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2007年7月号  page1  page2


「新しい地へ向かって」
カンボジア プノンペン 菅家庄一郎、容子

新しい働きのためお祈りください!!  過去十年以上にわたってカンボジア宣教・大学生伝道の働きのため、祈り支援し続けてくださり本当にありがとうございます。多くの学生に福音が伝えられ、はっきりと主を受け入れた学生も起こされたことを主に感謝しています。学生達が御言葉に取り扱われ、変えられていくのを見せていただいたことは何よりの喜びでした。突然の知らせになるかもしれませんが、今回は、私たちがどのようにOMF日本委員会総主事の働きに導かれたかということをお証しさせていただきたいと思います。 
 私達は、二〇〇三年ごろから、将来OMF日本委員会の総主事になってくれないかという打診がありました。しかし、私達にとっては、カンボジアに慣れてやっとこれから本格的な働きができると考えておりましたので、お断りしました。しかし、二〇〇四年の帰国中に、今度は二〇〇四年からではなく、二〇〇八年四月より日本に戻りOMF日本委員会の総主事になれないか、という話がありました。私たちはこの申し出を真剣に受け止め、祈り、考え、派遣教会である名古屋一麦教会の松原先生および役員会とも何度もやりとりをし、承認していただきました。
 この約十一年間、私たちは、日本人が国際的な宣教団体で、英語と現地の言葉を用いながら宣教活動をすることがどのようなものであるかを、身をもって体験しました。私たちがカンボジアに到着した一九九五年は、OMFが本格的に働きを始めたばかりで、私たちも含め、すべてのOMF宣教師が手探り状態で活動していました。教会開拓、大学で英語を教えること、大学生伝道、そればかりでなく、OMFカンボジア全体の責任を任される経験も与えられました。それら様々な経験から多くのことを学びました。その中、私たちを取り扱い、導き、なおも用いてくださる主の御真実、忍耐と励ましを味わってきました。このような経験を用いて、日本の若い世代を宣教の働きのため励まし助けていく働き、現在宣教地で働いておられる宣教師のサポート、日本の教会が海外宣教に目が開かれるように励ましていくこと、そのような働きを担うOMF日本委員会の総主事の働きに、主が導いておられると思うようになりました。
 二〇〇七年七月から二〇〇八年三月までは、シンガポールのディサイプルシップ・トレーニングセンター(Discipleship Training Centre)に住みながら、学びと総主事になるための研修をいただき、二〇〇八年四月より、OMF日本委員会・総主事としての働きを、横山基生・好江先生御夫妻から引き継いでいく予定になっております。シンガポールでの学びと訓練の期間が祝されるように、子供たちの教育(日本人学校に通います。)のためにお祈りくださるようにお願いします。また、OMF大学生伝道チームのグーグリルメティス夫妻、マークさん、アラスターさん、語学研修中のパサン師一家が主にある一致のもとに大学生伝道をすすめていくことができるようにお祈りください。(庄一郎、容子)

【祈りの課題】
1.菅家師ご一家は6月29日に、シンガポールのディサイプルシップ・トレーニング・センターに引越しをされました。シンガポールでの9ヶ月の学びと訓練が祝され、総主事になるためのよい準備期間となりますように。
2.OMFの学生伝道チームの働きのためにお祈りください。主にある一致をもって学生達に仕えていくことができますように。卒業生会が定期的に集まりを開始することができるように、スリエンくん、ソンホンくん、チャンターさん、チュンナーさんというノンクリスチャンの大学生が救いに導かれるようにお祈りください。


「チーム」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

ミェン語聖書翻訳チームの要、グエイフォン長老とバージェス師と共に  ギリギリ間に合いました。関東巡回を終え仙台に発つ直前の五月三日、ミェン語聖書翻訳チェックで問題になっていた箇所に関する回答を全てバージェス師に提出することができました。
 カナダのOMFから派遣されたバージェス師はミェン族の村に約三十年住み、協力者グエイフォン長老と共に新約聖書を全改訳、旧約聖書を新規翻訳しました。
 翻訳の工程は、多数の英訳聖書、タイ語訳、中国語訳からミェン語に訳し、第一次原稿を校正者に送ります。校正者はタイ国内各方言地域とアメリカのミェン族教会に十人程いて、ミェン語の方言差に関して最大公約数の共通語を決めます。その他にミェン語を話す宣教師で校正を担っている者が数名います。校正者からの訂正箇所をバージェス師とグエイフォン長老が検討して第二次原稿を作り、それを世界聖書協会(UBS)のコンサルタントが原語に照らして調べます。コンサルタントはミェン語が分からないので、バージェス師の作った逆翻訳を使ってチェックします。逆翻訳とはミェン語の語順を反映した逐語訳英語版です。
 この大きなチームワークの中で私の役割はほんの一部分。バージェス師からの釈義上の質問に答えてヘブル語、ギリシャ語に基づくミェン語訳を提案することでした。私の手に負えない問題は日本におられる旧約学専門の先生方にメールで助けていただきました。感謝します。
 チームワークです。みんなで仕えることが神様の働きにふさわしいことです。「私はタイに行けませんが、巡回する帰国宣教師の足になり、タイ宣教に参加したい」とある牧師先生は言ってくださいました。そして車でいろいろな所への送迎をしてくださいました。こういう方々の尊いご奉仕によって遠い国にいる人々に神様のことばが届きます。全六十六巻のミェン語聖書は五月七日タイプ組み工程へ進みました。(達朗)
 七月から第四期が始まります。今期は(1)識字教育によるミェン語聖書通読運動の促進、(2)各地の教会でリーダー訓練会開催、(3)讃美歌の歌唱の向上と礼拝の充実を助ける働きが中心。チームに入りませんか?(たまみ)

