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2010年10月号  page1  page2


「さよならロッブリー、こんにちはランパーン」
タイ 坂本朋子

ロッブリーにて。近所の人たちと一緒にすし作り  サワディジャオ(タイ北部の女性のあいさつ)!タイ北部よりご挨拶いたします。皆様のお祈りに支えられて、八月初めにロッブリーにおけるレベル一のタイ語の学びを無事終了いたしました。タイに来てから約九ヶ月、終わってみるとあっという間に時が過ぎていったような気がします。環境に慣れ、近所の人々とも親しくなったと思ったら、お別れの時となってしまいました。ホームステイ先から戻るとすぐにレベル一の評価があり、荷作り、お別れ会と慌ただしい最後の数日間でしたが、神様がここで素晴らしい出会いを与えてくださり、言葉の学びも順調に進められたことを心から感謝しました。お隣のトイおばさんには二回も泣かれてしまいましたが、最後にタイ語で必死に準備した救いの証を聞いてもらい、おばさんと孫のシンシアのためにお祈りさせてもらいました。共に過ごした時間は短かったですが、いつかおばさん達がイエス様に出会うことを祈っています。
ランパーンの街中を走る花馬車  お別れはもう慣れたから辛くないと思っていましたが、ロッブリーでお世話になったマッカイバー師夫妻と、九カ月一緒に住んだスーに見送られ、北部行きの夜行電車に乗り込んだとたん、「あー、皆とお別れなんだー」と思ったらなぜか涙が止まりませんでした。
 そして数日前にランパーンにやってきました。ランパーンはチェンマイから南東へ百キロ程下った場所にあります。木造の古い建築物が残り、街の中を馬車が走る(観光用ですが)、レトロな雰囲気の残る素敵な街です。ランパーンの人々は笑顔が素敵で親切な人が多いです。私はよく地元の人だと思われて、北部方言で話しかけられてしまいます。
またまたすし作り。こちらはLLCの先生たちと  約二年前からOMFのチームはランパーン市街で教会開拓の働きを始めました。ライトハウスという名前のコミュニティーセンターを拠点に、キッズクラブや英語教室などの活動を通じて地元の人々と良い関係を築きながら、イエス・キリストの福音を伝えています。ランパーンでの最初の一年間は約五十%の時間をレベル二のタイ語の学びに、残りの時間を様々な働きのために使うことになります。心配していたランゲージヘルパーも思ったよりすぐに見つかり、これからこの新しい場所で新しい人々と友達になれるのをとても楽しみにしています。新しいランゲージヘルパーのゲーさんは、毎週土曜日に行われているキッズクラブのお手伝いもしてくれています。仏教徒ですが、聖書のお話しをタイ語で説明するのを手伝ってくれており、そのことを通して聖書に興味を持ち始めているようです。ランパーンではまだ目に見える教会が始まっていませんが、ゲーさんのようにライトハウスを通して福音に心開き始めている人々が何人かいます。私たちが個人としてもチームとしても、キリストの愛を人々に示していくことができるように、そして聖霊が一人一人の心に働きかけてくださるようにお祈りください。

【祈りの課題】
1. 毎週土曜日に行われているキッズクラブには、2、30人程の子どもたちが参加しています。その中で聖書のお話しも伝えています。子どもたちがイエス様に出会うことが出来ますように。また子どもたちの家族のメンバーとも良い関係を築くことができますようにお祈りください。
2. ランゲージヘルパーのゲーさんと良い関係を築くことができますように。主がゲーさんの心に真理を求める思いを増し加えてくださるようにお祈りください。


