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2009年10月号  page1  page2


「神の不思議な導き」
日本 菅家庄一郎、容子

フリーメソジスト教団中高生キャンプにて 八月は、フリーメソジスト教団の中高生キャンプ、同盟福音キリスト教団のキャンプで奉仕させていただきました。お祈りをありがとうございました。中高生のキャンプでは、キャンパーと同じくらいの人数のスタッフが、一年間かけてじっくり準備したキャンプであることが伝わってきました。かつてはキャンパーとして参加した人達が卒業生・スタッフ・牧師としてキャンプの準備をする側になっていきます。早朝からの祈りと打ち合わせ、一人一人に対するフォローアップと配慮が印象的でした。はっきりと信仰決心した方が、教会にしっかりと繋がり、受洗にまで導かれるように願っています。もう一つは、ドイツ・アライアンス・ミッションの宣教師によってはじめられた教団主催のキャンプでした。カンボジアの写真を見ていると「あれはドロシアじゃない?」とささやく方がありました。私達がプノンペンにいたときに、共に学生伝道をしていたドロシアさんの御両親は、かつて、この教団の宣教師として東海地方で働いていたので、ドロシアさんのことを知っている人がいたのです。日本で育ち、南米育ちのドイツ人の御主人と結婚し、OMFを通してカンボジアで日本人の同僚と働くとは本人も思いもしなかったことでしょう。私が一麦教会で献身者として働いていたときから祈ってくださっていた隈上正敏・陽子先生との再会も感謝しました。(庄一郎)
最近、宣教の自由のない国で奉仕されている方とお会いする時が与えられました。「今までの導きを振り返ると、本当に神様は無駄がなく、必要なときに、必要な訓練を与え、一歩一歩備えてくださってきた。先が見えず、真っ暗闇の中にいるかのような時期、待つときが、振り返ってみると一番大切な訓練、備えのときだったと分かる。」その方に今与えられているユニークな役割を果たすための忍耐力、語学力、人間関係の作り方、洞察力、そして何より信仰が、その人生の歩みの中でどのように育まれ、訓練されてきたかをお聞きした後、私たちはしばし、主のご計画と導きの不思議さに主を崇めました。
世界宣教祈祷会で奉仕させて頂いた教会で、牧師先生ご一家とのお交わりを通して教えられました。自分を良く知り、受け入れ、その上で主に捧げ、信頼しておられる先生のご家庭を主は祝し、用いてくださっています。「大切なのは・・・成長させてくださる神なのです」パウロの言葉が胸に響きます。私も今このとき神様が与えてくださっている訓練を、信仰を働かせ受け止めていきたいと思いました。皆様のお祈りを心から感謝しつつ。(容子)

【祈りの課題】
1. 10月10日、庄一郎師とOMF板橋祈り会の代表の方がキリスト者学生会・世界宣教祈祷会で奉仕します。忙しいクリスチャン学生達が、祈りの大切さについて目が開かれ、実際に祈る者と変えられますように。
2. 菅家師一家が日本に戻り1年半が過ぎました。日本での生活にもかなり慣れてきました。庄一郎師の腰痛も守られています。これから冬にむかっていきますが、続いて健康が守られ、総主事としてよい奉仕ができるようにお祈りください。


「母」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

母の日に 八月のある日。夕食の準備に取り掛かると、外で運動をしていたツェントン神学生がすっ飛んで来た。「メイティムかあさん、御飯作るんですか?」「あっ、何か食べたいものある?」「いえ、そうではなくて‥‥」「何?」「あのぅ、学生たちが来るんです。」「あっそう。何人?何食べたいかしらねぇ。」「そうじゃなくて、外に食べに行くんです。」「いいねぇ。楽しんでいらっしゃい。」「いや、そのう‥‥メイティムかあさんも一緒に行くんです。」「うん?」
ビックサプライズのはずが、ツェントンは隠し通せなかった。その日はタイ国女王様の誕生日で母の日だった。「内緒だよ、と言われてたんですけど‥‥」とツェントンが困っているところに、「押しかけ祝福隊」が到着。主人の車とオートバイ二台に分乗してミェン族クリスチャン大学生たちが「母の日」を祝うため来てくれた。ビックサプライズ。彼らの母親より年上になってしまった私のために祝福を祈ってくれた。(たまみ)
長く病気を患っていた教会員がかなり弱ってきていた。「もし来週なら私は不在なので、皆さんで葬儀をお願いします」と代表役員に話したその日の正午頃、彼女は召された。
故人はミェン教会に通うアカ族の女性であり、息子さんは村の中国語の学校に通っており、参列者は中国人、アカ族、ラフ族、ミェン族。息子さんの友人二十人が中国語で特別賛美を捧げた。母親を失い独りになった十四歳のアティワット君の後見人と成長のためにお祈りいただきたい。
参列者の共通語を配慮し、十年間使っていなかったタイ語で説教したが、淀みなく出てきて、私が語っているのではないことは誰もが分かった。主は民が礼拝する所に臨在を示してくださる。
最近忙しく、軌道修正の必要を覚える。チャールズ・シメオンは朝四時から八時まで祈った。ウェスレーは毎朝二時間祈った。ジョン・フレッチャーはしばしば夜通し祈った。「もし毎朝祈りに二時間をとることができないと、その日悪魔が勝利を得る。私にはなすべき仕事が山ほどあり、毎日三時間祈らずにはとうてい成し遂げられない」とルターは言った。宗教改革記念にあたり、このような生き方へと自分を改革できるようお祈りください。(達朗)

