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2013年11月号  page1  page2


「宣教祈祷会の働き」
日 本 西村信恵

古淵祈祷会にて  移動の多かった夏が終わり、今月は宣教に関する資料を作ったり、宣教に関心のある方々とお会いしたり、来月の教会や集会の訪問の準備をしたりしつつ、じっくり関東ですごしました。そして、関東圏内で行われている三つの宣教祈祷会に参加することができました。
 北のための祈り―北の国のために共に集い、送られてくる課題にしたがって祈りました。具体的な祈りの課題が挙げられ、その状況を知ると人間的には無力に感じますが、かえって祈りを通して働かれる主がおられることはなんと心強いことか、と思わされました。
 板橋祈祷会―カンボジアでの第二期目が終わった二〇〇九年は、体調を崩していたため訪問することはできず、今回七年ぶりの参加でした。祈ってきてくださった方々とお会いした時、長い間お会いしていないようには感じませんでした。祈りの中でつながっていることをもう一度思わされました。「イエスはやすきもて心たらわせ、物事すべてをよきになしたもう」賛美をしながらそのとおりだったことを思い返し、宣教地で大変だったとき、背後の祈りの支えを強く感じたことを思い出しました。その祈りを通して主は働かれ歩みが守られたことを思い、感謝で涙が出ました。
 古淵祈祷会―二〇一〇年に始められ、今回が三十七回目です、と言われました。忠実に続けられた祈り会に感謝しました。その日はエジプトに行かれていた谷淵麻子さん、ヨルダンに行かれていた齋藤尚子さんのお証しがあり、将来フルタイムの働きを考えておられる大学生も参加してくださいました。この三人の今後の主にある歩みも楽しみです。木下理恵子先生にも久しぶりにお会い出来ました。先輩宣教師の主にあって喜んで歩んでおられる姿には格別に励まされました。
 ひとりではなかなか難しくても、宣教祈祷会では皆で祈るので、時間をとりわけ、共に宣教地に思いを馳せ、しっかり祈ることができます。アジアで神様がどのように働いておられるのか、どのような必要があるのか知ることができます。日本にいながら宣教の働きに参加し、宣教師と歩みを共にすることができます。祈ったあと体は疲れますが、内側が励まされていることに気付かされます。日本各地で行われているOMF宣教祈祷会に、皆様も参加してみてはいかがでしょうか。

【祈りの課題】
1.AFMC(アジア・フロンティア・ミッション・カンファレンス)で主からチャレンジを受けた参加者ひとりひとりの今後の導きのために。
2.日本各地で行われている宣教祈祷会を通して、主がさらに力強く働かれますように。


「神の栄光のために」
日 本 菅家庄一郎、容子

OMF国際代表者会議での礼拝の様子  九月二三日〜二七日にかけて、OMFシンガポール国際本部において国際代表者会議が開かれました。前回は二〇一〇年五月でしたので、三年五か月ぶりに開かれたこの会議には、六十名以上の代表者が集まりました。
 ケープタウン決意表明を神学的にまとめるのに中心的な働きをした英国のクリス・ライト師が、毎朝五回にわたってエゼキエル書から講解してくださいました。神の栄光を現すために世界は創造されたにも関わらず、人間の罪のために神の栄光が汚されている。人の魂が救われるだけでなく、神の創造された世界がすべて贖われ、神の栄光が完全に回復されることが宣教の最終ゴールであり、宣教はその神の栄光の回復のための働きであることが強調されました。
 総裁のパトリック・フン師はOMFが次の特色をもった宣教団体として成長・発展することを目指すと発表しました。(1)聖さへの召命―聖い神に仕える聖い共同体。(2)謙遜への召命―神の民と共に歩み協力する共同体。(3)時代に即し実を結ぶ働きへの召命―必要に合わせ対処し応答する共同体。(4)洞察への召命―宣教学的に考え思索する共同体。(5)弟子への召命―キリストに似た指導者と弟子を生み出し訓練する共同体。
 宣教地のリーダーと派遣国のリーダーがそれぞれ祈りの課題を分かち合い祈りました。団体として宣教の自由のない国でワーカーたちがどのような立場で働くか、ワーカーたちをどう支えるべきかについても話し合われました。また、これからはすでに教会が存在する地域で宣教師が働くことが多くなる状況の中で、宣教地の教会との協力関係の重要さも確認されました。
 今回決定された事項の内、最も重要な事柄の一つは、OMFインターナショナル全体を六つの地域グループに分け、各グループにリーダーを立て、総裁・副総裁とサービス部門のリーダーと九名でOMF全体を運営していく体制に移行していくことです。
 神の栄光を現す一人一人として私達が歩むことができますようにどうかお祈りください。(庄一郎)
 震災復興支援ソングとして全国で歌われている「花は咲く」、そこにある歌詞「わたしは何を残しただろう」は、今いのちが与えられている私たち一人一人が向き合うべき大切な問いであると思います。
 今週の礼拝説教は創世記五章、アダムからノアの系図からでした。○○は何年生きて○○を生み・・・死んだ、と続く系図の中、際立っていたのはエノクの生涯でした。他に比べると半分ほどの生涯で、「神とともに歩んだ」という記述が二回出てきます。エノクの生涯は神とともに歩んだ証が残されました。
 ミカ六・八の「主は何をあなたに求めておられるのか・・・へりくだって、あなたの神とともに歩むことではないか」という御言葉を思い出します。神と共に歩むためには、自分の弱さや罪深さを認めることが必要です。神様はそのことを私たちに教えるために、時間を惜しまず、様々な経験を通して私たちを取り扱われます。自分の罪に気づかされるとき、そのような罪人をなおも見捨てず、あきらめずにともに歩んでくださる主のへりくだりに目が開かれます。その時、私たちはへりくだって、神とともに歩む者へと変えられていくのではないでしょうか。
 私自身の今の生活に当てはめるならば、目下悩んでいる事柄について、自分の落ち度や至らなさに目を留め落ち込むことをやめ、主の恵みに心を向け、そこにあった主の助けや守り、そして今も力強く働いて下さっている主の御業を、たとい今見えなくても信じ、感謝し、全面的にその事柄を主の御手にお渡しすること、お任せすることではないかと思います。なかなか一度できっぱりと、とはいかず、何度も祈りの中格闘し、主にすがりつく日々ですが、忍耐をもって共に歩んでくださる主の慈しみと優しさが示され、最後はいつも感謝と賛美に導かれます。そして、今私に託されている仕事―家事・事務・子育て・夫に仕えること・毎日の生活や聖研、祈り会、諸集会を通しての証など―を、主の助けを仰ぎつつ、ベストを尽くしてなしていこう、と励まされています。何といっても私たちの人生の目的は、神の栄光をあらわし、とこしえに神を喜ぶこと!なのですから。皆様のお祈りを心から感謝しつつ。(容子)

