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2009年12月号  page1  page2


「収穫の秋」
日本 佐味湖幸

大田先生ご夫妻と 十月、奈良県生駒山の秋は美しかった。紅葉にはまだ早かったですが、秋の香りがあちらこちらにいっぱいでした。
この山の中腹にある関西聖書学院(KBI)に一泊でお邪魔して、宣教師訓練コースの方と一コマの授業(OMF紹介)をし、その後、教職者コース三年生の方々も一緒に、もう一コマの授業。「同労者との協働」と言うテーマについて、考え話し合い、私の宣教地での経験を語らせていただきました。また、夜には祈祷会で皆さんとともに礼拝をささげ、宣教のチャレンジのメッセージをさせていただき、OMFの宣教師たちのために祈っていただきました。翌日は大田校長先生の宣教学、アジアアウトリーチの吉田先生の宣教の授業を聴講させていただきました。
献身をし、訓練を受けて、これから宣教の場に遣わされて行こうとしている神学生たちとの交わりは楽しく、神様がどのように一人一人を導いておられるかを伺うことは、とてもわくわくします。みことばをしっかり学ぶこととともに、広い視野をもった献身者になってほしいという大田先生の姿勢と言葉に心から「アーメン!」
「目をあげて畑を見なさい」と言われた主は、いつも神様の畑である世界を見るように、そして、その畑の収穫のために働き手が送られるように祈りなさいと、私たちにチャレンジされます。
最近、短期宣教プログラムについて、また宣教視察旅行についての問い合わせが来るようになりました。短期でも、この魂の収穫の働きのお手伝いをしに行く人はいませんか?

【祈りの課題】
1. 日本から、さらに訓練された献身者たちが世界の畑に遣わされて行くように。
2. 12月14〜16日、市川でモービライゼーションと短期宣教プログラム担当者のコンピューター・プログラムの研修会があります。国際本部からモービライゼーションのディレクター、フラー師が来られ、台湾、韓国からも担当者が集まり、日本からは菅家総主事と私が参加します。よい研修と交わりの時となるように。


「FCCって?」
カンボジア 今村裕三、ひとみ

四角で囲んである場所にFCC加盟教会があります。丸印は開拓中の場所 十月は、二人の方がカンボジアを訪問して下さり、いろいろな発見がありました。Uさんの質問で耳の不自由な方の小中学校が、カンボジア国内で約五校あり、就労も支援されている事を知る事ができました。
W先生は、ポル・ポト時代の経験を聴きたいと言われました。私は今まで、積極的に尋ねた事はありませんでした。それは被害者の場合はともかく、もし「殺した」と告白されたら‥‥それを一緒に担う勇気がなかったからです。しかし、機会が与えられて、ある方の経験を伺う事ができました。その方は当時二十歳前後で苦労された事の他に、病院で働き、ろくに知識もないのに患者に注射をしたということでした。また「ポル・ポト時代の後にクリスチャンになったのは、私にとって神さまの恵みだった。そうでなければ私は生き抜けなかった」と正直に話してくれました。少しその方の心の奥底を知ることができ感謝でした。
またお二人と一緒に教会員の訪問もできました。カンボジア人にとっても「海の向こうの会ったこともない日本人が、自分たちのために祈ってくれていた!」と驚き喜び、私も恵まれ感謝でした。(ひとみ)
早いもので第二期の働きに入って一年が経ちました。これまでのお祈りと献金を感謝します。主な奉仕先であるカンボジア教会交友会(FCC)の全体像を紹介させていただきたいと思います。現在、加盟している教会は十二の群れ。カンボジア全土に散らばっています(地図参照)。その内、独立しているのは四つの教会。OMFの開拓教会以外の教会も加盟しています。私たちは、FCC加盟教会の(一)牧師・リーダーの訓練と励まし、(二)教会訪問、特に地方教会への励まし、(三)牧師夫人、女性リーダーへの励ましを三本柱にしています。このFCCは、OMFの組織ではなく、超教派の教会の交わりですので、カンボジア人のリーダーたちがさらに成長し、カンボジア国内外の宣教を共に担っていけるようにと願っています。来年は、今年培った信頼関係をさらに深め、カンボジアの文化を理解しつつ、カンボジア人のための福音・教会形成ができるように後方支援をしていきたいと願います。
十月下旬、日本皮膚科学会(西部支部)に招待され、「カンボジアでの皮膚科教育」について発表の機会を与えていただきました。学会に参加する前に母教会で御言葉を通して交わりが与えられて感謝でした。両親や姉家族とも交わりが与えられました。お祈りを感謝します。(裕三)