「青年よ、キリストに在って大志を抱け」
日本 木下理恵子

台湾からの短期宣教団の賛美  十月号の原稿と言いながらも、まだ真夏のような猛暑の日が続いています。皆様お元気でお過ごしでしょうか。いつものお祈り、ご献金をどうもありがとうございます。八月にはホーリネス教団の韓国・台湾・日本連合青年大会があり、主の恵みをたくさん頂きました。
 台湾からのグループは、大会十日前から来日し、坂戸教会でトラクト配布など御奉仕して下さいました。台湾からの短期宣教団は二回目で、今回は日本語ができないというハンディーを持っての宣教と言う事で、音楽なら人々の心に伝わると、音楽の賜物を持った青年達二十四名の参加でした。ピアノやギターもですが、専門的な声楽、バイオリン、チェロ、パーカッション、フルート等など、弦楽四重奏、ハンドベル、合唱、そして四十分に及ぶパントマイムと音楽でつづる伝道的な音楽劇を演じてくれました。一度にこれだけの賜物があり、自分たちのアイデアでこれだけのものを作り出せ、宣教の思いのある青年たちを送り出せる台湾クリスチャンの層の厚さを思いました。
 そして青年宣教大会。一応共通語は英語なので、皆一生懸命英語でコミュニケーションを取っていました。同じアジアの三カ国ですが、それぞれの国の違いが、よき刺激とチャレンジとなりました。日曜日には小グループに分かれていろいろな教会に行っての奉仕でした。私のグループは二人の台湾人兄弟と一人の日本人姉妹。全く初めて会う者同士、どんな奉仕ができるか話し合う中、いろんな案が浮かび、積極的な、奉仕したいと言う思いがひしひしと伝わり、頼もしかったです。
我が奉仕グループ:右から台湾のバイオリン専攻の兄弟、中山姉妹、木下、台湾の社長希望兄弟  その教会でお交わりの時、一人の日本人から質問が出ました。「将来、何になりたいの?」すると大学院を卒業したばかりの兄弟が迷わず「社長」。聞いた日本人は驚き「今の日本は、社長になりたいって子はほとんどいないのにね」。もう一人のバイオリン専攻の兄弟は「バイオリンを弾ける職業が希望。でももし音楽の先生になるとしても、僕たちは音楽の先生になりたいとは言うなと教えられている。音楽の先生になるのだったら、校長に或いは教育長になることを目指せといつも言われている」。社長希望の兄弟も、実際大学院の専攻から何から、自分の目標に向かってちゃんと計画をたてて進んでいます。クリスチャンとして、どれだけ主のために大きな夢を持ち、社会に影響を与える事のできる者になるか、今の日本では余り流行らない「青年よ、大志を抱け」まさに「キリストに在って大志を抱け」の力強さと大切さを感じた事です。
 この青年大会に参加した青年一人一人がそこで受けた刺激、チャレンジ、そして主から語られた事を忘れることなく、更に前進していけるようお祈り下さい。

【祈りの課題】
1. 十月十八〜二十二日までホーリネス教団の韓国・台湾・日本女性教職者大会が日本であります。よき準備ができ、多くの参加者があり、主の望まれる祝福に満ちた大会となるように。国は違っても互いに励まし合え、助け合えるように。
2. 台湾活水泉の責任を負っている呉師ご夫妻が十月、休暇を取る予定です。日本に来る事も考え祈っています。主の望まれる休暇の過ごし方ができるように。本当にリラックスでき、新しい力と熱意を持って活水泉の奉仕に戻れるように。