【祈りの課題】
1.8月後半、10日間のリーダー訓練会があります。それ以前に達朗師の気管支喘息が癒されますように。また講義準備を7月中に終えることができるようにお祈りを。
2.8月6日〜20日北海道聖書学院の海外研修チームが訪タイします。準備を7月中に良く整えることができますように。担当のたまみ師のためにお祈りを。


「宣教師を送り出す。送り出されている宣教師を支える」
日本 佐味湖幸

 五月は、今年の末から宣教地に送り出されようとしている姉妹を大阪のOMF祈祷会にお迎えし、証を伺いました。姉妹にとって初めてのデピュテーション。牧師家庭に育ち、小さい頃から神様にお仕えしたい、宣教師になりたいという志が与えられていた。しかし、仕事が面白くなり、神様の御心や神様の前にした自分の決心に迷いを感じた時期があったことなど「いや〜、私に似ているわ(私の場合、片方の親だけがクリスチャンでしたが)」と、思いながら、ここまで姉妹を導いて下さった神様を崇めつつ、また、自分の初めてのデピュテーションを思い出しながら、聞いていました。同じ独身女性として、これから立ち向かわなければならないであろう様々な苦労を思い、また、特に直接宣教の難しい地での働きにおける孤独や困難を思い、これから本当に祈って支えていこうと、決心させられました。最近、少人数になり、ちょっと寂しい感じになっていたこの大阪祈祷会ですが、久しぶりに多くの方が出席してくださり、熱のこもった祈りが捧げられた事も、感謝でした。
 さて、もう一つのOMF宣教祈祷会が、近江福音自由教会に於いて京都福音自由教会との共催でもたれました。この二つの教会はどちらも今村宣教師夫妻にゆかりの深い教会です。ひとみ師のご家族を始め、お二人をよく知っておられる方々がそれぞれの教会から集まり、横山総主事からのOMFについての説明や宣教のチャレンジ、カンボジア訪問の報告に熱心に耳を傾け、質問をされました。この祈祷会の後、両教会の宣教担当者と近江福音自由教会の浜岡先生、横山総主事夫妻と私とで、今年末に一期目の働きを終えて一時帰国される今村師夫妻の日本滞在中のことについて話し合いのときがもたれました。如何にお二人に十分な休息と必要な学びを取っていただく事が出来るか、どこに住んでいただくのがよいか、など親身になって考え、祈り、備えようとして下さっている教会の姿勢に心打たれました。
 主の大宣教命令に従って出て行こうとする新しい宣教師、また、宣教師とともに歩もうとする方々の存在に励まされ、このような方々がもっと起こされるようにと願わされた月でした。

【祈りの課題】
1.7月、8月は外出が多くあります。四国巡回(6月30日から7月8日)、マレーシアでのOMF日本人宣教師リトリート(7月18日から28日)、インドネシアでの宣教大会(8月23日から30日)健康が支えられ、実り多い時となるように。
2.宣教師が各々の派遣教会や支援会、また各OMF祈祷会とよいコミュニケーションをとり、重荷をともに担って、宣教の業がさらに先進していくように。