【祈りの課題】
1.11月17日(日)に庄一郎師は宇都宮バプテスト教会で世界宣教について話します。よく準備して主に栄光を帰す奉仕ができますように。
2.11月末にカンボジアFES(KGK)で働くフェリー・パサン師が来日します。カンボジアFESの様子をよく知り、祈る時が与えられますように。


「帰国者クリスチャンを理解するために」
日 本 ディアスポラ伝道 横山好江

 これが皆様のお手許に届く頃には秋深く、紅葉を楽しんでいる季節になっていることと思います。いつもお祈りいただき、ありがとうございます。
 ディアスポラ伝道部の部長、ケンプ師は教会巡回の時期を終え八月から働きに戻る予定でしたが、リューマチと診断され療養期間に入りました。部長代行を在アメリカのソーテバーグ師が担っておられます。私も背後から支えています。お祈りに支えられ、ソーテバーグ師の賜物が生かされてディアスポラ伝道部の働きが進められていることを感謝します。
 今月は帰国者の方々との交わりが多く与えられました。その中のAさんの経験から新たに教えられています。Aさんは十年に及ぶ海外生活の中で救われ、聖書学校に進み、帰国後の今、牧師になる歩みにあります。Aさんは十代で海外に出る前に、学校でいじめに遭いました。それ以前に両親の期待に応えられない自分を抱えていました。海外に出て初めて、自分は自分でいい、そのままで受け入れられ、愛されている。そのままの自分に価値があるということを、クリスチャンとの出会いの中で知り、主イエスを信じました。自分が経験したような「そのままでいい」という神の愛を伝えていきたいという願いを持っておられます。
 話を聞きながら、私自身も同様の経験をしたことを思い出しました。献身の第一歩がイギリスの神学校。それまでは家族の期待に応えねば、職場ではそこでの期待に応えねば、教会では周りの期待に応えねばと歩んでいたことに気付かされました。 イギリスの神学校では、言葉も充分話せず、日本で築いたものは評価されないことに愕然としましたが、しかし、そういったことから解放されて、自分が自分として見られ、そのままに受け入れられていること、何の期待も制約も無いことの自由を味わうようになりました。極東の国、日本から来た一人のクリスチャンとして、何があっても無くてもそのままに受け入れ、主にある家族として愛してくれる方々の中にいて、「私は私でいい、主が創られた私でいい」という主の愛を知るようになりました。
 これは多くの帰国者クリスチャンが経験することです。このような恵みを味わって帰国すると、日本の社会の枠、家族・学校・職場の枠、また教会の枠を感じ、どう対処したらいいか分からなくなります。同じ主を信じている教会に行っても、「教会員はこうあらねば」という、場合によっては立ち居振る舞いや礼儀作法にはまらず、そこにいる教会員から「この人は本当にクリスチャン?」と見られてしまうことがあります。
 このような帰国者クリスチャンをどのように迎えたらいいのか。一言で言えば「あるがままを受け入れる、あなたはそのままでいい」ということでしょう。それが難しいのは何故か、考えさせられるところです。OMF日本委員会のホームページに私が書きました「帰国者クリスチャンを理解するために」という小冊子が電子書籍になっています。印刷できるようにもなっています。用いて頂ければ幸いです。

【祈りの課題】
1.11月4〜12日、ディアスポラ伝道部会議が香港で行なわれます。主の御心を聴きとることができますように。
2.11月10日(日)、香港インマヌエル教会で説教奉仕の予定です。良い交わりが与えられますように。

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