「在外邦人伝道の同労者たち その一」
日本 ディアスポラ伝道 横山好江

ロンドンJCF定例祈祷会にて1  ディアスポラ伝道部で、在外邦人伝道に従事するOMF宣教師は十一名います。今回は、その働きを紹介させていただきます。一度に全員をカバーできませんので「その一」とさせていただきました。
 ピーター&レナーテ・ヤング師、ロンドンJCF(日本語教会)。今年度より、前任者である盛永進牧師から引き継ぎ、ロンドンJCFの牧師として着任しました。ロンドン西部のJCFハウスに住み、そこでの集会もさらに充実させていこうと願っておられます。ロンドン中心部のバプテスト教会をお借りして、聖日午後の礼拝が続けられており、夫と共に八月初めに伺った際には、水曜夜にバプテスト教会を会場に行なわれている定例祈祷会に出させて頂き、仕事を終えた後に駆けつけてきた青年達がたくさん集まっていて大変励まされました。◆祈りの課題一.ヤング師が以前から奉仕しているウィンブルドンの教会でアルファコースが用いられており、ロンドンJCFでも九月から新たに始めます。決信者が与えられますように。二.「ヨーロッパ・キリスト者の集い」(日本語のクリスチャン修養会)が来年、ロンドンJCF担当で開催されます。二〇一一年八月四―七日、ケンブリッジ近郊にて。御心にかなった準備ができますように。
 ロジャー&ジェイナム・ステーヴンズ師、ケンブリッジ。私達夫婦が二〇〇二〜六年に行なっていた在英邦人伝道を、現在はステーヴンズ師夫妻が担っています(今年五月に就任式を行った)。日本人カップルである私達ができなかったことを、イギリス人&韓国人カップルという特徴を生かして、ロック・バプテスト教会を基点に、ケンブリッジの兄弟姉妹と共に日本人伝道を進めています。◆一.ケンブリッジの日本人学生の数が減っているようです。主を求める日本人学生とよき出会いが与えられるように。二.ロック・バプテスト教会には日本人への働きを担うグループができました。このグループの兄弟姉妹とよい協力関係が築かれ伝道が進みますように。
ロンドンJCF定例祈祷会にて2  ハンスウエリ&ウェンディ・ゲルスタ師、スイス日本語教会(ウスター)。前任者である田辺正隆師より、今年七月に引き継ぎました。スイスOMFの働きを助けながら牧会伝道しています。◆一.御言葉の奉仕が祝され用いられるように。二.教会員それぞれの家庭に主の祝福が注がれるように。
 祈りの友の皆さまの忠実なとりなしに支えられて、各地の在外邦人伝道が進められますことを、心から主に感謝いたします。

【祈りの課題】
1. 10月3〜9日、新しいリーダーシップ・チームで最初のディアスポラ伝道部の会議および訓練会(シンガポール)に出席します。心を合わせて主の御心を聴き従えるように。
2. 10月22〜23日、在欧日本人宣教会主催のブリッジビルダー一泊修養会が奥多摩福音の家にて持たれます。帰国者と教会をつなぐ働きがさらに進みますように。


「メンバー紹介」
カンボジア 小川文子

日韓CGNTVの皆さんとチョー夫妻(前列左)宅にて。 ヌーンちゃんに福音を語る教会員ボン・ニー姉  皆様のお祈りに支えられ、二年目「半分語学、半分働き」の段階に入ることが出来ました。やはり働けるのは嬉しく、感謝です。そういうわけで住み慣れたプノンペンを離れ、九月から一〜三年の予定でニャックルアン教会開拓チームに加わりました。
 チームメンバーは現在七名。でも十月末からは五名になります。その顔ぶれはと言いますと‥‥。十月から一時帰国なので急いで引継ぎをしようとしているのはチョー夫妻。この教会を開拓し、八年間育て上げてきた韓国人ご夫妻です。メンバーが多く入れ替わる中で、西村信恵師とは一番長く六年間共に働き、本当に良い関係を築いて来られました。とても賢く許容範囲の広い方々です。
 その彼らに代わってチームリーダーになるので戦々恐々としているのはレベッカ師。シンガポール人で、経験豊かで気持ちのいい人です。
村の家で出張礼拝。家がつぶれそう? ラモッに乗って村へ  音楽家サイモンと舞踏家アンジェリンは、カンボジアで出会って結婚した英国人とオーストラリア育ちのマレーシア人。赤ちゃんも教会で大人気です。ユーモアがあり落ち着いた人たちです。ドリーナは歌と友達が好きなフィリピン人。教会の青年達と冗談を言い合ってすぐに打ち解ける賜物があります。
 このようにバランスがとれ成熟したチームメンバーに恵まれ、とても感謝しています。まずはチームの一致が守られ、神の国の始まる交わりとなりますように、なおお祈り頂ければ幸いです。皆様の上にも主のお守りを心より祈り、感謝しつつ。

ガス欠で車を押すニャックルアン・チーム 【祈りの課題】
1. 8月にイエス様を信じて、家の中にあった異教的なものを処分したヌーンちゃん(ニャックルアンの青年)の信仰の成長と、ご家族の救いのために。
2. ニャックルアン教会員で、み言葉を取り次ぐことの出来る人がもう数名与えられますように。以前は4名程いましたが神学校入学などで今は2名となり、宣教師や外部説教者に多く頼っています。