【祈りの課題】
1. 今月、各地の教会で持たれるクリスマス集会で、主イエス様のご降誕のお祝いを心からすることができますように。また、家族・地域の人たちに福音を知らせるよい機会ともなりますように。
2. クラチェ教会は5組の若い夫婦が集っています。クリスチャンの家族のあり方を学ぶ機会を求めています。神様の備えがありますように。


「新たな旅の始まり」
派遣準備中 坂本朋子

派遣壮行会にて。同じ教団の姉妹たちと いつも皆様のお祈りを心から感謝します。十月二十五日に派遣壮行会も祝福のうちに行われ、明後日の二十七日には国際本部でのオリエンテーションに参加するため、シンガポールへ出発しました。無事到着し、二十九日からオリエンテーションが始まりました。慌ただしいスケジュールの中、あまり休む間もなく出発しましたが、心身ともに今のところ良いコンディションを保っています。
派遣式の前には菅家師が両親に会ってくださったり、普段なかなか教会に来る機会のない妹も派遣式に参加してくれたりと、神様が私の家族のことも取り扱ってくださっているのを感じました。別れは悲しいですが、当日派遣式に来てくださった皆さんと交わりを持つ中で、一人ひとりの祈りと愛に感謝せずにはいられませんでした。
出発の前日は台風でしたが、翌日には晴れて成田に向かうバスから富士山が美しくくっきりと見えました。ちぎれ雲が一面に広がる美しい空を見上げながら、御使いたちと共に天のお父様が全てを守ってくださっているのを感じました。
OMFの国際本部はあいにく工事中なので、私たちは近隣のYMCAに宿泊し、ほとんどのセッションもそこで行われています。参加者は四十名(子供を含めると六十名)で、ほとんどがアメリカとイギリスからの参加者ですが、その中にはアジア系の人たちや、外国人と結婚している日本人女性も二名いますので、全体をみるとアジア人が約三分の一となります。私のルームメイトはインドネシア人です。まだオリエンテーションは始まったばかりですが、国際的なチームの中で働くことの現実を、宣教地に行く前に既に体験しているような場面が多くあります。英語が母語である者とそうでないもの同士のコミュニケーション、そこで起こる誤解、考え方や習慣の違い、家族と独身者の違いなど、挙げればきりがありません。オリエンテーションの初日に、国際本部人事の責任者スティーブ・グリフィス師が語っていたことが心に残りました。イエス様がヨハネ十七・二十三で語ったように、神がこの世を愛しキリストを遣わされたことをこの世が知るために、キリスト者は一致を保たなければならないこと、キリスト者の一致そのものが福音伝道であること、しかしながら宣教における最大のチャレンジは、同僚たちとの人間関係であるという現実。お互いの違いを認めつつ、一つの心で神様の栄光のために共に仕えていけるようにと祈らされています。十一月二十一日には皆様のお祈りと共にタイに入国します。

【祈りの課題】
1. タイでの生活に慣れ、落ち着いてタイ語の学びに取り組むことができるようにお祈りください。タイ語の先生、同僚、特に同じ家に住むスーザンさん(イギリス人)との関係が祝されますように。
2. 今年最後の授業は12月19日で終了します。クリスマスの期間中、地域教会と協力して行われる集会やイベントにも参加します。一つ一つの集まりを主が祝福しロッブリーの人々に福音が届けられますように。