【祈りの課題】
1. 10年以上前父親が亡くなり、最近母親も亡くした14歳のアティワット君の今後に導きのため。中国人教会に出席を続け神様からの慰めと新たな力、具体的な助けが与えられるように。
2. 10月8〜9日、ミェン族牧師・役員研修会での奉仕のためお祈りを。「主からの励ましと新しい力」という主題を依頼されていますが、「聖潔」について語るべきではないかと示されています。導きのためお祈りください。


「イスラム教徒を愛するとは」
日本 佐味湖幸

S市市役所の前で 現地語を学ぶ真佳さん 「サラマーット!」「ムーチェス・グラシアス!」「マグスーコル!」(全部「ありがとう!」の意味)幾つもの言語が飛び交う町、南フィリピンのS市。ここで、広田真佳さんと坂西信悟君の二人は短期宣教プログラムに参加しました。現地で活動しているOMF宣教師たちと共に、イスラム教徒の住むコミュニティーで現地の人たちから部族の言葉を学び、子供たちに折り紙や切り絵を教えたり、一緒に遊んだりして神様の愛を行いで伝えました。
私たち日本人はイスラム教についてほとんど知らず、イスラム教徒の知り合いもいない人が多いと思いますし、また、悪いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、友人になるととてもいい人たちです。今回、私たちを受け入れて、言葉を教えたり、ラマダンというイスラム教の断食の期間にも関わらず、特別な友人だからと、食事に招いてくれたのは、「川の流れ」という意味の町に住む町内会のボランティアのグループの人たちです。彼らは、このイスラム教徒の町を貧困から脱却させ、神様に喜ばれる町にしていきたいと活動しています。
ギターを教える信悟君 モスクの壁でバスケットをする子供たち このグループとOMFは四年前から良い関係を作り、彼らは少しずつイエス様を信頼するようになってきています。イスラム教徒の人がイエス様を単なる偉大な預言者以上の方、神の子、救い主と信じるのはたやすいことではありません。しかし、長い時間をかけて人間関係を築いていく中で、私たちの内に生きて働いてくださるキリストに心を開くようになるのです。後は、聖霊さまのお働きに委ねて、祈り続けていきたいと思います。どうぞ、皆さんも覚えてお祈りください。

【祈りの課題】
1. 8月から9月の短期宣教プログラムが守られ、祝されたことを感謝。
2. 東南アジアに住む多くのイスラム教徒がイエス・キリストを神の子、救い主と信じることが出来るように。