「自立した教会に向かって」
カンボジア・クロチェ  今村裕三、ひとみ

 五月号で祈っていただいた教会学校がついに始まりました。土曜日の祈祷会に行くと、明日から教会学校をすると教会員が言っています。あれ!あと一人の奉仕者が与えられたのだろうか?と思い、祈りの内に翌日行ってみると、会堂に座っている半分が子どもたちでした。しかし、まだこれからといった感じです。礼拝一時間前に始めると聞いていたので、教会員に聞いてみると、バイクで往復して連れてきたので時間がかかったと言います。礼拝中、少しザワザワとしましたが、子どもたちは礼拝の最後のほうで、一階に移動し、教会学校を始めました。一時間以上待っていたので、どうだったかなと思いましたが、とても面白かった!また、来る!という子どもたち続出で感謝でした。メカラー姉とソンバット姉がこれからも続けて奉仕にあたることができますように。そして、子どもたちがイエス様のことをよく理解でき、救いへと導かれますようにお祈り下さい。(裕三)
 あと数ヶ月で第一期目(四年間)の奉仕の区切りの時を迎えようとしています。昨年初め、クラチェで長年奉仕をしていたK師から「クラチェに住む最後の宣教師になって欲しい」と依頼されました。その役割は「励ますことが主体で、自分で新しいことを始めたりしないで、カンボジア人自身が主体的にやり始めるまで待って欲しい。」ということでした。宣教師がクラチェから引き揚げる方針は、長年この地で奉仕してきた宣教師達が何回も話し合い、祈りを積み決められたことでした。
 先月、米国に一時帰国中のK 師が「本当に宣教師が全員引き揚げて良いのか?」とたずねてきました。現在の教会の現状を見ると、表面的には礼拝出席者の減少、教会員同士の不和、クラチェの他の教会・団体との関係など問題は多々あります。
 私はクラチェに来た当初「本当にこの教会は自立できるのか?」と感じました。殆どの教会員が困難なところを通らされ、何名かは教会を離れていきました。二名は病気で天の御国へ帰りました。その困難に共に揺らされ、時間と事件を共有する中で分かったことは「彼らは自分たちで神に助けを求め、困難を乗り越える力を持っている。」ことでした。
 K師を始めクラチェの教会員も宣教師がいなくなることに対して不安を感じて揺らされています。私も揺らされています。宣教師が残ることによって励ましや助言、訓練を受けるなど益になることもあります。しかし、反対に教会員が神様よりも宣教師の力を求めやすくなる傾向を否めません。
 この時期に、宣教師と教会が神様の栄光を現すために今後の働きについて良い選択をすることが出来、神の働きの邪魔をすることのないように、またクラチェ教会の真の自立のためにお祈り下さい。(ひとみ)

【祈りの課題】
1.教会学校の再開に感謝。先生(メカラー姉とソンバット姉)や子どもたちが祝福されますように。クラチェ教会がこれからも神様が導き、宣教師の関わり方について、知恵が与えられますように。
2.クラチェ教会の教会員のために。様々な困難のなかで信仰が守られますように。特に、物質的な貧しさや家庭の不和から来る問題が多くあり、それらを通して主の恵み、主の導きを体験できますように。


「恵みの日々と近況」
北タイ・チェンマイ 邦人伝道 野尻孝篤師・明子師

杉岡宣教師御夫妻のお宅で  最近ニュースの原稿は、スペースの関係上、夫が主に書いて来ましたが今回は私が近況をと願っています。
 少し前のこととなりますが、今年の受難週・イースターは、暑さの真っ最中、数々の恵みを頂きました。
 先ず第一にはバッハの「マタイ受難曲」のDVDをお借り出来、全曲を日本語字幕で初めて聴くことが出来たことです。大変感動しました。オランダのコンサートからの日本語訳でした。音楽にというより言葉の意味に感銘致しました。
 次は、タイ語によるミュージカル。パヤップ大のキリスト教演劇学院のメンバーと二名のTVスターが加わり、迫力のある現代劇で、ジーンズ姿のイエス様が、槍でなくピストルで打たれるといったもの。同行の日本人の方には、出来事の展開とセリフの二つの説明が必要でした。
十字架の道行きの一場面  三つ目は、イースター礼拝の午後、会堂で「パッション」の映画を上映しました。これも日本語字幕のDVDを持参した方がおられたので可能となったのでした。「ただ涙、涙でした」と、一姉妹の言葉でした。
 四つ目は、バンコクで御奉仕しておられる近畿福音ルーテル杉岡宣教師を礼拝にお迎えし聖書人形作家の広子夫人によるミニチュア人形の「十字架の道行き」十五場面の、教会での思いがけない展示でした。ライトに照らされた静かな人形の姿の一つ一つに、主の御苦しみ、マリアの悲しみ、人間の罪深さがひしひしと伝わって来ました。そして、光の差し込む空の墓‥‥。主の御復活を心から賛美し、感謝したことでした。
 先週は、小・中学時代をタイで過ごした長男が十八年ぶりでバンコクに来、私達も上京して再会を喜びました。が、バンコクの喧騒には閉口でした。杉岡宣教師宅に宿泊が許され、楽しいお交わり感謝でした。(明子)

【祈りの課題】
1.長く求道しているご高齢のT氏ご夫妻、Y氏方の救いのために。最近、教会に来られている若い姉妹達の救いのために。
2.コンサートの後、教会に導かれる新しい方々が起こされますように。

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