「長くやっていてよかった」
日本 木下理恵子


ある日突然台湾から届いたメール。「覚えていますか?私は高雄の教会の素鳳です。一度祈祷会の後で、先生と雅蛍と三人で海外宣教のために祈ったのですが、覚えていますか?本当にずっとずっと前の事だから、覚えていなくて当然だけど。あの後、私は神学校に行って、教会奉仕をして、今は母校の神学校に戻って下層階級宣教部を担当しています。そこでOMFのテラ先生に出会い、先生のメールアドレスを教えてもらいました。神様のなさる事は不思議ですね。
あの時、宣教の種を撒いて下さってどうもありがとうございました。私は直接宣教師になって海外に行くことは無かったけれど、ずっと直接的にも間接的にも海外宣教に関わってきました。」
考えてみれば十八年前、たった一年だけいた教会の青年会の姉妹でした。そう言えばあの教会で、祈祷会の後、何度か海外宣教のために一緒に祈ったことがありました。その小さな種が、こんなに堅実な実を結んでいたとは。主の奉仕、長くやっていてよかった。
今集っている教会が、以前私の救いの証しでトラクトを作り、配布して下さいました。そのトラクトを見て、なんと一人のホームレスの人が教会に来ました。教会がとてもよくフォロアップして下さり、生活保護も下り、教会のまん前に部屋を借りて、教会生活を続けています。昨日その方が「今日、なんの日か知っている?丁度半年前に初めて教会に来たんだ。あれから本当に変わった。今こうやってきれいな服着てこういう生活できて、教会でも奉仕させてもらって。本当に神様と教会には足向けて寝られないよ。」この兄弟、毎週洗礼準備会に出席し、受洗を楽しみしておられます。
神様の奉仕、以前やったことも、全く何の関係も無いように見えるところでさえ、主はご自由に用いることがお出来になり、必要な時にそれを知らせて下さり、本当に感謝です。長くやっていてよかった‥‥。
山形県の楯岡教会、山形教会、山形ローア教会も訪問させて頂きました。山形の教会は何とも言えず温かいです。ローア教会の先生は今、ローア者聖書の製作の分かち合いで、世界中で用いられています。「長くやっていて良かった」とそれぞれの教会が喜べますように。ここまで宣教のための皆様の共なるお祈り、ご支援をどうもありがとうございます。
皆様それぞれの教会でのクリスマス行事が主の祝福に満ちたものとなります様に。中国語集会のクリスマス集会は十二月十二日です。そのためにもお祈り頂けると感謝です。

【祈りの課題】
1. 中国語集会に来ているカンボジア系のA姉妹は、洗礼準備会にはずっと出席していますが、洗礼はまだと言う考えもあります。姉妹がはっきり洗礼の決意ができ、受洗できるように。元ホームレスの兄弟も喜びと祝福の受洗となるように。
2. 中国語集会のクリスマス集会は12月12日です。多くの中国系アジア人が集って下さるように。イエス様を救い主として受け入れる人が起こされるように。


「レインボー幼稚園スタート」
カンボジア  西村信恵

開園式 幼稚園その1 ニャックルアン教会の幼稚園のためにお祈りいただき、ありがとうございます。十月第三週に、スタートいたしました。幼稚園の名前はレインボー(虹)幼稚園です。二十八日には開園式がありました。前の日の夜は大雨でどうなるかと思っていたそうですが、当日は晴れて、教会員の皆が助け合って、いろいろな面で開園式を盛り上げたという報告を聞きました。現在園児の数は十六名。これから増えていきそうです。

幼稚園その2 幼稚園その3 私は、健康回復のため香港にある小さな島で休養させていただいています。一日良いと思ったら次の日はダウンで一進一退の状態ですが、ゆっくりペースで回復させていただいています。心身ともにここでしっかり回復できるようにお祈りください。幼稚園の様子が分かればと思い、写真をいくつか載せてみました。引き続き、お祈りに覚えていただければと思います。今月は短い報告ですみません。皆様のお祈りを心から感謝いたします。