「いくつかの夏の出来事」
日本 菅家庄一郎、容子


アジア・フロンティア宣教大会(AFMC)にて。日本人参加者の皆さんと  八月二十三日より「第四十二回日本伝道の幻を語る会」において、アメリカで長く日本語教会の牧師をされている西郷純一先生、元尼僧でもあり医師としても幅広い経験と主にある苦難を乗り越えておられる藤井圭子先生、その他の先生方と共に奉仕させていただきました。横山基生師も帰国者を受け入れる働き(ブリッジビルダー)の大切さを語りました。日本全国から一千万人救霊の願いをもった方々が集められ、共に祈りを一つにすることができ、主に感謝しました。このような宣教のための超教派の協力や祈りがもっと必要ではないでしょうか。
 八月二十六日からはマレーシアへ行き、日本からの九名の参加者とカンボジアの今村裕三師と計十名の日本人でアジア・フロンティア宣教大会に参加してきました。獣医としてインドネシアの津波の大きな被害のあった地域で働いている方、母国で女性政治家として地方で信仰の戦いをしている方、企業などに先祖伝来の土地を奪われている少数民族の権利を守るために戦っている弁護士など、与えられた賜物と職業を生かして主のために働いている人々の証に大変感動しました。多くのクリスチャンにとって「宣教の最前線」とは必ずしも外国ではなく、自分の職場であることを再認識した集会でした。日本からの参加者の中には、バングラディシュに派遣されるM師がいました。医師という職業をもって海外に出て行く日本人キリスト者もいるのです!メッセージでは、ヨナ・ネヘミヤ・ルカの生涯を通して、「一度しかない人生を、主はあなたにどのように歩むことを望んでおられるか」というチャレンジを皆が受け、祈らされています。(庄一郎)
日本の大学で学ぶペアッさんと奥様のピエップさんにカンボジア料理をごちそうになりました!  次女の結が参加するキャンプに送っていくのに便乗し、二人の姉妹と共に奥多摩をハイキングしました。猛暑の日でしたが、多摩川に下りるとぐっと涼しくなり、川の水は驚くほど冷たく澄んでいました。主の創られた素晴らしい自然の中でそれぞれの証がほとばしり出ます。
 「ずっと皆さんにも祈って頂いていたのですが、今回帰省した際、私と子供が教会に行っていて、クリスチャンだということを言うことが出来たんです。祈りつつ機会を待っていたのですが、自然な形で言えて本当に感謝でした‥‥。皆が仏壇に手を合わしていた時私はお祈りしていたんですが、はっきりとイエス様の臨在を感じて、あぁ私はここに遣わされている、と知らされたんです。」 「最近私の母方の祖父がクリスチャンだったということを知って本当に驚いて‥‥。やっぱり私の救いの背後に、積まれていた祈りがあったのだと気づかされたの。」姉妹との交わりの間、私の心には詩篇十六篇三節が響いてきました。「地にある聖徒たちには威厳があり、私の喜びはすべて、彼らの中にあります。」 谷を見下ろす山の上に来たとき、爽やかな風に吹かれ、しばしの沈黙。そして共に主を崇め、それぞれの家族の救い、キャンプのことも覚えて祈り合いました。
 また、以前紹介しましたカンボジア人家族に招かれ、懐かしいカンボジア料理をご馳走になる機会もありました。色々話すうちに、ご主人のペァッさんの実家は、西村師とかつてニャックルアン教会で共に働いたハーシー師ご一家のもと家主さんであることが分かりびっくり!近く彼らは市川駅の近くに引っ越す予定です。そしたら教会にも是非来たいと言っておられます。このご一家の救いの為にお祈り下さい。皆様のお祈りを心から感謝して。(容子)

【祈りの課題】
1. 佐味師と菅家師夫妻には、宣教に関心のある方からの連絡が届きます。それぞれの方を主がどのように導いておられるのか知り、ふさわしいアドバイスを与えることができますように。
2. 10月31日庄一郎師は、JECA自由が丘キリスト教会・宣教大会で奉仕します。聖霊の導きに従って語るべき言葉を語ることができますように。

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