「カンボジア東に西に」
カンボジア 今村裕三、ひとみ

左からナロット兄、デイビッド師(OMF宣教師)、ラドー長老 八月は約半分旅をしました。まず、クラチェ教会(カンボジア北東部)への訪問。セイハー師を中心に教会形成が進んでいることに感謝でした。それから、OMFビザを頂くためにカンボジアをいったん出国する必要があり、ベトナムへ陸路行きました。無事にカンボジア再入国時にOMFビザを頂きました。待ちに待った一年間でした。お祈り有難うございます。それからオドーメンチェイ州(カンボジア北西部)で働く同僚・友人を訪問し、プレアビヒア遺跡(カンボジア北部国境)まで足を伸ばしました。最後は、シエムリアップへ。シエムリアップFCC教会を訪問し、開拓から関わっているレアクサー師(カナダ国籍のカンボジア人)や教会のリーダーたちとカンボジア教会交友会(FCC)に対する要望やこれからの教会のビジョンなどを聞くことが出来ました。
ざっと計算すると全部で二千三百キロ余りの陸路での移動でした。ひどい腰痛にもならずに、必要なことをすべてやり遂げることができました。
シエムリアップ教会が抱える問題はクラチェ教会が経験したものととても似ていました。ということは、田舎の教会が抱える一般的な問題なのかもしれません。今回の旅で、FCCに加盟する教会の大部分を訪問できた訳ですが、カンボジア国内の様々な場所(同じ国内といっても文化が違います)で、多様な教会形成が成されていることに主の御名をあがめました。これらの教会がFCCという交友会に属することで、主の宣教の前進のために、また主の御名が各地であがめられるように、何を主はFCCに求めておられるのか、カンボジア人リーダーたちと主からのさらなる知恵を求めていきたいと願います。(裕三)
クラチェ教会を訪問しました。短い滞在でしたが、沢山の方と良い交わりを持つ事が出来ました。
セイハー先生の祈りの課題は「教会の仕事を誰も手伝ってくれない時に孤独を感じる」「最近の子供は十代で教会から離れていく、自分の子供(シモン君)がしっかり信仰を持てるように早くから聖書を教えたい」
妻のメカラーは「夫がよい人だとは分かっているが、時々冷たい言葉を言われると悲しい気持ちになる」「祈りあえる同年代の友が欲しい」「子育てで忙しく、御言葉を語り、伝道する気力が減っている」彼らと共に祈りながら、日本の現状とさほど変わりない祈りの課題かもしれないと感じました。
お祈りいただいている、クラチェ教会のリーダー・ブンソンの妻ディビアは、プノンペンでの再受診時に内分泌系の病気ではなく、うつ病であると診断を受けました。検査が十分に出来ないことや、医師の能力不足で、カンボジアではこのような状況はしばしば起こります。今回は私の夫が受診に付き添い、病気の説明、内服・対応の仕方などを説明し、理解を助けました。しかし、その後ディビアは、周囲の反対を押し切りベトナムの病院を受診しに行ってきました。その後、「病気が治るまで帰らない」と言い、治療費のために三万円も借金した夫を残し実家に帰ってしまいました。
私たちは祈り、行動もし、しかし状況はひどくなる一方で「一体これからどうなるのだろう?」と言うのが本音です。しかし、これもまた日本でも同じだったなと思います。見返りがないのに命をささげて下さったイエス様を見上げ、見返りが無くても平安を持って祈り続ける「忍耐」が与えられるようにお祈りください。(ひとみ)

【祈りの課題】
1. シエムリアップ教会(カンボジア北西部)のために。4つの群れに広がりましたが、数年前から様々な問題の中で、教会としての集会が持てなくなった群れもあります。プロユット教会のラドー長老のために。27歳の若者ですが、群れのリーダーとして建てられています。コックプレイ教会はシエムリアップ市内から4時間かかる農村ですが、多くの人が救われています。60人近い大人と40人以上の青年が集っています。現在2つの村で開拓伝道をしています。ミーアト兄の働きのためにお祈り下さい。
2. 裕三師は、10月24日、25日に西日本皮膚科学会で「カンボジアの皮膚科教育について」の発表に招かれました。日本の大学関係者・皮膚科医がカンボジアの状況を知り、御心にかなった協力関係を築くことができますように。短期間の一時帰国ですが、母教会や家族との交わりが祝福されますように。


「タイと日本の間で」
派遣準備中 坂本朋子

OMF板橋宣教祈祷会の皆さんと 我孫子栄光教会 主日礼拝にて 主にある兄弟姉妹の皆様、いつもお祈りありがとうございます。東海から関東へ移動し、デピュテーションも終盤に差し掛かってきました。このニュースが届くころは東北でのデピュテーションを終え、最後の準備の時を迎えているかと思います。関東では聖泉キリスト、ぶどうの樹、南大沢チャペル、永福南、ユアチャーチ、チャペルオブアドレーション、我孫子栄光、蕨福音自由、東京新生、板橋祈祷会、蒲田シオン、土浦めぐみ、流山福音自由、沼津シオン、茅ヶ崎シオンを訪問させていただきました。それぞれの場所で沢山の励ましと温かい言葉、祈りを頂きました。本当にありがとうございます。関東は最後の一週間で下高井戸祈祷会、聖契神学校と宣教教会を訪問させていただく予定です。首都圏は学生時代、就職で十年以上過ごしたので電車の乗り継ぎも楽々ですが、普段北関東ののんびりした所で生活しているので、東京の人の多さにはなかなか馴染めません。関東では巡回の合間に心理アセスメントとあらゆる予防接種を受け、さらに空いた時間には普段会えない友達と会い、気がついたらあっという間に八月が終わってしまいました。
流山福音自由教会 祈祷会にて そしてふとカレンダーを見たら、出発の日まであと二ヶ月(八月末現在)となっていました。今の私の心は半分タイ、半分日本にあるような状態です。タイのことを祈り語るごとに心はタイへ向かっていき、一日も早くタイに行きタイ語を学んで、タイの人々の間でイエス様の愛を伝えたいという思いが募ります。その一方で家族や友人、教会の皆さんとの別れという現実と向かい合わなければいけない‥‥、いよいよtransition(移行)の時期に入ったのだなと感じています。期待と不安の間で不安定な時期を過ごす時、羊飼いなるイエス様が私の先を行き導いてくださることが希望です。そして私は一人でタイに行くのではないことを、この巡回の中で改めて教えられています。皆さんの祈りと共にもうすぐタイへ向かいます。

