し遂げて下さった。「わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。」この忍耐と励ましの主にあって希望を持ちつつ、彼らと共に祈り、教え、励まし、訓戒していきたいと願わされています。(容子)

【祈りの課題】
1.10月から大学が始まりました。クリスチャン学生の聖書研究会、伝道的聖書研究会、卒業生会にそれぞれ学生が集まり、交わりを深め、御言葉を愛し、主に従っていく者たちがますます起こされますように。
2.インドネシアでカンボジア大学生伝道のために準備しておられるパサン師ご一家のために。ヘナさんが英語力をつけることができるように。また、経済的な必要が満たされるように。サマリンダの大学生伝道の後継者の方とよい引継ぎができますように。


「現地の後継者と宣教師の後継者が必要です」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

「求む!働き人!世界の収穫は多いのです。」札幌西福音キリスト教会で  訪問を受け入れてくださる諸教会の皆様に感謝いたします。報告会ではおもに次のようなことをお知らせしています。タイのミェン宣教チームからの祈りの要請です。
 「この年末、アン・バージェス師とベヴィントン師夫妻が引退し帰国すると、ミェン宣教師チームは危機的なまでに小数になる。ミェン族のクリスチャンたちが様々な分野で責任を取り始めてはいる。だが、どうしてももっと多くの宣教師がチームに加えられる必要がある。
 ミェン教会がまだ自給自足できていない領域としては、子供たちと青年たちのための働き、カウンセリング(精神的癒し、夫妻の関係、子供のしつけ、人との接し方などの)、管理者養成と牧師訓練などがある。知恵があり、敬虔なミェン族のリーダーが養成されるまで、ミェン教会は依然、宣教師たちが彼らのパートナーとして共に働くことを必要としている。
 宣教師たちが補充されていない他の少数民族においては、多年にわたる働きの成果が、跡形もなく消え去ってしまっている。
 どうかご一緒に、主に召されている人が応答してミェン族宣教に加わるよう、切迫感をもって祈っていただきたい。」
 この中に「知恵があり、敬虔なミェン族のリーダーが養成されるまで」とあります。私はチェンマイ・ミェン宣教教会のジェムエン(金恩)牧師がそうなると期待しています。六月、別れ際に彼からいただいた祈りの課題は次の通りです。
 一.説教と弟子訓練の奉仕が聖霊の権威によって行われるように。
 二.信頼される牧会を堅実に行うことができるように。
 三.聖書を読み黙想することによって、神をより深く知り、神の力を毎日経験できるように。
 四.家族(妻のオムと一月出産予定の第二子、そして長女のグレース)を愛と忍耐をもって養うことができるように。
 五.教会員と家族をキリストの愛をもって愛し、その愛が日々成長し、彼らのために命を捧げるまでにしていただけるように。
 さて、私たちは十一月から九州の教会に初めてお伺いします。宜しくお願いします。

【祈りの課題】
1.巡回報告を通して、タイのミェン族宣教に献身する人を神様が召してくださるように。後継者が今年か来年のうちに与えられますように。
2.12月にチェンマイ市で行われるタイのミェン族とアメリカのミェン族の合同のヤングカップル・リトリートの祝福のため。実行委員のジェムエン牧師に祝福と知恵と実行力が与えられるようお祈りください。


「お金と神様(2)」
カンボジア・クロチェ  今村裕三、ひとみ

 神学校を卒業して戻ってきたセイハー兄が、以前からお付き合いしていた姉妹の父親に正式に結婚の申し込みに行きました。許可はもらえたのですが、婚約式がわずか半月後(十月)になったと言います。「ひとみ、婚約式に六十ドルいる。でもお金がない」と言われました。花嫁方はノンクリスチャンの家庭で、無下にはできません。彼が真摯に神様に仕えて(月給二十五ドル)いる姿を知っているだけに助けてあげたいと心が揺れました。その数日後、礼拝の直前にキム姉が交通事故に遭い、頭を強く打ち、意識が怪しくなりました。検査が出来ないのでなんともいえませんが命の危険があります。医師は「プノンペンに行った方がよい」とお手上げです。しかし、プノンペンへの移送費用・医療費が高いので家族は渋っています。たとえ首都プノンペンといえども、その医療レベルの低さを知っている私たちは、車で五時間以上揺られる危険を冒して行く価値があるか?と疑問も感じます。そして何よりも家族・教会員から唯一の外国人としてお金を出すことを期待されているのをひしひしと感じます。
 結果、セイハー兄は婚約式を来年の一月に延ばす決心をしました。姉妹の父にそれを話すことは勇気の要ることだったと思います。また、キム姉はプノンペンに行かないことになり、私はお金を出さず、毎日病院へ通うことにしました。キム姉の頭の出血は守られ無事に退院できました。お金を出してあげることは一見簡単で、周りの人は喜んでくれ、良い気分がします。しかし、神様よりもお金を信じる人が作り上げられていきます。神様の愛を真に示す知恵が与えられるようにお祈りください。(ひとみ)
 リン姉は、クラチェ教会開拓初期(約10年前)に救われた姉妹です。その村の多くの人が彼女の家族を通して救われ、当時、クラチェで一番大きな群れに成長しました。しかし、息子の一人が罪を犯し、村中の人が知ることになりました。リン姉の夫は、恥ずかしさと罪の重さを感じ、神様に早く自分の命を取ってくださいとお祈りをしたそうです。それから、まもなく、リン姉の夫は病気で亡くなりました。子どもたちも、蜘蛛の子を散らすように、家から出て行き、結局残ったのは、リン姉だけになりました。しかし、リン姉は忠実に神様を礼拝していましたが、今年になって糖尿病を発病し、随分と苦しんだと言います。そんなリン姉を定期的に訪問することができるようになりました。それは、バイクに乗れるようになったからです。主に感謝。彼女の祈りの課題は、以前のように、彼女の家に多くの人が集い、主を賛美、礼拝することです。彼女は、目が弱くなり、自分で聖書を読むことができなくなりましたが、時々、孫に読んでもらったりしているそうです。私も、そんな彼女に聖書を読み、短くお勧めをすることを楽しみにしています。これから、開拓当時のリバイバルの様子などをお聞きしようかと思っています。主の変わらない愛、そして憐れみを確認するときになればと思います。(裕三)

【祈りの課題】
1.一人一人の教会員の信仰のために。特に、お互いに愛し合うことの実践ができるように。またリーダー達が神様から知恵をいただいて、正しく群れを導いていけますように。
2.クリスマスの準備が守られますように。特に、青年会は集まりが悪く、練習が進んでいません。例年、クリスマスの後、人間関係の摩擦などで、その後、教会員は霊的に落ち込むそうです。本当の意味を求めてクリスマスをお祝いすることができますように。

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