【祈りの課題】
1. 幼稚園児達のご両親を招いてのクリスマスがあります。福音が両親たちに伝えられるように、レインボー幼稚園が福音を伝える橋として用いられ、子供達も祝福されますようにお祈りください。
2. 健康の回復のためにお祈りください。


「ブリッジビルダー一泊修養会」
日本 ディアスポラ伝道 横山好江

奥多摩福音の家で秋の景色を堪能しました 二〇〇九年最後の月を迎え、祈りの友の皆さんも、スケジュール満載の日々が控えているのではないでしょうか。その中にあって、変わらぬ主、宣教の主に、祈りを捧げ続けて下さることを心から感謝します。
十月二三〜二四日に行われたブリッジビルダー一泊修養会(在欧日本人宣教会主催)は、二七名の参加者が与えられ、主からブリッジビルダー=橋渡し役の任を委ねられた者として、良き整えをいただきました。お祈りいただき、ありがとうございました。神と人の橋渡し役を担って下さったイエス様に倣い、まだ福音に与っていない方々をイエス様にお連れするブリッジビルダー。バンクーバーで受洗され、この一泊修養会のつい数日前に帰国したばかりの若い姉妹が、インターネットを通してこの修養会のことを知り、参加して下さいました。姉妹のうちに溢れる主の初めの愛が、こちらにも流れてきました。「私はイエス様と出会うためにカナダに行った」と目を輝かせて語る姉妹。主は、世界各地で在外邦人を救おうとしておられます。現地のクリスチャンを、日本人であっても現地の方であっても、はたまた別の国から来たクリスチャンであっても、主は用い、その魂に届こうとしておられます。(イギリス留学時に、同級生のタイ人クリスチャンに導かれた日本人青年を知っています)。そのようなブリッジビルダー。帰国した日本人クリスチャン・求道者を、日本各地のキリストの体につなげるブリッジビルダー。帰国クリスチャンが、帰国後もイエス様を主とする歩みを生き生きと続け、そして友人・家族へのブリッジビルダーとなっていきます。後から帰国してくる方々のブリッジビルダーとなっていきます。
立てられた三人の講師が、それぞれ違う角度から御言葉を取り次ぎ、具体例をもって教えてくださいました。横山基生師(在欧日本人宣教会主事、東京新生教会牧師)は、ブリッジビルダー=橋渡し役について、その心得について、広く語って下さいました。横田栄師(元在欧日本人宣教会短期協力宣教師として英国ケンブリッジで二年間奉仕、南浦和バプテスト教会牧師)は、バルナバの橋渡し役としての生き様を取り次いでくださいました。岡田直丈師(ブリュッセル日本語プロテスタント教会牧師、日本キリスト教団海外派遣宣教師)は、ブリュッセル日本語プロテスタント教会の働きを通して、宣教の主の素晴らしさを語って下さいました(今年春には青年二名が受洗)。
海外経験がない兄姉も参加して下さったのは大きな恵みでした。与えられた持ち場立場で、橋渡し役として神と人に仕える、教会に仕える、帰国者に仕える。主に示されたことを胸に、それぞれの場へ遣わされていきました。

【祈りの課題】
1. 12月5日、オークランド(ニュージーランド)で予定されているセミナーで黒田摂さんと共に奉仕します。邦人伝道および帰国者準備・帰国後のフォロアップなどについてお話しします。現地のクリスチャン(日本人がほとんどの予定)と共に在外邦人伝道の働きを進めていくことができるよう、お祈り下さい。
2. 12月6日、オークランド日本人キリスト教会で礼拝説教奉仕の予定です。御心にかなった御言葉の取次ができ、ニュージランド在住の方々と日本語で主を賛美し、礼拝できますようお祈り下さい。

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