【祈りの課題】
1. 出発前の慌しい時期ですが、心・体・霊を整えて良いコンディションで旅立つことが出来るように。また友人、教会の兄弟姉妹、特に家族と良い交わりを持つことができるようにお祈りください。
2. 29日からシンガポールでオリエンテーションが始まります。良い取り扱いを受け、各地から集まってくる同僚たちと親しい交わりが出来ますようにお祈りください。


「中国語集会=自分の家、神の家族」
日本 木下理恵子

今年の日本の夏、自民党が歴史的な大敗をした衆議院選挙も終わり、民主党へと政権交代しました。これからの政治、国民が望んだ、また主が喜ばれる政治が一つずつ実現化されていくよう祈らされます。台湾にいた頃、日曜礼拝で必ず、国家のため、政治のため、総統や高い地位にある人たちのため祈られていた事を思い出します。今回の選挙の結果を、本当に良い日本へと変えていくのは、民主党だけでなく、主を知り、祈る事を知っている私たちクリスチャンではないかと、日本や政治のためにも、責任を持って祈る事の大切さを改めて覚えています。
中国語集会のための皆様のお祈り、どうもありがとうございます。ずっとお祈り頂いたカンボジア系のA姉妹が九月からの洗礼準備会に出る申し込みをしました。最後まで出席し、救いの確信を持ち、洗礼を受ける事ができる様、引き続きお祈り頂けると感謝です。また赤ちゃん(既に二歳になりました)を抱えた中国人L姉妹も、日本で今集う教会の教会員になるよう、同じ洗礼準備会に出席します。
昨日、中国語集会で場所をお借りしているカンバーランド長老教会高座教会での合同礼拝がありました。この教会で礼拝を持っている、ブラジル、スペイン語、カンボジアの集会の方々と日本人が、年に一度一同に集い、共に礼拝するものです。今回中国語集会としても初めて参加し、昼食の時には中国語の賛美をさせて頂きました。中国人たちも喜んで参加し、賛美に関しては私より彼らのやる気が凄かったです。また昼食後の国別フットサル大会では、中国人の男性Tさんも日本人の組に入れてもらい、一緒に試合に出ていました。声を掛け、仲間に入れてくれた日本人兄弟の愛が嬉しかったです。
集会としてもみんな自分の集会と言う意識が定着して来ました。日本に来て初めての富士山登山に行くため、集会途中で帰らなければいけなかった中国人男性Yさん。みんなに祈られ、自分でもしっかり祈り、最後はニッコリ「行ってきます!」にビックリ。みんなも自然に「行ってらっしゃい。」と応答。中国語集会が「自分の家」「神の家族」となってきた喜びを感じた時でした。
上記の二歳児を抱えた中国人L姉妹。合同礼拝で初めて教会に来た中国人を見つけ、中国語集会の紹介をし、私を紹介し、いろいろおしゃべりし、相手の連絡先を聞き、最後は見送りまでしていました。私の出番が無いなと嬉しく思った事です。皆様のお祈り、本当にどうもありがとうございます。

【祈りの課題】
1. カンボジア系のA姉妹が9月からの洗礼準備会に出席し感謝。最後まで出席し、救いの確信を持ち洗礼を受けられるように。教会員になろうと同じ洗礼準備会に出る、2歳児を抱えたL姉妹も共に良い学び、交わりが持てるように。
2. 中国語集会でみんな、神の家族として、自分の家としての意識が出て来て感謝。この輪が更に広がるように。教会近くの中華料理店の奥さんと聖書の学びをしたく思っています。良き時間が決められる様に。またクリスマス集会に向けて良き計画、準備ができるように。

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